教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

平和教育の場「ヒロシマ」

2005-11-24 09:02:56 | 学習プログラム
TBS(2005年11月23日)で
文化庁芸術祭参加作品が再放送
されていた。

戦後60年特別企画で
「“ヒロシマ”・・・あの時原爆投下は
止められた・・・今明らかになる悲劇の
真実」というもの。

開発・投下・撮影をすべて行った
唯一のアメリカ人博士が
60年後初めてヒロシマを訪れ、
被爆者2人とディスカッションする
場面を見ることができた。

博士は、戦争中はみんなが罪人で、
民間人かどうかは問題ではない
ということをはっきり語っていた。

すごい作品だなと思った。

そして、私は謝る必要がないとも
断言した。

パールハーバーで私も友人を失った。

原子爆弾で命を失うのも
そうでない攻撃で命を失うのも
同じなんだ。

ヒロシマだけ特別ではない、
これが戦争というものだという
趣旨のことを語っていた。

被爆された方々は、
なぜ私たちの痛みを理解してくれないのか
くやしいと語っていた。

戦争はまだ続いている。
世界の常識と
日本の常識との
対話が平行線をたどっているからだ。

戦争解決のために
創造的な仕事がまだまだ残されていると思った。

平和教育のポイントは
平和を維持すること
戦争解決の方法を考えること
そして何より
日常に戦争と平和の両方の種が
あることを知り
平和の花を咲かせる創造的
仕事を開発することである。

“ヒロシマ”“ナガサキ”は
その象徴であるはずである。

最新の画像もっと見る