教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

中等教育と高等教育の役割

2006-03-24 07:23:16 | グローバリゼーション
◆「琉球新報」(2006年3月15日)によると、沖縄科学技術大学院大学が開学の遅延をめぐって、ノーベル賞受賞らで構成するオード・オブ・ガバナーズの協力を得られない可能性があるという。もし協力が得られないと世界最高水準という目標が達成されず、研究者が集まらないことになるという。

◆1990年代の大学改革が、制度的には一段落し、質を高める動きに転じているという。つまり教育重視から研究重視に大学が変化している。自然科学系に力をいれているのである。これはスーパーソフトパワーを生み出さなければならない日本の地政学上の喫緊の課題でもある。

◆しかし補助金や予算の資金調達が思わしくない。資金調達は、外部から、政府から、人員削減などの方法が取られているが、もう1つある。それは英語や第二外国語や基礎的な科目は一切大学ではやらず、中等教育機関で教えるという方向に舵をとることだ。

◆中等教育機関で生徒たちが幅広く学ぶ。ゆとりがないようだが、今の科目だけでは選択肢が少なすぎるので、生徒が興味がどうしてもわかない。選択肢を広げることによって学びのモチベーションもあがるはずだ。

最新の画像もっと見る