教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

AERA(08.12.15)が暴くもの

2008-12-09 07:11:55 | グローバリゼーション
☆今週のAERA(08.12.15)はおもしろい。変化をつかんでいる。いくつかのタイトルとその意味をシンプルに列挙してみる。

1)表紙:神童騎手の三浦皇成さん(18歳)→若者バッシングの終焉
2)ネット企業の大逆襲→クリエイティブ・クラスの勃興
3)GM米国自動車100年の夢消える→知識基盤産業への最終転換
4)「価値ある大学」就職で選ぶ 文系編→偏差値ピラミッドの崩壊
5)「学校」を捨てた親と子どもたちの幸福度→幸せこそ教育の目標
6)タイ動乱、スラムからミャンマー人まで動員した資金源→アジアの変貌
7)公務員改革 官僚は「反対意見」をもみ消した→官僚主義のサバイブ
8)浅田真央の敵はキム・ヨナでなく採点方法→基準の正当性・信頼性検証

☆こうしてみると、大きなうねりがある。金融危機や不況は、クリステンセン教授が言う、破壊的イノベーションが起こっていると見るべきなのだろうか。しかし、そんななかで生き伸びる日本の官僚主義・・・。



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1 コメント

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Unknown (とおりすがり)
2008-12-16 05:31:13
クリステンセンの「破壊的イノベーション」ですが、痛みを伴う変化ないし改革のような意味で使用されているのであれば、誤用です。

破壊的イノベーションとは、技術進歩が顧客のニーズを置き去りにして進みすぎた結果、枯れた技術を使った安価な製品に顧客が流れてしまい、技術開発の最先端を走っていた側が結果的に淘汰されてしまうことです。

例としては、3Dを駆使した最新ゲームよりも昔のファミコン時代の復刻版のような単純なゲームの方が広く受け入れられるとか、そのような話です。

論旨には影響ないと思いますが、たまたま私が経営学を専攻していて気になりましたので。
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