教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

理系高3の数学力に期待?

2008-01-30 09:20:18 | 文化・芸術
理系高3の数学力、30年前よりアップ(読売新聞) - goo ニュースによると、

子どもの理数離れが懸念されているなか、理系高校生の数学力はおよそ30年前よりも上がっていることが、東京理科大学数学教育研究所が1万人を対象に行った学力調査で判明した。

☆まずはよかった。

理科大への進学者が多い高校580校から任意に選び、調査協力を呼びかけた。2005年から3年間実施し、31都道府県からのべ146校が参加。「数学3」と「数学C」を履修している高校3年生に問題を出した。問題のうち約30問を国際教育到達度評価学会(IEA)が理系高校生に行った1980年度の国際数学教育調査(SIMS)と同一の問題にし、比較した。

☆この結果がよかったということだが、受験勉強をするようになったということではないのかな?


ただ、3年間の成績を比較すると、平均正答率は徐々に下がり、特に、図形など記述式で証明を求める問題の成績低下が著しかった。

☆やはり、数学の概念ではなく、受験勉強をするようになったということの顕れににすぎんのでは?

昨年12月に発表された経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(06年実施)の結果では、日本の15歳の「数学的応用力」が03年の6位から10位に転落。文部科学省が来年度からの新学習指導要領で理数系の強化対策を打ち出していた。

☆SIMSとPISAでは、問題構造が違うのでは?違う条件で測って、結果を比べるというのは理数系の発想ではないのでは?

☆受験勉強より、ちくま文芸文庫で出版されている、「幾何学基礎論」D・ヒルベルト著、「位相のこころ」森毅著、「不完全性定理」野崎昭弘著、「ブルバキ数学史」の読書会をするとよいのに。私自身はついていけないが。無責任な論かもしれない・・・。


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