みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

2021年9月第3週チャート

2021-09-19 | 注目投資対象・株価の推移
金曜は米金利上昇で株安という嫌な展開で、
更にクロス円の動きもどうも宜しくない。

中国では恒大というまるでかつてのLTCMのような
傲慢で欺瞞的な名称の企業が崩壊の危機にある。

LTCMは欧米各国が必死で後始末したが、
恒大が真の危機に陥ったら中共しか支え手はいないだろう。
もし中国が巨大な不動産バブルに呑み込まれていたら万事休すだ。
(そして賢明な多くの者が認める通り、その可能性は決して低くない)

依然としてストックはバフェット指数から見て日米ともバブルであり、
特にNYの方は異常な水準であることを瞬時も忘れてはならない。


ドルは何とか切り返したように見えるが。。


ユーロは対ドルで下落中、矢張りレンジ圏入りか


ポンドが非常に嫌な形、豪ドルと違ってショートの買い戻し圧力が乏しい


(以上のチャートはZAI)

凄いことになってきた9107、ここらで調整があっても不思議ではない


2038は再びの高値を窺う、3635よりモメンタムは強そう


(以上のチャートはYahoo)
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『週刊エコノミスト』9月21日号 - 物価も債券もマネーサプライも90年前と真逆、インフレこそ要警戒

2021-09-17 | 『週刊エコノミスト』より
今週の週刊エコノミストのマンション特集はなかなか良い。
長嶋修氏が早くから指摘していたが、脱首都圏の動きが起きていないこと、
大都市部の中古マンション相場は寧ろ高騰していること。
確実に来るであろう大震災リスクを織り込んでいない相場は信用に値しない
地盤の良い地域(歴史を遡ればすぐ分かる)は参考に出来るであろう。

但し矢張りマンションでもご多分に漏れず二極化が鮮明であり、
廃墟マンションが確実に増えるであろうことも明白である。

個人的には修繕の際の負担が重いタワマンの「不都合な真実」を衝いた28頁、
タワマンは「自主的な建て替えはほぼ不可能」「一般のマンションに比べより多くの困難」
と明言した大阪経済法科大学の米山教授の寄稿が最も価値が高いと考えている。

賢い富裕層の住居は中低層でタワマンは投資対象でしかないことが多いようだ。
1戸当たりの修繕金額が最安なのが4〜5階建ての物件であるデータから見て
矢張り彼らの行動は優れて合理的であると考えざるを得ない。

『週刊エコノミスト』2021年9月21・28日合併号


エントリーのサブタイトルは市岡繁男氏の連載コラムより。
90年前の大恐慌の際には株価と物価が急落、
マネーサプライがマイナスとなって金利が跳ね上がった。

今回、コロナ禍ではマネーサプライは大幅に増加、
金利安により株高と物価高が進んでいる。
多くの人々の生活水準が低下することは1930年代と同じ」と
氏は警告している。個人的には恐らくそれだけに留まらず、
身の丈に合わない財政出動で第2、第3のギリシャ危機が起き、
L字型の経済回復を強いられる国が今後増えるであろう。
(経済政策の大失敗により感染者の少ない日本もこのグループに入るだろう)

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の四季報特集は見事な迄の逆指標になった。。
「逆指標の嫌な予感がたっぷり、日米ともマーケット大丈夫かな。。」
「四季報よりマーケットを見ていた方が早いと思う」

と先週書いた通りになったと言えるのでは。。

例えば海運の高騰は四季報より遥かに早く予兆が出ており、
四季報よりバルティック指数の方が遥かに正確だった。

『週刊東洋経済』2021/9/18号 (株の道場 ~成長先取り編~)


佐藤優氏の連載は相変わらずロシア側の代弁。
米国よりもロシアの諜報が正確で、日本にもその情報が入っていたなら、
どうして韓国よりも無様な撤退になったか説明すればよかろう。
アフガンで惨憺たる敗北を喫してソ連解体に繋がったロシアの言い分は
CIAと同様に疑ってかかるのが理の当然である。
元外交官なら情報が公開されない諜報の成否を判断するのは不可能で、
政治と思惑だらけ、建前と騙しの世界であることを知っている筈である。
(かつてのソ連の対日参戦の時のように、真相は圧勝か惨敗の時にしか分からない)

    ◇     ◇     ◇     ◇

ダイヤモンドは東証再編特集、関係者には役立つかな。
但し市況が急速に悪化するとこのような利害や打算は
あっと言う間に吹き飛ばされるので要注意である。

『週刊ダイヤモンド』2021年 9/18号 (東証再編 1部上場664社に迫る大淘汰)


緊急特集「菅政権崩壊」は正直、鋭さがない。
「誰が新総裁になっても日本株に好影響」は既に織り込まれて、
実際には〝誰が新総裁になっても日本の低成長は変わらない〟が真相だ。
(万が一、高市が選ばれたら日本貧困化に拍車がかかるだろう)

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週の注目はダイヤモンド、メイン特集より「鉱物資源の価格が10年間は上昇を続ける」との新村説が重要。

▽ 特集自体も売れそうだが、臨海ナントカより特待生で実績上げ底してる東進の方が悪質では?

『週刊ダイヤモンド』2021年 9/25号 (わが子にピッタリ! がわかる 塾・予備校)


▽ 特集としては東洋経済の方が上質で本格派だが、利己的なB層読者には読まれなさそう。。

『週刊東洋経済』2021年9/25号 (ビジネスと人権)


外には中国への経済依存度上昇、内には外国人労働者問題と人権面でも日本はまさに内憂外患。。
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ワクチン急いだのも選挙のため、保守でなく「保身」-御用メディアも「ワンマン体質」「発信力軽視」と断罪

2021-09-15 | いとすぎから見るこの社会-全般
「選挙に勝てない」ため寄ってたかって自民党議員が
菅を首相の座から引き摺り降ろした訳だが、これで
自民党に自浄作用が働いたと思ってはならない。

日本社会を劣化させてきた自称保守の壮大な自滅の中で
口だけは偉そうな癖にコロナ対策に大失敗した安倍・菅が駆逐されたのだから
元々寄り合い所帯として成立した自民党は少しはましになるだろう。

但し安倍・菅の及ぼした害悪は深刻で、多数のB層有権者が残っている。
この節穴で健忘症のB層有権者がコロッと騙されて自民党に投票すると、
またしても以前の「失われた8年」の経済低迷・日本劣化の時代に戻るだろう。

論より証拠、世論調査では菅の見え透いた朝三暮四で姑息な口だけ改革に
しっかり騙されて評価するB層有権者が相当数に上ることが分かる。
御用ジャーナリストが「ワクチン接種を急いだのは投票日に間に合わせるため」と
ついうっかり真相を白状しても節穴B層は騙され続けるのである。

▽ 安倍もその支持層も戦前のドグマに浸潤されており、民主主義を腐蝕させてきた

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


当ウェブログは「自称保守による日本社会の「劣化」は依然として続いている」と警告した。
「安倍が本性を曝け出し惨めに退陣しても、安倍の害毒は長く残る」とした予言も完全に的中。。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「新国立競技場に限らず現下の日本で建設コストが急騰しているのは
 建設業界と癒着した自民党の「国土強靭化」が元凶である。
 政権そのものが国民の税金と借金(国債)にたかる獅子身中の虫と言うべきであろう。
 そうした本性が発覚して「駆逐」されるのは時間の問題である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「二国関係が悪化したアジア人に対してだけでなく、
 沖縄に対しても、国内の弱者に対しても容赦なくなった。
 自らの抱える不満を誰かにぶつけたい不機嫌な大衆が多くいる」

「…日本の近現代史における事実が語っているのは、
 外国に敵意剥き出しの日本は身の程知らずで敗北に次ぐ敗北を重ね、
 外国から謙虚に学ぶ日本は飛躍的な進歩が可能になり強いということだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「悪しきナショナリズムに感染したイデオロギストには論理は通じない。
 あれこれ理屈をつけ自らの敵意と憎しみを正当化し、
 法の網をかいくぐって日本社会を腐蝕させ続けるであろう」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
 菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
 (批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
 同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない」

「河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
 首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
 幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である」

「この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
 安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
 安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
 ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ」

「国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
 ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
 これ迄の行動から明瞭に見て取れる」

「客観的に見て失敗間違いない今回の獣医学部新設問題で、
 今治市長と前愛媛知事が歴史に残る「迷言」を吐いている」

「「歪んでいるのは岩盤規制の方」だそうだ。
 ぜひ両人には、状況のよく似たロースクールがなぜ次々と閉鎖されているのか、
 なぜ公務員獣医師になる獣医学生が1割程度しかないのか、
 加計学園傘下の千葉科学大学(赤字)に銚子市(財政悪化)が投入した莫大な公費をどう考えるか、
 等々きっちりと有権者を納得させられる回答があるかどうか、厳しく問い質したいものだ」

「すかさず文春砲が加計学園職員から経営陣への強烈な批判を公表し、
 (職員の指摘の方が、雲隠れしている学園トップより遥かにまともである)
 福井新聞が「獣医師を増やしても偏在は解決しない」との関係者証言を報じている。
 これで今治市長・前愛媛知事の主張のお粗末さが、早くも証明されたと言って良いだろう」

「よりによって読売報道で、「アベはもう要らない」との多数意見が示され、
 安倍首相あるいは安倍政権が小手先の改造で何とかやり過ごそうとしても
 国民の冷たい不信の目は全く変わっていない現状が判明したのである」

「しかも読売調査では安倍政権に対する評価は「中の下」で、
 経済政策も安全保障政策も大して評価されず、
 最も評価できるのは「外交」となっている。
 有権者も遂に、口だけ政権の中身のなさに気付いてしまったということだ。
 (もう少し早く気付いておけば良かったものを)」

「これまでの高い支持率は所詮、見せかけの虚飾か上げ底に過ぎず、
 中身としては民主党政権と大差なく、ただ口だけが達者で
 アメリカ経済の回復と「悪い人手不足」で失業率が下がっただけの話だということだ」

「首相を批判した籠池は強制捜査、首相を庇って嘘をつき通した官僚は出世。
 これが安倍政権の恥ずべき本性であり、中共と同じく権力の意向によって
 行政ばかりか検察までもが歪められてしまうのである」

「北のミサイルと山尾不倫のお蔭で何とか「勝機」があると判断したのか、
 衆院解散に打って出るという「末期症状」を呈してきた」

「また、働き方改革の法案も放り投げて「逃亡」するのだから
 自らが徹底した嘘つきで信用できない人間であると証明した訳だ」

「安倍政権にとって政策は権力を握るための手段に過ぎず、
 国益よりも公益よりも議席と政権維持を優先しているのは明白だ」

「今の日本経済が甦るためにはアベノミクスとは全く逆の政策が必要で、
 保育利権や原発利権のような非効率を撃滅し、
 新規投資を増やし女性の就業を増やす政策に変えなければならない」

「「無償化」と称したただのバラ撒き「買票」政策などとんでもない話だ。
 安倍政権下での経済低迷と実質賃金低下を完全に終わらせる必要がある」

「また、日本会議会長は「右からパンチ」などと称して
 言論と論理で国民を説得できないことを自ら証明した」

「他人を説得できないから「パンチ」としか言えない訳で、
 矢張り一般には通用しない議論であることがよく分かる。
 本当に「公明党を切る」などしたら今の自民党には大打撃になるし、
 「近い将来」朝鮮半島が南北統一するなどと考えている点も傑作だ。
 (実現しなかったら是非、責任を取って組織を解散して欲しいものだ)」

「戦前のナショナリストは私財を投じて建艦費を献納したというのに、
 戦後は口だけで必要なカネを出さなくなった。情けない限りである」

「こうした異様な現象が複数生じるのも安倍政権の特徴であり、
 道理と論理ではなくドグマとイデオロギーが優先される
 中露と似た社会に日本が変質しかかっていることが分かる」

「そもそも日本は、戦前の歴史を見れば分かるように
 ナショナリズムが非常に強い社会で、凶暴な白色テロを何度も起こしてきた」

「政党が自ら大政翼賛会への合流を選ぶなどという
 民主主義としては自殺行為でしかない恥ずかしい史実も残っている」

「メディアに対する凶悪な攻撃性も戦前からだ。
 日本のため窮地に身を投げ出すのではなく、
 ドグマの争いで内ゲバを始めるという情けない結末で、
 言論テロの末に国策を誤って祖国を焼け野原にしたのである」

「「賞味期限切れ」で国民が仕方なく延命させている安倍がまた図に乗っている。
 世論調査では明らかに国民が慎重姿勢を見せている改憲について、
 安倍は「歴史的使命」と性懲りもなく放言しているのだ」

「口だけの安倍は言葉と逆の結果しか出せないから、
 安倍政権には「歴史的使命」などないこと、
 「声なき声にしっかりと耳を傾ける」ことなどする気がないこと、
 自らの歪んだドグマや利権勢力の声にばかり「しっかり耳を傾け」る結末になるのは必至だ」

「無気力な有権者や騙され易いB層有権者が自民に投票するとこうなるのであり、
 大臣をクビになった稲田や現憲法を「コピペ」などと侮辱した中曽根の言葉は、
 自民党の本性が傲慢不遜で「選挙が過ぎれば国民無視」であることを証明している」

「松本文明がとんでもない沖縄蔑視発言で大臣をクビになったが、
 この暴言でも議員に居座れるところがいかにも自民党らしい」

「というのは、自民党にとって「沖縄ヘイト・蔑視」は「第二の本性」に等しく、
 骨の髄から偏見と蔑視に凝り固まっているので自覚すらできないからである」

「「野党の戦術」ならまだ理解できよう。「沖縄の戦術」と表現するのは
 差別と偏見に凝り固まっているか、小学生以下の日本語能力しかないかのいずれかだ」

「沖縄問題は自称保守の汚れた本性が暴露される典型的な場であり
 愛国を騙って自己の倫理的な傷を隠したつもりが
 自らの独善と罵声によって却って薮蛇となる「言論的自滅」に他ならない」

「自民党は長らく、沖縄をカネで黙らせて安全保障の重い負担を押し付けてきた。
 沖縄の不満はこうした自民の「買収政策」によって蓄積されたものであり、
 沖縄からの不満表明が自民党の長年の金権政治の腐敗を抉り出しているのだ」

「だから自民党が沖縄蔑視や沖縄ヘイトを繰り返すのは何ら不思議なことではない。
 心理学で言う「自己防衛規制」「転嫁」であり、自分の方がどうみても悪人だから、
 相手が劣悪な資質を持っている、批判されて当然の存在と決めつけなければ
 不都合な真実に直面せざるを得なくなり、自己崩壊の危機に陥るためである」

「「強きに媚びて弱きをくじく」最低の権力志向が骨の髄まで染み付いていて、
 しかも米軍から実質的にコントロールされているのを当然視しているのと同時に、
 より弱い立場の沖縄を「政府に従って当然」と考えているのが露骨に分かる」

「産経新聞が沖縄米兵「美談」が取材もしなかった誤報だと謝罪し、
 ラジオパーソナリティの近藤氏も沖縄への偏見に基づく誤った発言を謝罪した。
 (基地反対運動に「中国や韓国の勢力が紛れ込み、内部から日本を分断」などと非常識な中傷をしていた)
 これは質の低い「自称保守」の百鬼夜行がターニングポイントに至った証左だろう」

「良識ある一般国民の顰蹙を買い、呆れさせてもいるのが
 日本青年会議所の「宇予くん」アカウントのみっともない騒動と内情流出であり、
 「エンゲル係数」を巡る安倍信者とおぼしき連中のさもしい「情報操作」である」

「安倍の支持層は安倍と酷似していて
 事実を無視し、自分に都合の良いことばかり持ち出して情報操作する傾向が強い。
 だからいまだにアベノミクスを賞賛し、「アベノミクスの成果」などと与太話を叫ぶのだ」

「内閣人事局で官僚を傀儡のように操った陰湿な独善政治が、
 佐川のような惨めな傀儡官僚を生み、前川元次官のような「抗命」を生んだ。
 (インパール作戦とそっくりであり、更に「被害者」が増えるのも間違いない)」

「安倍の第五列のような役割を自ら選び、情報操作によって
 前川元次官の醜聞を流し権力の走狗となる「傀儡メディア」も出現した」

「これで一国の首相なのだから、開いた口が塞がらない。
 自分のパトロンと党内の重要人物には阿諛追従して、
 有権者には睥睨、批判するメディアには攻撃という最低の二世議員である」

「安倍の最も大きな罪は今回の件ではなく、日本経済を衰退させたこと、
 ドグマに浸潤され幻惑された自称保守を跋扈させ日本社会を劣化させたことにある」

「安倍の問題は何より人格的に信頼できないことであり、
 いまだに支持しているのは世間知らずか利己主義が原因であると推定できる」

「最近注目されるのは、痛烈に佐川「適任」発言を批判した小泉元首相と、
 日本会議の生みの親である村上誠一郎氏の矢張り厳しい批判である」

「村上氏の発言要旨は、安倍政権が様々な問題の元凶であること、
 安倍政権には「正義」が欠けており、自らが生み出した問題を
 部下に責任転嫁して自分は全く責任を取っていないこと、
 このままでは「世の中が闇」「霞が関は解体」だというものだ」

「同友会は安倍政権の倫理的欠陥を鋭く批判しており、社会的責任を果たしたと言える。
 それに対し、つべこべ言い訳する麻生はさすがに勘違い議員らしい所業だ。
 自分が首相の時にどれほど日本経済を悪化させたか、完全に忘却したらしい」

「文春報道で、佐川がこれまで大嘘をついていた背後に
 安倍が「もっと強気で行け」と命令したメモの存在が明らかになった。
 これは「もっとどんどん国民を騙せ」と一国の首相が指示したものであり、
 これだけでも即刻クビ、もっと言えば懲罰か議員資格剥奪に値する」

「国民には嘘を並べ、佐川には陰で中共のような独善的な指示を出していた。
 これが安倍の本性であり、明らかに「首相にすべきでない」人物であることが分かる。
 略称「PM」の実態は、安倍においては「貧しい精神(Povety of mind)」に他ならない」

「陰で国民を愚弄した裏工作をしておきながら、
 国会ではぬけぬけと秋葉原での「辞めろ」コールを「選挙妨害」と中傷した」

「村上誠一郎氏が以前に厳しく指摘した点は、いずれも完璧に的中したと言える。
 「すべて安倍首相の心の友や後継者にしようとした人たち(が問題を起こした)」
 「ところが、問題が起きると「財務省が悪い」「防衛省が悪い」「文科省が悪い」となる」
 「身から出たサビの問題に対して、最高責任者が責任をとらないのが最大の問題」
 安倍や安倍に騙されるようなB層有権者は治療不可能な水準だからどうしようもないが、
 安倍やその取り巻き、或いは第五列によって既に日本社会には深々と傷がついている」

「次元の低い、利益誘導ばかりの安倍政権の体質は韓国政治と酷似しており、
 客観的に見れば明らかなクローニーキャピタリスム(縁故資本主義)だ」

「しかし、経済成長率は過去最低レヴェル(民主党政権にすら劣る)、
 1人当たりGDPも労働生産性も主要先進国中で最低水準という低能な安倍政権が
 ここまで延命できたという事実は、更に深刻な問題を突きつけるものだ」

「それは安倍政権のもたらした「日本国民の劣化」である。
 内閣府の調査では「国民全体の利益よりも個人の利益を大切にすべき」と回答する者が
 過去最高になった。しかもこの回答の比率は安倍政権下で上昇しているので、
 安倍がもたらした害毒とする以外に考えようがないではないか」

「その証拠に、加計と同じく獣医部新設を望んでいた京都産業大学は、
 首相側近の腰巾着から露骨に妨害されて諦めざるを得なかったし、
 財界からは(財界の望む)政策が進まないという不平が漏れている。
 (決して公益の観点からではないという事実に驚愕を禁じ得ない)」

「また、最低なのは言いたい放題の安倍信奉者で、
 安倍を弁護する偏見言説を垂れ流したお蔭で
 加計学園の客員教授の職をゲットした人間が2人もいる。
 (普通、こういう醜悪な行動を「猟官運動」と呼ぶのである)
 このままではベジーの斉藤のような日本社会を蝕む連中が更に増殖してくるであろう」

「何か奇妙な現象が起きていると感じたのは2013年のことだった。
 安倍の経済政策など、使い古しと利益誘導ばかりで
 何一つ新しいものがないばかりか中長期的なリスク極大化でしかないのに、
 (それは低成長と実質賃金低下、消費減少といった厳然たる事実が証明しつつある)
 安倍を支持する勢力の強硬な姿勢やファナティシズムに驚いたのだ」

「当ウェブログは純粋に政治経済的な側面から判断しているので
 こうした奇妙な現象が何故起きているのか、分からなかった」

「しかし最近、興味深い事実に気付いたのだ!
 心理学が非常に的確にこの歪みを説明できるのである。
 所謂「自己防衛機制」が安倍支持者の行動と様々な点で一致している。
 「否認」… 現実を認めない
 「歪曲」… 自己に都合良く認識を歪める
 「投影」… 自らの感情や欲望を外に映し出し、被害妄想を形成する
 「躁的防衛」… 自己の非を認めず、過度に攻撃的になる
 これらは全て病理と言えるもので、
 安倍支持者のおかしな言動はほぼ全てこれらで説明できる。
 一般人から議員まで、見事な程にこれらの説明が適合するのである」

「当ウェブログは所謂リベラルの欺瞞性を厳しく批判してきたが、
 安倍支持者の独善とファナティシズムはリベラルよりも害が大きいと判断するに至った」

「民主党政権時にすら劣る成長率、実質賃金、消費。明白な劣等生である安倍は、
 口だけ外交と対米従属の安全保障、それに国民の富を収奪し株主に与える利益誘導策。
 生兵法の有害な経済政策により、近い将来の経済危機の元凶となるのも確実である」

「また自民党内から愚劣で程度が低く、国民の税金で養われていながら
 言いたい放題と頭の悪い炎上発言で無駄な騒動を起こす「国辱議員」が出た」

「例えば下村博文は「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか」と
 まさに反社会的な発言を平然と行っている。(真に日本を潰すのは安倍政権である)」

「自民党は選挙に負けない限り反省は「ゼロ」で常に口だけだから、
 叩き潰さない限り反省しない(自浄力は永遠に働かない)という
 自民党の「第二の本性」を完全に忘れているのだ」

「これは「レミングの鼠」であり、安倍とともに日本社会が衰亡へと向かう前兆だ。
 当ウェブログはドグマを排しリアリズムに立脚するから、悲しい結論を出さざるを得ない。
 戦前の情動的ファナティシズムの亡霊が甦り、この日本に甚大な打撃を与えようとしている」

「幼い頃から戦争の惨禍を深く悲しみ心痛されてきた今上陛下は、
 在位中最後となるであろう終戦の日のお言葉で、「深い反省」と4年連続で述べられた」

「この意味するところは明白で、安倍を筆頭とする自称保守政治家が
 今上陛下のお心に反して「反省」の欠ける態度と言動を見せるからだ。
 だから第二次安倍政権が成立してから毎年、同じ言葉が繰り返されるのだ」

「慈父のように説き聞かせても聞く耳を持たない無礼で傲慢な二世議員は
 近現代史に無知で愚昧なイデオロギーに隷属しているだけでなく、
 同類のイデオローグ議員や煽動評論家を増やして日本の国際的評価を損ない、
 戦前のような独善的・教条的体質を強化して日本社会を劣化させている」

「今上陛下がなぜ沖縄戦の惨禍を強調させるのか、
 なぜ遠い海外のかつての戦地にまで赴かれるのか、
 なぜ非戦闘員・一般市民(靖国には祀られない)に思いを致されているのか。
 自称保守議員はそうした点を全く思考も洞察もできない輩である」

「昭和天皇も今上陛下も靖国に参拝されていない明白な事実を無視し、
 (これは姑息な安倍のような「中国への配慮」などでは断じてない)
 日本の伝統に真っ向から反する国家神道の残滓を擁護する行為は、
 歴史への無知というだけでなく昭和天皇と今上陛下への「叛逆」に等しく、
 天皇を傀儡化しようとしたかつての高慢な軍部に限りなく近いものだ」

「最近分かってきたこととしては「安倍一強」ではないということだ。
 安倍が大噓つきで口だけであり、自分の碌でもない手柄を針小棒大に豪語すること、
 散々に言い逃れと無責任と陰険な人事を行い、官邸に媚び諂う腐敗構造を生んだこと、
 これらは議論の余地のない明白な「事実」なので国民もよく理解している。
 (カルトのように安倍信奉を続けるのは御用メディアと一部B層だけだ)」

「本気で経済成長や改革を望んでいるなら噓つきで自画自賛ばかりの安倍など選ぶ訳がない。
 経済成長も真の改革も求めていないからこそ安倍を延命させて問題を先送りするのだ」

「日本が貧しくなり先進国で最悪水準の低成長なのに選挙で安倍を叩き潰さないのは、
 腐った利益誘導に喜んでいる利権層や、目先の低失業率で安楽を享受出来る中下層が
 安倍の腐敗政策によって必ずもたらされる日本衰退や経済危機から目を背け、
 刹那的な安逸に固執して盲目になっているからである」

「真の保守なら社会正義や公正を理解し意見の異なる者とも議論ができる。
 自称保守は戦前と同レヴェルかそれ以下なので、中傷と報復と脅しが得意技、
 だから戦前のように良識派が「疾しい沈黙」だと自称保守が図に乗って跳梁跋扈する」

「「引き際」を間違えた安倍は、自ら墓穴を掘り始めている。
 石破氏にまさかの苦戦で面子を潰され(これが実力だから当然)、
 官僚を自殺させた第一の責任者である麻生を留任させる始末」

「三選が決まったら普通は祝勝ムードなのだが世論に歓迎ムードは皆無、
 しかも直後に沖縄知事選で往復ビンタを喰らったような大敗を喫し、
 遂に安倍の程度の低さと噓付き体質を有権者も知悉するようになったものと見える」

「おまけに共産党の小池書記局長からは痛恨の一撃を受けており、
 安倍の「真摯」は「右から左に聞き流す」という意味で、
 「丁寧に説明」は「何度も同じ説明を繰り返す」なのだと指摘されている」

「既に小泉元首相にも、日本会議を生んだ村上誠一郎議員にも断罪され、
 ただ「選挙で勝てる」という内輪のさもしい理由で延命できた安倍だから、
 「選挙で負ける安倍」など役立たずの口だけ二世でしかない」

「戦前の歴史に通じている者は、ナショナリズムに狂った原理主義者が
 いかに危険であるか、いかに国益を破壊するか、知悉している筈だ」

「靖国神社の宮司が天皇陛下を批判するという大問題が露見して
 クビにされるという象徴的な事件があったが、これこそ
 日本の右巻き「原理主義者」の顕著な特徴であり、危険性の証明である」

「226事件で叛乱を起こし無礼にも天皇を上から目線で批判した将校、
 終戦直前の宮城のクーデターで昭和天皇に叛いた陸軍部隊、
 今回の叛逆宮司と主張も精神構造も酷似している」

「つまり彼らにとって天皇陛下は「傀儡」であり、
 自らの信条やドグマに沿わない存在なら平気で背き、
 陛下よりも自分達の方が正しいと信じ行動する独善の塊なのである」

「自民党の会合で川上和久という人物が非常に興味深い発言を行ったようだ。
 改憲派は「反対派を敵と位置付け、名指しで批判するなどネガティブキャンペーンが必要」で、
 何故なら「野党(と一部マスコミ)による激しい『反』安倍キャンペーン」が生じるからだとか」

「川上の過去の著作を見てみると「情報操作」の分析や
 「反日プロパガンダ」を批判するものが出ているから、
 著作から判断する限り自ら改憲のための「情報操作」を自民党に教え、
 「改憲プロパガンダ」を流すよう促したという顛末なのだろうか。
 (ぜひ当人もしくはそのシンパの見解を伺ってみたいものだ)」

「実は川上発言から非常に懐かしい響きを感じていたのだが、
 「敵」を名指しで攻撃するという手法は前世紀において多用されていたためだ」

「例えば戦前に蓑田胸喜という戦前の思想家がいて、「蓑田狂気」とも呼ばれていた。
 その呼称から容易に推測できるようにファナティックな言論で知られており、
 天皇機関説問題を大変な政治的騒動に「拡大」させた立役者の一人がこの蓑田だ。
 人々に尊敬されていた美濃部達吉博士を「学匪」という異様な言葉で批判したことで知られる」

「良識ある国民は彼らの意図と策動を見抜いて監視しなければならない。
 戦前の史実から言えば、左派より右派の原理主義の方が日本にとって遥かに害が大きい」

「終戦の直前に陸軍内部で叛乱が起きたのは有名な話だが、
 戦前から日本社会においては愛国や憂国を叫ぶ者の方が
 結果的には皇室や天皇陛下に脅威を与え日本社会に甚大な害を与えてきた」

「令和という元号も尊大な安倍によって完全に「汚染」されており、
 安倍は「おことば」に散々文句を付けて修正させ、
 即位された天皇陛下には「ドアまで送ってくれた」などと偉そうに吹聴し、
 パレードで自民党本部の前を通らせるなどGHQ並みの無礼さである。
 (皇室への敬意が全くない点で、GHQよりも悪質であるとも言える)」

「真の保守ならこうした反日・反社会的な自称保守議員に鉄槌を下し、
 徹底的に批判する筈なのだが、どうやら日本の自称保守はしっかり「保身」に堕したようだ。。
 そろそろ覚醒して官邸に巣食う獅子身中の虫を駆逐しなければならないのではないのか!」

「大方の予想通り、スラップ訴訟紛いの反訴を行った山口敬之は敗訴、
 勇気ある伊藤詩織さんが勝訴となったのは至極当然のことであるが、
 (前者に対しては敬称を付ける必然性がないので敢えて省略)
 これ迄に被害者である伊藤詩織さんに中傷・罵詈雑言を繰り返した
 杉田・長尾・はすみ等の醜悪さが一層浮き彫りになった。
 『Hanada』も司法リスクが高いと考えるべきだろう」

「BBCでその醜態が放映されてしまい、日本における
 人権意識の低過ぎる連中の存在が世界に知られてしまい
 「日本の恥」とも言うべき状況になっているが、
 それらの中傷・罵詈雑言に励んだのが何故か悉く安倍支持者である」

「BBCで事実を報道されているのだから、
 安倍やその周辺の得意技「メディア偏向」も通用しない。
 「偏向」しているのが安倍とその周辺であることが立証された訳だ」

「ところが倫理性に欠けた安倍は「世界の真ん中で日本が輝いた年」と放言して
 相変わらずの嘘と欺瞞と厚顔無恥で塗り固めた本性を露呈した」

「確かに日本が輝いた側面はあったが、それに泥を塗ったのが安倍とその周辺であり
 真の愛国者なら激怒して安倍をクビにするのが至当ではないだろうか」

「何しろ、安倍政権の麻生は「退位なんてワガママだ」と上皇を誹っているし、
 日本会議は公然と「退位反対」を唱え、その代弁者である衛藤は
 上皇陛下の文章にあれこれ注文をつけ文面を変えさせたという「実績」がある」

「安倍の周辺は人権意識も劣悪であるが、そもそも良識が欠けている。
 皇室への増長も目に余るから、日本人としては絶対に許せない、
 日本に恥をかかせ日本社会に有害であると断言できよう」

「カジノの件が小物一人で終わりそうな状況に胡散臭い裏事情があると勘付いた者は多かろうが、
 保身主義者を定年延長で丸め込む、いかにも安倍らしい「私物化」「利益供与」だった訳だ」

「残念なことに、この国の自称保守と自称保守政党は
 骨の髄から「保身」に染まり切っている事実を自ら立証したと言える」

「真の保守やナショナリストならこの国辱的な安倍を痛罵し
 即時辞職させ国政から引退させるのが理の当然である」

「自称保守は大まかに分けると中共に似た原理主義勢力、
 権力が何よりも大好きな保身主義者(自民党内や官邸で増殖中)、
 カネが大好きな拝金主義者(自民党の政策で儲けるのが好き)の三通りだが、
 一番目とそれ以外との間に亀裂が入りつつあるのだ」

「官邸の主が、党内で史上まれに見る噓つきと認定されているだけでなく、
 (直近でも、例の件で有名になったニューオータニとの巨額の随意契約の隠蔽が発覚した)
 その嘘つきの周囲にもとんでもない輩が雲霞のようにたかってきている」

「まず「失言製造機」なのに相変わらず尊大さは不治の病である麻生、
 そして劣化二世に媚び諂うヒラメ議員とヒラメ官僚たち」

「今回は、国民には自粛要請を行っておきながら
 百田や有本といった面々と「意見交換」「大切な機会」と称して
 会食していたという始末だ。日本社会や日本経済が衰退するのは当然の末路であろう!」

「当ウェブログは安倍を「腐敗」とはっきり指摘してきたが、
 これは誹謗中傷では全くなく、議論の余地のない明白な事実である。
 安倍の数々の「実績」を見れば、まともな日本人なら誰でも分かることだ」

「戦前の日本において驚愕すべきことは、
 いかに右派・極右のテロや暴力性が冷酷で残虐であったかということ、
 そして太平洋戦争で無数の日本人が悲惨な死を遂げる原因をつくった彼らは
 殆どが何一つ責任を取らなかったという史実である」

「……現代でもその構図が変わっていないことに気付き、
 改めて歪んだイデオロギーに汚染された輩の有害性を思い知らされた」

「日本社会が、そして日本国民がコロナ禍で苦しんでいる時に、
 その苦しみをもたらした元凶である自民党は
 緊急事態条項を加える改憲案を出してくるという始末」

「果てしなく国民軽視で傲慢不遜な本性がまたも露呈された訳で、
 全く自浄力のない自称保守は相変わらずこの日本を深々と蝕んでいるのだ。
 彼らに担がれた安倍がコロナ対策で失敗を繰り返すのも当たり前である」

「現下のコロナ問題が拡大し深刻化した「犯人」は誰が見ても安倍である。
 真の愛国ならば、真の国士ならば、国益・公益を盛大に損なった安倍を
 国政の場から追放して二度と国民に害を与えられないようにするのが至当である。
 それすら出来ないなら、安倍と同様の嘘つきで無責任、日本にとって有害な存在でしかない」

「終戦の日には、真摯に祈られる陛下に対し
 尊大で無礼な自称保守が陛下の思いを踏みにじるという
 許し難い構図がここ数年続いている」

「これも歴史に無知な劣化二世の安倍のもたらした無数の害悪の一つで、
 同じ安倍の苗字でも、戦前の軍部に抗した偉大な安倍寛議員の孫に
 どうしてこのような碌でもない輩が出てしまったのか非常に残念な話だ」

「安倍の取り巻きの衛藤に至っては靖国の本質すら理解できず、
 靖国に祀られること自体が政治利用に他ならないという歴史的事実、
 無辜の日本人が非業の死を遂げても靖国には祀られない厳然たる史実も無視し
 中韓に対抗して参拝するという、日本の伝統に反した愚行を行なっている」

「米軍と殆ど同じように沖縄住民を殺戮した陸軍中野学校出身者の所業は
 最近になってから漸く暴露されるようになった。これも靖国に通じる差別主義の一端だ」

「安倍が首相の座からいなくなりすっかり静かになった自称保守。
 後ろ盾が表舞台から去って意気消沈したのかどうか分からないが
 自称保守勢力には次々と災厄が降り掛かっている」

「まず保守誌が朝日新聞から提訴されて見事に敗訴、
 竹田氏もスラップ紛いの訴訟を起こしてこれも敗訴と、
 自称保守勢力にとっての悲報が相次いでいる」

「最近になって更に「弱り目に祟り目」と言うべきか、
 河村市長リコールを巡る署名偽造問題が発覚する始末で、
 自称保守勢力にとっては極めて深刻な打撃となっている」

「これ迄の行いを反省しなければならないという
 認識にそろそろ至っても良さそうなものだが。。」

「デマサイトは自称保守の喜ぶようなネタを好むことで知られるが
 60代のデマサイト運営者がいるのには流石に驚いた。
 確信犯でフェイクを垂れ流す保守ビジネスの小遣い稼ぎに貢献して
 デマに振り回される自称保守の情弱B層こそいい面の皮である」

「自称保守が因果応報で次々と訴訟に敗北し、
 トドメは署名偽造事件で自滅と日本社会が健全化に向かう兆しが見えたのに
 有権者B層が愚かにも自称保守と保身政党を勢いづけるという
 「逆コース」の懸念も生じてきたのが日本にとって不幸だ」

「毎年恒例、憲法の日に世論調査が公表される訳だが
 今年は改憲への賛同が増えるという結果になり、
 有権者B層の定見の無さが改めて証明されてしまった。。」

「改憲そのものは必要性あれば当然あるべきものであるが、
 保守ではない「保身」政党でしかも無能・無責任な自民党が政権与党の下で
 改憲を行うなど、国益を破壊する愚行中の愚行に他ならない」

「何故なら、自民党は俊敏な入国制限を怠ってコロナを日本に広めたばかりか
 GoToキャンペーンで日本全国にコロナを拡散させた「A級戦犯」である上に
 賢明な台湾に学んで早期の検査と隔離を行うことすら出来ず、
 変異株への対処が遅れに遅れて日本経済にも大打撃を与えた「国難政党」だ」

「読売新聞は近年の中国台頭が改憲賛同に影響を与えたとしているが、
 本当にそう考えているとしたらそれは典型的な情弱B層の発想である。
 どこからどう見ても改憲を唱える自民党の安全保障リテラシーは低く
 隣国が弾道ミサイルと多数の中距離ミサイルを配備しているのに
 トマホークのような低速のミサイルで基地攻撃などと寝言をほざいている始末」

「無能で無責任な自民党に緊急事態条項を使わせなどしたら、
 今以上の惨状と混乱に陥るに決まっている。
 国民に自粛と言っておきながら会食や政治資金パーティーを開く政党だ。
 「反国民」の増長自民党を選挙で殲滅しない限り自浄力は働かないとはっきり言っておく」

「日本の安全保障に真に効果的なのは改憲や安全保障関連法案などでは全くない。
 極東におけるアメリカの中距離ミサイル配備こそ中共が最も恐れているものである。
 緊急事態でも安全保障面でも無能でリテラシーの果てしなく低い自民党に
 権限を与えてはならない。それこそがコロナを遥かに超える国難である」

「最近はその人間性の特異さがすっかり知れ渡ったのか、
 「口と腹が別人格」と噂されるようになった安倍」

「病気だった筈なのにまた得意のメディア罵倒が始まったので
 さてはまた何かあるなと睨んでいたら案の定である」

「自民党の二階が問い詰められてか、
 或いは平然としらを切る安倍に業を煮やしてか
 河合容疑者の買収の原資とされる1億5千万円について
 安倍と自分に責任があると白状したのだ」

「だからこそ安倍は誤摩化すためメディア攻撃を始めたのだろう。
 調査報道を行った朝日と毎日に対し「迷惑愉快犯」と公然と中傷したが、
 安倍本人はさしずめ、「迷惑確信犯」で遥かに悪質だ。
 安倍は数々の不祥事を引き起こした上にコロナ対策で大失敗したのだから。
 しかも安倍の場合、ファナティックなB層支持者がいるから益々始末が悪い」

「安倍の「失われた7年」で日本経済は衰退、日本社会も劣化したが、
 その元凶が安倍であり、その嘘と欺瞞、反倫理であることはもはや隠しようがない」

「安倍がメディアを「反日」と批判し始めたので、
 また腹黒い狙いがあるのだろうと睨んでいたら案の定だ」

「腐敗した安倍が強引に東京五輪を1年延期にしたことを
 最近メディアに暴かれたので「コロナ五輪」として歴史に残りそうな情勢を見て
 骨の髄から嘘つきの安倍は、慌てて薄汚い責任転嫁を始めたのである!」

「これは心理学で言う典型的な「病理」であり、
 「転嫁」(他人のせいにする)と呼ばれる自己防衛規制の一つだ。
 つまりメディアを攻撃することで自己の失敗や責任から
 目を逸らさせるための姑息で狡賢い策謀なのである」

「安倍が大嘘つきであることは周知の通りで、その後継である菅も同類だが、
 「コロナに打ち勝った」が真っ赤な嘘だったのは今や歴然としているが、
 「復興五輪」の標語も口だけで国民を騙す詐欺だったことも明白だ」

「矢張り真の「反日」「反公益」「反国益」が安倍自身であると
 愚かなことに自らの言動で実証してみせたことになろう。
 愛知県の署名偽造事件に続いて、自称保守に痛撃であり、
 安倍支持層にとってはとどめの一撃と言えるのだろう。
 日本にとっては余りにも長く日本社会を毒してきた安倍の害悪を一掃する好機だが。。」

「安倍政権がのさばる限り、日本の「民度」の悪化は間違いない」と
当ウェブログは警告した。勿論のこと後継者である無能な菅も同じであった。

▽ 保守の原理主義者は現憲法への憎悪を隠し国民を油断させる欺瞞の塊、自民党の体質も似たようなもの

『徹底検証 神社本庁: その起源から内紛、保守運動まで』(藤生明,筑摩書房)


「独善的なナショナリズムが強まるのは高度成長期にはなかった現象であり、明白な亡国の兆し」
とした当ウェブログの警告も、嘆かわしいことだが完全に的中してしまった。。

「自民党の本性は矢張り保守政党ではなく「保身政党」だった。
 傲慢で暗愚な菅が自滅してゆく過程を見れば明瞭であろう」

「コロナ禍で露呈したのは、日本の自称保守が口だけで無為無策である事実だ。
 無能な安倍と菅は不相応な地位から駆除されたが、
 これまでに日本社会や日本経済に彼らが及ぼした害悪を考えれば
 自業自得と言うべきものだが、気の毒なのは困窮している国民である」

「しかも自民党の保身議員どもは国益公益を忘れて
 生命の危険に晒されている自宅療養者を無視して次の選挙のことばかり。
 最も醜悪なのは自民党の下村で、首相の座への野心を覗かせて
 党内から牽制される始末である。流石は権力大好きな自称保守である」

「暗愚な安倍による五輪の1年延期、
 暗愚な菅による東京五輪の強行こそが「反日」だったと
 事実によって証明されつつある。世論も正気に戻ってきたようだ」

「これまで自民党に投票して日本を腐敗させてきた節穴のB層有権者は、
 いい加減に目を覚まして自民党に天罰を下さなければならない。
 何故ならコロナ禍を深刻化させた最大の理由が、B層有権者が自民に投票し
 果てしなく低レヴェルで無能な安倍や菅がコロナ対策に大失敗したことにあるからだ」

「選挙への恐怖で自民党が浮き足立っており、
 無能な癖に傲慢な自民党に国民が天誅を下す好機である。
 この好機を逃したら、自民党は反省することすらしないであろう」

当ウェブログの懸念通り、まさに「無気力なB層有権者と安倍が結託して日本を劣化」させたのだ。。

 ↓ 参考

「首相をすげ替えないと」- 保身政党の本性露呈、コロナ無策での五輪強行こそが「反日」だった
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/218628ea913975c2255ace8cffa8b732

「愛国心は悪漢の最後の拠り所」の典型、買収の黒いカネは安倍から出ていた - 誤摩化すためメディア罵倒
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1b447794694409192da525425ade61c7

自称保守の敗訴相次ぐ、トドメは署名偽造事件 - 高齢のデマサイト運営者も出現して末期症状が鮮明に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/07f8d7d57685afedec19ade4297e3828

川上和久「改憲派は名指し批判しネガティブキャンペーンを」- 平成の蓑田狂気が出現、或はナチスの模倣か
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e327cff4f11d3d537998e2e1b9f95208

「陛下のご意向でも従わない」「雅子妃は神道が嫌い」- 反皇室・反天皇の靖国関係者、遂に本音を暴露
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6310157f73ac34258b0bf9ae66a5757c

「国民全体より個人の利益が大切」が過去最高、安倍政権の害毒が明確に - 安倍信者は猟官言説で教授に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d06f0f0f35e127d63ec7f35d2bc7331b

▽ 日本会議を支える神社本庁は「新しい宗教」、日本の伝統ですらないというのが史実

『神社崩壊』(島田裕巳,新潮社)


「菅首相では戦えない」 主要選挙で負け続け、党内の反発に屈する(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210903/k00/00m/010/087000c.html
菅義偉首相が3日、自民党総裁選に立候補しない考えを表明したのは就任以降、主要選挙に負け続けたためだ。衆院選を前に「菅首相では選挙を戦えない」という党内の声に抗しきれなかった。
 最初の関門は、菅政権発足後初の国政選挙となった4月の衆参3選挙だった。参院広島選挙区再選挙、参院長野選挙区補選、衆院北海道2区補選だ。広島再選挙は、公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里元参院議員(自民を離党)の当選無効に伴い行われ、北海道2区補選は、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相(自民を離党)の辞職に伴うもの。3選挙のうち二つは、自民議員の「政治とカネ」が起因する選挙で最初から劣勢だった。自民は北海道2区補選では候補擁立を見送り不戦敗を選択した。結局、広島再選挙、長野補選でいずれも敗北し、政権は大きな打撃を受けた。河井氏の公選法違反事件では、自民党本部から河井氏陣営に1億5000万円の選挙資金が提供されたが、巨額買収につながった疑念は払拭(ふっしょく)されておらず、疑念が残ったままで説明が果たされていないことも、ダメージとなった。
 7月の東京都議選でも、自民党は事実上の敗北で、党の不人気ぶりを露呈した。無党派層の割合が高く、世論の風向きを反映しやすい首都の選挙のため、国政選挙の「先行指標」とされてきた。菅政権は、都議選で自民党の議席を大幅に回復させて、衆院選につなげようとしたが、逆に大きな不安を残した。
 2017年の前回選で23議席と歴史的大敗を喫したため大幅な議席回復を目指しており、当初は50議席を超えるとの甘い見立てもあった。しかし、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が後退しつつも31議席を獲得したことで、伸び悩んだ。
 首相が「選挙の顔にならない」との印象が一層強まったのがこの選挙だった。
〔中略〕
 各候補から応援の要請があったのは、河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相ら閣僚が中心で、首相周辺からは「首相が街頭に入っても、人気がなくて人が集まらないかもしれない」との声が漏れていた。選挙に強くない若手議員は、情勢の悪化にあせり始めた。
 最後にとどめを刺されたのが、8月の横浜市長選での敗北だった。
〔中略〕
 陣営からは「首相が応援に入ったから情勢が悪化した」との指摘もあるなど、自身の関与が完全に裏目に出た。
 1月の山形県知事選、3月の千葉県知事選、6月の静岡県知事選でも自民系候補が落選するなど、地方選挙で負けるケースも多かった。
 衆院選は、小選挙区制導入以降、党首の人気が選挙戦を大きく左右することが多い。選挙に弱いとのイメージが定着し、首相は求心力を低下させていた。”

保身政党・自民の本性は斯くの如しで、
選挙に負けなければいくらコロナ対策に失敗しても
菅を放置してやりたい放題やらせたことになったであろう!


田崎史郎氏、政府がワクチン接種を急いだ背景を解説…「(投票日に)間に合わせるために急いできた」(hochi.news)
https://hochi.news/articles/20210909-OHT1T51009.html
”俳優の谷原章介がMCを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)に9日、政治ジャーナリストの田崎史郎氏がスタジオ生出演した。
 番組では、政府が21都道府県に発令している緊急事態宣言について、東京や大阪など19都道府県で12日の期限を30日まで延長する方針を固めたことを報じた。
 また、政府は新型コロナウイルス対策の行動制限について、ワクチンが接種済みなどを条件に緩和していく方針を固めた。10月にも実証実験を始め、感染状況の改善などを見極めながら、飲食店での酒類提供や大規模イベントの観客数の制限を緩める。
 谷原は、緊急事態宣言下での行動制限緩和に「一部うがった見方かもしれませんけど、宣言は延長しながら行動宣言は緩和していく、と。どこか総選挙を意識して、こういう選択をしているんじゃないかという声もあるみたいなんですけど」と田崎氏へ質問した。
 これに田崎氏は「もちろん総選挙を意識していないっていえばウソになるでしょうけれども、総選挙は目の前に迫っているわけです」とした上で「10月21日が衆議院の任期満了でそれまでに解散するか選挙期日の閣議決定しなくてはいけない。投票日は11月7日か14日だと思うんですけど、そうすると、それに間に合わせるっていう意味と同時にそれを間に合わせるためにワクチン接種を急いできたわけです。それでここまで来ているわけです」と解説した。〔以下略〕”

保身政党・自民はそもそも本性として公共性・公益性に反している。
ワクチン接種ですら選挙に利用しようとする卑怯さで、
謙遜・互譲といった日本の伝統に反するとんでもない保身ぶりである。


菅首相の退陣は「当然だ」47%「必要ない」39%…読売世論調査(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20210905-OYT1T50275/
”読売新聞社が4〜5日に実施した緊急全国世論調査で、菅首相が自民党総裁選に立候補せず、退陣することについて、「当然だ」と思う人は47%で、「その必要はない」は39%だった。
 菅内閣の約1年の実績を「評価する」は、「大いに」9%と「多少は」46%を合わせて55%と、半数を超えた。
〔中略〕
 新型コロナウイルスを巡る政府の対応は「評価する」が35%(前回8月7〜9日調査31%)、「評価しない」58%(同63%)だった。”

読売だからバイアスを割り引いて見る必要があろうが、
無能で有権者を騙しにかかってきた菅の実績を評価する節穴有権者が多い。
菅が日本を貧困化させる政策を連発したことすら理解出来ないリテラシーの低さだ!


師の助言守れず「チーム菅」機能不全で失速(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20210909-NS32WESRPNPLFM7UUJ5ZTCVIIQ/
”菅義偉首相は9日の記者会見で、今月末の自民党総裁任期満了に伴う総裁選に出馬しないと改めて表明した。昨年9月、「とにかく仕事をしたくて首相になった」はずが、わずか1年で事実上の退陣に追い込まれたのはなぜか。
 「大変な時代の中で国民に負担をお願いする政策を説明し、理解してもらう」「資源のない日本で国民の食い扶持(ぶち)をつくる」。首相は1月の施政方針演説で、政治の師と仰ぐ梶山静六元官房長官の2つの助言を引用した。首相肝いりのデジタル庁創設や2050年温室効果ガス排出量実質ゼロの目標は戦後日本の経済・社会構造を転換し、21世紀の成長に欠かせない「食い扶持」を生み出す政策だ。
 だが、新型コロナウイルス対策の渦中で恩師の言葉を見失い、官邸の機能不全は強まった。
 コロナ禍で首相と国会議員や官僚、民間人との会合は激減し、強みだった情報収集力は大きく低下した。さらにコロナ担当の閣僚や厚生労働省、感染症対策分科会などの専門家、官邸の「不協和音」(首相周辺)は全国的な感染再拡大で強まった。
 首相の「ワンマン体質」(自民党ベテラン)もあり、周辺が首相に直言できる雰囲気は薄れた。7月に首相秘書官が過去最多の8人に増えたが、「チーム菅」の結束が強まったとは言い難い。最新の感染状況や病床確保など重要な情報が首相にバラバラに届く状況が常態化した。
 首相は内外の課題に向き合い、国家の方向性を決める重責が双肩にかかるが、コロナ対策では専門性が高く細かい政策判断が首相1人に集中した
〔中略〕
 首相の「結果を出せばいい」という発信力軽視の姿勢も打撃となった。9日の記者会見では「救急車の音を聞くと、必要な医療は届いているのか、飲食店や観光業の暮らしは大丈夫か、との不安を何度も感じてきた」と打ち明けた。感染拡大が長引き、多くの国民が不安や不満を抱える中、首相がワクチン接種実績などの数字の列挙だけでなく、9日の会見のように自らの言葉で率直に語っていれば、衆院選前の内閣支持率急落は避けられたのではないか
 首相が危機感を強めたのは8月26日の岸田文雄前政調会長の総裁選出馬表明だった。岸田氏の出馬をめぐり、安倍晋三前首相の秘書官だった今井尚哉内閣官房参与が関わっているとの情報が駆け巡り、官邸内では「安倍氏がバックにいる岸田氏と一騎打ちになれば勝ち目はない」(関係者)といった動揺がはしった
 首相がコロナ対策や外交政策で意見を交わす安倍氏は最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)に強い影響力を持ち、政権運営に欠かせない存在だ。
〔中略〕
 「最後の日まで全身全霊を傾け、職務に全力で取り組む」。9日の会見で首相はこう約束した。コロナ対策は一刻の遅れも許されない。首相は政治空白が生じないよう全力を尽くすべきだ。(小川真由美)”

あの産経ですら菅がワンマンで発進力軽視であるのを認めざるを得ない。
ただ矢張りそこは産経で、菅の判断力が致命的に悪いことは書けなかったようだ。
政権支持率急上昇の台湾と比較すれば「無能」以外の評言はなかろうに。
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2021年9月第2週チャート

2021-09-12 | 注目投資対象・株価の推移
日本経済に多大な害を与えてきた安倍が駆除されたのに続き、
同じく日本経済に多大な損失を及ぼした菅が駆逐されることとなり、
東証はこれ迄の停滞が嘘のように急伸している。

勿論これはデルタ株への感染者が急減したのが主因であり、
緊急事態宣言や蔓延防止措置が解除されることを早くも織り込んだものだ。

但し、安倍の「失われた7年」の害毒により日本経済は相変わらずゼロ成長、
所得・消費の停滞も確実に続くから、各国中銀が呪文で呼び出した
バブルに他ならないことは言う迄もない。

愚昧なB層が期待する自民党総裁選など茶番劇に過ぎず、
河野が少しましなだけであとは論外であり、
高市のように日本を衰退させる愚かな政策を掲げる者すらいる。

しかも米国のバブルの方が規模が大きいから、決して油断してはならない。
市場には常にダモクレスの剣が迫っていると考えるべきである。


ドルの上値が重い、このままだと下抜けでは。。


ポンドは当面頭を押さえられそうだが、ドルとは対照的に底打ちの形へ


ユーロは対ドルでレンジ圏か、ドル次第でトレンドが決まりそう


(以上のチャートはZAI)

9107が独走中、日本国民にとってはスタグフレーションでしかないが。。


2038は最高値を窺いつつも重い動き、急伸してきた3635が背後に迫る


(以上のチャートはYahoo)
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『週刊エコノミスト』9月14日号 - コロナ対策失敗で日本の低成長続く、日米の成長率格差は拡大へ

2021-09-07 | 『週刊エコノミスト』より
今週の週刊エコノミストの商社特集は概ね想定の範囲内。
先週、「株価に出遅れ感ある」と書いたが、
業績に関していかにも景気のいい話は出ていても
株価で見ていくと余り良い状況とは言えないのだろう。

成長分野の再エネ・新エネもまだ種蒔きの時期で
大きく開花する迄は時間がかかりそうだ。
(暗愚な安倍と菅が、風力開発を事実上妨害してきたせいもある。。)

『週刊エコノミスト』2021年 9/14号 【特集:商社 最高益の狂乱】


エントリーのサブタイトルは91頁より。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏が、行動制限の緩和に入った米国に比して
緊急事態宣言や蔓延防止措置によって日本経済の低迷が鮮明で
(7〜9月期の成長率見通しは年率換算で僅か0.8%)
日米経済の格差が拡大すると指摘している。
選挙で愚民B層が暗愚な安倍や菅の専横を許すからこの惨状に陥ったのだ!

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の米国株特集は「逆指標の気配濃厚」と書いた通り、
特集を組んだ瞬間にNYが軟調になったのには驚嘆するしかない。

先週、「「まだはもうなり」が市場の常である」と書いた。
次週の東洋経済は日本株特集のようだから、益々不吉である。

最近名前が出なくなった山崎元氏によれば「市場はバブルを形成中」だそうだが、これは誤りだ。
日米とも市場は今まさにバブルの最中なのであり、バフェット指数が真相を語っている。

『週刊東洋経済』2021年9/11号 (まだ間に合う 米国株超入門)


意外に面白かったのが荻原博子氏へのインタビュー。
経済政策のリテラシーとしては論外な話ばかりの論者だが、
(公的年金の世代間格差を渋々ながら漸く認めたのは進歩だ)
シティの外貨預金の話は非常に面白かった。
ただこれ、単なる金融リテラシーの話に過ぎないのでは。。

名著『日本の長期停滞』では高齢者福祉の負担累増が
日本の消費を抑制してきた
事実を実証しているので、
氏もまともな研究書を読んで勉強すべきだろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ダイヤモンドは「新・階級社会」特集。
何となく皆が感じていたであろうことで、
問題はこの「中流貧民」が安倍や菅の利権癒着政治に毒されて
冷淡な利己主義・生活保守主義の泥沼に陥ってしまい、
経済を沈滞させる少子化と女性就労抑制を放置していることだ。

バラ撒き自民に投票している限り、日本経済が
低成長の罠から抜け出すことは出来ない
のである。
その証拠に、財政出動も構造改革も異次元緩和も碌な効果がなく、
日本の成長率は低落してゆく一方ではないか!

『週刊ダイヤモンド』2021年 9/11号 (新・階級社会 上級国民と中流貧民)


先週「「ITゼネコンの巣窟 デジタル庁」も、自民の腐敗政策がもたらした病巣の証左」と書いたが、
自民党が保守退嬰の企業と癒着しているから必然的にこうなるのだ。
医療界から巨額の献金を受け取っているから効果的なコロナ対策が出来ないのとよく似ている。

安全保障を掲げて日の丸クラウドを育成することも怠ってきた。
これが先見性のない利権癒着の自民党の醜態なのであり、
必然的に後手後手を繰り返す理由でもある。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週は逆指標の嫌な予感がたっぷり、日米ともマーケット大丈夫かな。。

▽ 緊急特集「菅政権崩壊」は見ておこう

『週刊ダイヤモンド』2021年 9/18号 (東証再編 1部上場664社に迫る大淘汰)


▽ 東洋経済は恒例の四季報特集だが、四季報よりマーケットを見ていた方が早いと思う

『週刊東洋経済』2021/9/18号 (株の道場 ~成長先取り編~)


▽ 驚いたのがエコノミスト、秋に合併号ということは働き方改革なのだろうか?

『週刊エコノミスト』2021年9月21・28日合併号

インフレに強い不動産、役立ち度ではエコノミストが一番かも。
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