みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

太陽光発電所のキッザニアが南相馬へ! - 築地銀だこも被災した石巻へ、大企業より優秀なCSR戦略

2011-09-07 | CSR(企業の社会的責任)関連
日本を代表する大企業のロビー団体が電力不足や円高を口実に
優遇してくれなければ海外移転を進めると脅しをかける一方で、
中小企業の被災地進出が報じられています。

CSR戦略において、日本を代表する経済団体がぶざまな敗北を見せた訳です。

Facebook創業者ザッカーバーグが言う通り、
企業が悪事を隠しておくことは極めて難しい時代になりました。

電力会社の過去の隠蔽ややらせが発覚して窮地に陥っているのが好例で、
行いが正しくない企業には相応の報いがもたらされる。

企業の行いが正しいこと自体が、どのような宣伝活動よりも
遥かに効果的な時代が接近しているのかもしれない。

▽ CSRはもはや完全に経営戦略と一体化している。

『LOVE ME COMPANY! 愛される会社の条件―新しいCSRの考え方―バイ・ミー!からラブ・ミー!へ』


▽ 本物の経営者は不況を言い訳にしない。政府に責任転嫁もしない。

『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』(金川千尋,東洋経済新報社)


キッザニア、福島・南相馬に体験型の太陽光発電所(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E2E7E2E49C8DE2E7E2EBE0E2E3E38698E3E2E2E2

”子ども向け職業体験施設「キッザニア」を運営するキッズシティージャパン(東京
 ・千代田)は、福島県南相馬市に体験型の太陽光発電所を建設する。出力1000キロ
 ワットの本物の発電所で、運転監視や点検、清掃などの就業体験ができる予定。
 東京電力福島第1原子力発電所の事故で一部の住民が避難している同市で、自然エ
 ネルギーを看板にした町おこしにつなげる。〔以下略〕”

 → 被災地の人々の喜びが目に見えるようだ。
   立地を考えると、小型風力発電所キッザニアも可能だろう。

   官庁が多額の税金を無駄遣いして建設した原子力広報施設などより
   遥かに健全で、しかも合理的だ。


「築地銀だこ」石巻に本社移転、100人雇用 新工場も 復興後押し 群馬・桐生から(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819594E2E7E2E59B8DE2E7E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

”たこ焼きチェーン「築地銀だこ」を運営するホットランド(群馬県桐生市)は、東
 日本大震災からの復興を後押しするため11月、本社を宮城県石巻市に移し、約100
 人を雇用する。来年にはタコの加工工場も同市に新設する方針だ。
 新本社には業態開発や人材教育などの機能を移す。新たに雇う約100人の大半はパ
 ートやアルバイトで、正社員は約1割の見通し。〔以下略〕”

これも実にうまい経営判断だ。宮城県民はこれで
ホットランドに極めて高いロイヤリティを持つようになるだろう。

しかも無料で全国に報道して貰えるのだから
強烈なほど費用対効果の高い広報と言える。

他には陸前高田にワタミがコールセンターを開設するそうだが
これは明らかに低賃金雇用でキッザニアのように訪問者も増えないので
上の2社よりもやや見劣りがする。

…あとの問題は石巻から宮古迄の三陸海岸沿いに企業が来るかどうか。

鉄道や自動車道、空港から離れた立地を考えると観光業が最有力、
実績のある海外のリゾート運営体を税優遇で呼ぶのがベストだろう。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『週刊エコノミスト』9月13日... | TOP | 原子力関連雇用は、ベルリン... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | CSR(企業の社会的責任)関連