池田信夫氏や藤沢数希氏は蓄電池の利用を批判し、
コスト的に見合うような便益が臨めないと決めつけていたが、
どうやら敗北するのは彼らの方になりそうだ。
何故ならトヨタ自動車が革新的な蓄電池システムを開発したため、
初期投資費用が大幅に低下する見通しが立ったからだ。
当ウェブログでは蓄電池はPHV(プラグインハイブリッド)の蓄電池を
家庭用に転用して使うのが主力になると予想してきたが、
思いも寄らぬところから強敵が出現してきた。
トヨタの開発した革新的なシステムは、ハイブリッド車の使途済み蓄電池を転用して
家庭用の蓄電池として用いるというものである。
これならハイブリッド車を所有する家庭や機関はタダ同然で蓄電池を入手できるため、
イニシャルコストが大幅に低下する。コロンブスの卵のような素晴らしい発想である。
↓ 参考
走りながら発電するEV、住宅に電力供給できるPHVが登場! - 蓄電池の本命市場はEVとPHV
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/a8b5dd1f32b62da9e828f93b63ba522d
↓ 蓄電池の採算性が飛躍的に改善する可能性が高くなった
蓄電池で電気代2割カット、燃料電池+太陽電池で9割カット! - 原発停止で飛躍的に進歩する省エネ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c873aaf8e7f3193e34c687904e0c6915
▽ また、世界に誇る日本の省エネ技術が進歩しそうだ
シャープ、家庭用蓄電池へ参入 20年以上使用可能(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013011601001469.html
太陽光発電と組み合わせるシステムは以前より開発されていた。
これは寿命が長く何度も使えるとのことなので、採算性の改善が期待できる。
但し時間帯別の電気料金制度でないとメリットがないので注意。
HV使用済み電池:再利用で蓄電池システム開発…トヨタ(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20130124k0000m020126000c.html
価格が40%も安い上に、電気料金もエネルギー使用量も半減するという、
本当に素晴らしいシステムである。文句の付けようがない。
間違いなくトヨタ以外のハイブリッドメーカーも先を争うように開発を進めるだろう。
▽ 太陽光発電が昼のピークロード以外にも対応できるため普及が進みそう
▽ 「蓄電池は高価でコスト高だから普及しない」との広瀬隆氏の主張は時代遅れになりそう
技術進歩だけでなくシステム革新もイノベーションの一種だ。
オール電化のマンションや、子供がいてガスを使いにくい世帯には大変な朗報だろう。
コスト的に見合うような便益が臨めないと決めつけていたが、
どうやら敗北するのは彼らの方になりそうだ。
何故ならトヨタ自動車が革新的な蓄電池システムを開発したため、
初期投資費用が大幅に低下する見通しが立ったからだ。
当ウェブログでは蓄電池はPHV(プラグインハイブリッド)の蓄電池を
家庭用に転用して使うのが主力になると予想してきたが、
思いも寄らぬところから強敵が出現してきた。
トヨタの開発した革新的なシステムは、ハイブリッド車の使途済み蓄電池を転用して
家庭用の蓄電池として用いるというものである。
これならハイブリッド車を所有する家庭や機関はタダ同然で蓄電池を入手できるため、
イニシャルコストが大幅に低下する。コロンブスの卵のような素晴らしい発想である。
↓ 参考
走りながら発電するEV、住宅に電力供給できるPHVが登場! - 蓄電池の本命市場はEVとPHV
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/a8b5dd1f32b62da9e828f93b63ba522d
↓ 蓄電池の採算性が飛躍的に改善する可能性が高くなった
蓄電池で電気代2割カット、燃料電池+太陽電池で9割カット! - 原発停止で飛躍的に進歩する省エネ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c873aaf8e7f3193e34c687904e0c6915
▽ また、世界に誇る日本の省エネ技術が進歩しそうだ
『ニッポンの環境エネルギー力 ―IT産業立国からエコ産業立国に大変身を遂げる「日本の底力」』 | |
シャープ、家庭用蓄電池へ参入 20年以上使用可能(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013011601001469.html
”シャープは16日、家庭用蓄電池事業に本格参入すると発表した。開発した大容量蓄電池と同社の太陽電池を組み合わせてエネルギーを効率的に使うシステムとして提案し、不振の太陽電池事業のてこ入れを狙う。容量が4・8キロワット時と2・4キロワット時の2種類の据え置き型のリチウムイオン蓄電池を17日に発売する。充電と放電を毎日繰り返しても劣化による容量低下が少なく、20年以上使用できるのが特長。”
太陽光発電と組み合わせるシステムは以前より開発されていた。
これは寿命が長く何度も使えるとのことなので、採算性の改善が期待できる。
但し時間帯別の電気料金制度でないとメリットがないので注意。
HV使用済み電池:再利用で蓄電池システム開発…トヨタ(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20130124k0000m020126000c.html
”トヨタ自動車は23日、ハイブリッド車(HV)の使用済み電池を再利用した蓄電池システムを開発し、4月から全国のトヨタ販売店向けに販売すると発表した。将来的にはコンビニエンスストアや一般家庭への販売も検討している。
〔中略〕
高価なリチウムイオン電池を使った蓄電池システムに比べ、価格を6割程度に抑えられるという。蓄電容量は10キロワット時で、一般家庭の1日分の電力量に相当する。販売店での実証試験では、従来よりエネルギー使用量と料金をほぼ半減することができたという。太陽光発電や省エネ空調などと組み合わせた利用を想定している。
使用済み電池はこれまで砕くなどして新しい電池の材料にされるのが一般的だった。【米川直己】”
価格が40%も安い上に、電気料金もエネルギー使用量も半減するという、
本当に素晴らしいシステムである。文句の付けようがない。
間違いなくトヨタ以外のハイブリッドメーカーも先を争うように開発を進めるだろう。
▽ 太陽光発電が昼のピークロード以外にも対応できるため普及が進みそう
『エネルギー進化論:「第4の革命」が日本を変える』(飯田哲也,筑摩書房) | |
▽ 「蓄電池は高価でコスト高だから普及しない」との広瀬隆氏の主張は時代遅れになりそう
『原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論』(広瀬隆,集英社) | |
技術進歩だけでなくシステム革新もイノベーションの一種だ。
オール電化のマンションや、子供がいてガスを使いにくい世帯には大変な朗報だろう。