みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

ベトナム、日本の新幹線方式採用を閣議決定!! - 原発建設への日本企業参入も歓迎と

2010-04-16 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
もはやレイムダック間近の鳩山内閣ですが、
素晴らしい大金星のニュースが飛び込んできました。

余りにも日本にとって好都合な知らせなので
何か裏があるのか疑いたくなるくらいですが、
兎も角めでたいことです。

80年代のアメリカがまさにそうでしたが
経済低迷下にある国の首脳がトップセールスに出るのは当然です。

日本も、韓国やカナダの5%成長を指くわえて見ているのではなく、
できることは何でも試してみる行動力が必要です。
そうしないとすぐ「老大国」になります。

あのフランスが日米企業の苦手な途上国市場に食い込めるのは
明らかに彼の国一流の政治力の賜物です。
少しでも研究して見習おうとすべきだ。


ベトナム、新幹線採用を閣議決定=国交相ら来月訪問へ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c%3Fg%3Dpol_30%26k%3D2010041500380

”ベトナム政府が、計画中の南北高速鉄道について日本の新幹線方式採用を閣議決定し
 た
ことが15日、明らかになった。2012年の着工、20年の一部運行開始を目指
 す。来月中にも同国国会で承認される見通しだ。
 鳩山政権は、新成長戦略の柱に原発や高速鉄道などインフラ輸出を据える考え。仙谷
 由人国家戦略担当相、前原誠司国土交通相が来月の大型連休中にベトナムを訪問し、
 計画を後押しする。”

 → 閣議決定だからこれは間違いない。
   久しぶりのいい話だ。

   …但し、インフラ輸出では雇用はそう増えませんからね。。
   その認識の甘さがかなり不安です。


原発建設、日本の参入「強く希望」=新幹線35年開通は可能-越計画投資相(時事通信)
http://www.jiji.co.jp/jc/c%3Fg%3Deco_30%26k%3D2010041500489

”来日しているベトナムのボー・ホン・フック計画投資相は15日、都内で時事通信の
 インタビューに応じ、ベトナム南部ニントゥアン省の原発建設計画で、「日本企業の
 参入を強く希望する」
と表明するとともに、日本の新幹線方式採用を閣議決定した南
 北高速鉄道計画について、目標とする2035年の全線開通は可能だと強調した。ま
 た、日本の中小企業受け入れ態勢を拡充する意向を示した。”

単なるサービストークかもしれませんが、
背景や理由を知りたくなる報道です。

丸紅もベトナムの電力インフラ整備に関わっています。
原発だけにとどまらず、日本の製品や技術を活かして欲しいところ。

雇用に問題を抱える中国では、
次第に国産化圧力が強まってゆくでしょう。
これからはチャイナ・マーケットよりアセアンです。

中国の強大な影響力への防波堤が欲しいとの
アセアン側の地政学的ニーズにも合致します。


▽ 今更ながら勉強しておきたい。





『ヴェトナム新時代―「豊かさ」への模索』(坪井善明,岩波書店)





『物語 ヴェトナムの歴史―一億人国家のダイナミズム』(小倉貞男,中央公論社)


漢民族よりヴェトナムの方が遥かに日本人に近しいと思うこと頻り。
官の立場がやけに強いのもそっくりかも??
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