みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

『週刊エコノミスト』3月30日号-サムスン役員の平均報酬は一人平均10億円、成果が出なければ即刻クビ

2010-04-05 | 『週刊エコノミスト』より
今週の『週刊エコノミスト』の特集は「最強! 韓国」でした。
週刊ダイヤモンドのサムスン特集をもとに
韓国経済全体に視野を広げたような印象の特集。

タイトルは「日韓逆転?!」「日本が韓国に負ける日」
の方が良かったと思いますがいかがでしょう。

散々韓国経済の脆弱性を批判した本を出したその直後に
ウォンが大底をつけ反騰した見事な「逆指標評論家」三橋貴明氏への
インタビューも4分の1ページ程あると面白かったでしょう。(爆)





『完全にヤバイ! 韓国経済』三橋貴明,渡邉哲也

先見性に欠ける人物を候補者として擁立する自民党、大丈夫か??

『週刊エコノミスト』の内容案内

最新号の内容の確認は、こちらの毎日新聞のサイトの方が正確で早いです。
(定期購読は方式によりディスカウント率が複雑なので御注意下さい)
http://www.mainichi.co.jp/publish/magazine.html

特集冒頭の分析で、新興市場のボリュームゾーンを狙う戦略や
日本企業を凌駕する巧みなマーケティングが分かります。

P24、25の韓国現代政治史は興味深く、
P26の西濱徹エコノミストの日韓経済データ比較は保存版です。

(韓国経済に致命的な弱点が幾つもあることも分かる)

産業タイムズの厳在漢ソウル支局長の分析も
日系ジャーナリストと違う視点で面白いです。
サムスンの役員報酬は一人平均10億円で、
成果が出なければ即クビになる
とのこと。
日系半導体・液晶は勝てないでしょうね、これでは。

    ◇     ◇     ◇     ◇

P48のインタビュー「イチローより有名な日本人 吉田潤喜」が
興味深く、個人的には一推しの記事です。

7年前まで遡って損失を計上できる税法に救われた話、
生死をさまよった長女の高額医療費を割り引いたアメリカの病院、
かつて不法移民だったヨシダソース社長を見逃してくれた移民局。

敗者復活の機会を与えてくれる寛容なアメリカ社会の姿の
貴重な証言と言えるでしょう。

▽ この種のプロパガンダで分かったつもりの人が多いですからね。




『ルポ 貧困大国アメリカ II』


    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊ダイヤモンド』は恒例の営業特集でした。
巻末の「原子力ルネッサンス 果実と幻想」が抜群に素晴らしく、
関係者ばかりでなく投資家も必読です。

日本は地政学的に原発を増やすのはリスク大ですが
輸出産業化ということであれば話は別です。

直嶋経産相は労組出身なのでどうかと思っていたのですが、
インタビューを見る限り鵜呑みではなく自前で分析されていますね。





『週刊ダイヤモンド』2010年 4/10号

Data focusもいつもながら冴えています。
中国では「官民対立」が深刻になっているそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする