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流出雑記 

2013/8/7

2013年08月08日 | Weblog
朝 昨夜の酒宴の痕跡はない どんなに疲れていても その夜のうちに片付ける 朝から汚れた皿や飲みさしの缶の片付けを 前の晩を 朝に引きずるのが嫌なのだ
かぼちゃ茄子ししとう素揚げ 氷を浮かべたつゆに浸す それで素麺

ニュース 汚染水 海に流出 一日あたり300t 壁から溢れ 次の手は 凍土の壁 これが現実
急に行きたいところを聞かれても 思いつかない だいたい 行きたいところというものが ない 曖昧に出掛ける 街 中古の半幅帯 いい柄を見つけた しかし ゆっくり見られない さらに 絹ものを扱う環境のがさつさに 手が伸びない ここで買っても きっと長く使わない 本心なら浴衣と帯 あつらえて 夏の夜に出掛けたい 花火を見たり 私の誕生日祝いがまだだからと来たけれど 結局何も買わず 服なんて もう仕舞いきれないほどあるのに 次から次へ 街なんて来なければよかった 戻る 八瀬 川 足を浸す ほとぼりが冷める 岩倉の穴場で夕食

夜 中国映画 ルオマの恋 少数民族マニ族の17才の少女の物語 幾重にも重なる棚田の風景 水田を肥やす水牛 素朴に 日々の糧と密接に生きる人々 彼女は 村から少し離れた町の道端で 収穫したトウモロコシを 焼いて売る 傍の写真館の青年に恋をする 民族衣装をつけた彼女 秘境の地に来たと無遠慮にシャッターを切る欧米人日本人中国人観光客 逆手にとって 青年は 彼女との写真撮影を 有料にする商売を思い付く 彼女が美しかったから モロコシ売りをやめ ふたりで観光バスを待ち受ける その商売は トウモロコシよりずっと儲かった 帰りが遅くなった孫の夕食は 蒸気のあがった蒸し器のなかで保温されている 彼女に両親はいない 祖母は彼女の気持ちを汲んでいる 彼女は 青年と都会へ出て エレベーターに乗りたいと思っていた 青年には 金がなかった 借りていた写真館の家賃も払えず 追い出された 彼には 都会に女がいた 彼は 都会へ帰る 彼女は ついていこうとしたが 女が 彼を迎えに来ているのを見て 村に残る 雨の降る水田に転がり落ちてぬかるみのなかで泣いた しばらくして トウモロコシを売っていると 青年からの便り 棚田を背景に彼女が笑う彼の撮った写真が 表紙になった本が届く

シャワー 数日やりたくない欲が出ていた 体基礎 丁寧にしたくなる 真夏の夜 窓から入ってくる夜風の肌にあたる 蝉の声も完全にやんでいる 短い眠りについている 真夏の深夜 居間で寝入った夫 ベッドにあがるとついてくる猫

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