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流出雑記 

清水のち宇治

2008年07月28日 | Weblog
昨日、酷暑の中、東京からやってきた友人と祇園から清水寺まで歩いた。
遠いと思っていたが気づくと歩いてしまっていた。
途中のカフェでデリプレートランチ。デリはちょっと個性派でおもしろいが、米の炊き加減が固い。

しかし京都観光案内人として季節のスポット選びを誤ったと思う。
暑すぎて申し訳なかった。

清水坂を登りきって拝観料を払い清水の舞台のところに出る。
風景は思っていたより山深く、風が通って下界の蒸し暑さはない。
清々しさに若干救われる。

先日ニュースでやっていたが、世界遺産である清水の舞台の木の床面にピンヒールの穴が残ってしまうことが問題になっているらしい。
確かにそんな跡が無数にあった。

縁結びの地主神社も覗いた。
恋心に付け込んでお守りはひとつ千円。

帰りは二寧坂から下る。
お土産物屋ではソフトクリームやかき氷などがよく売れている様子。
いろんな柄の手拭いや浴衣などを見る。

夕方彼女は大阪で友人に会うために京阪で移動。
私は今夜は宇治に帰るので途中まで一緒に特急に乗った。
中書島で乗り換えなので、そこで別れた。
今度は東京を訪ねてみたい。

宇治線に乗り換え、木幡で降りる。
改札のあたりに来月10日の宇治川花火大会の告知。

駅から家へ歩いているとバイクが追いかけてきた。
妹だった。
大学がテスト期間に入り時間に余裕ができたので2日間だけこっちに帰っていると昨夜連絡をくれたので私も帰ることにしたのだ。

家に着き、冷たい番茶を飲みながら話す。

妹は今2回生。教職も取っているので授業も多いしサッカー部は毎日練習なのに居酒屋でバイトもはじめて忙しい日々を送っている。
一通り話すと提出日が迫っているいくつかのレポートをやりはじめた。

レポートを書くのは好きなのでなんか手伝おうかと体育大学のレポート課題とはどんなものか、テーマを見ると
「あなたはあるバスケットチームの顧問となる。怪我が多く、チームとしてのまとまりも欠いている。このチームを立て直すために必要かつ有効なフィジカル、メンタル面におけるトレーニング法をメニューや時間帯まで具体的に提案せよ。」


皆でスラムダンクを読んで士気を高めると提案したが却下された。


夕飯時になる。
母が作りおきしていった野菜の肉巻き、茄子と長芋の揚げだし、小松菜とおあげの煮びたしをふたりで食べる。
母ともうひとりの妹はそれぞれ外で食べてくる予定があったらしい。

最近アクオスになったテレビの画像と音のクリアさ。映画を見るにはいいだろうと思う。

食後、バガボンドを読み返したり帰宅した母のお土産のアイスクリームに冷やしぜんざいをかけ抹茶を振り和スイーツを創作してたのしむ。

真ん中の妹も帰ってきた。
ポニョに似ている。
それは本人も自覚しているところで、2歳くらいの頃なんてそのものだ。

それで母はいたくポニョが気に入り、映画館に行って買ってきたうちわが置いてある。
観に行く事を強く勧められる。

翌朝、目覚めると母とポニョ妹はもう仕事に出ていた。

私の好きな胡桃とレーズン、玄米のパンが買ってあった。
それにサラダとカフェオレ、ヨーグルトの朝ごはんをふたりで食べ、抹茶のロールケーキもデザートに。
9時前に妹は下宿先へ帰っていった。

それで誰もいなくなり、今日も外は暑そう。
私は休み。
いつ帰ろうか日差しがましになるまで待つかと考える。
とりあえず掃除機をかけ雑巾がけをすることにする。

ところが朝は晴れていたのに正午頃から重い雲があらわれ豪雨と空襲のような雷。
マンションは山の斜面に建つ3階なので見晴らしが良い。
ずっと窓から外を見ていた。
雨粒でかすんだ街と空の間を稲妻が何本も何本もはしる。
雷神御乱心といった様子で1時間経っても収まらず、こんなに鳴り止まない雷は今までの私の記憶にはない。
風景がひび割れそうに思うほど。
私たちの日々を簡単にひっくりかえすような人間の制御できないものの力を誇示されているようだった。






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