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流出雑記 

2016/7/1

2016年07月01日 | Weblog
晴れ。7月になった。
朝仕事を終えてそのまま図書館で大岡昇平「野火」絶望的状況下での心理描写は映像で見るより書かれたもので読む方がおもしろい部分がある。単に南方の島で死にゆくことの悲壮だけじゃなくて、絶望的状況下で人間が発想し、見ているもの思うこと。記述の能動が生きている絶望風景を読むことで、見えないことが見渡せる。その広大さ。

隣からもらった茄子を味噌炒め晩ご飯食べたあとレイトショーで「クリーピー」
1日はファーストデイで安かった。知らなかったラッキーの得した分をポップコーンに変える。
黒沢清の映画に醸されるふとした不穏な空気の動き。そういう、何か、を撮る。

すごい量に見えるのに上映が終わると消えているポップコーンはフィクションと相性がいい。



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