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流出雑記 

冬のある日

2008年01月20日 | Weblog
10時頃、外が騒々しくて目覚めると猿が数頭うろついていた。家の前に飾っていたイガ栗が割られ、実だけ食べて散らかすわ時計草の実はむしられるわ。
冬山には食物が少ないのだろう。許す。

我が家は朝昼兼用ごはん。
トースト・目玉焼き・ほうれん草と豆のマスタードマヨサラダとカフェオレ。
超熟びいきだが今日は本仕込み。

午後から岡崎の辺りで仕事。外に出ると寒いがカラっと晴れていい感じ。
なんかとても好きな陽水の「夢の中へ」をリピートしながら自転車で走る。
先日、同タイトルの映画(園子温監督)を見たが夢の中へも外へも行けず放置されたように終わりダメだった。
最近午後からの仕事が多いので、ほとんど毎晩夜更かしビデオ上映会が催される。昨夜は「ヘドウ゛ィグ・アンド・ザ・アングリーインチ」と「エレファントマン」の2本立て。

夕方に仕事を終え、北白川を帰りながら花屋や本屋に立ち寄り、大学近辺でダーリンと待ち合わせる。
晩ご飯は前々から一度行ってみようと話していたラメーン屋に決めた。
一年に一度行くか行かんかのラーメン屋。
ふたりともさしてラーメン好きでもないので一乗寺近辺に住んでる甲斐なし。
前にテレビで取り上げられたのを見て、それ以来彼の行ってみたい場所となっていた北白川「ますたに」へ。
6時半くらい、混んではいない。並とチャーシュー大、頼んですぐ出る。
批評できるほど通ではないが、なんか安定感がありおいしかったです。
そんな量が多いこともないのに胃が満たされた。

今夜は漫画ナイトにしようということでガケ書房でそれぞ気になる漫画を買って帰宅。

寄り道してスーパーで買ったかぼちゃプリンを食べたらだいぶ胃にずっしりきた。
さらに読んだ漫画が末永史の劇画タッチで重暗い「二階屋の売春婦」。
ずっしり来て横たわり目覚めると日付が変わる頃に。胃はさっきより軽くなった。

末永史を読んだのは初めてだ。
私にとってやまだ紫+つげ義春という感じ。
短篇で、初期の作品は二十代に描かれたもの。
時代は違えど共感するところもある。以下引用。

今日の新宿はやけっぱちのあかるさだった
豊かそうにニコニコした人達は貧しい私を錯覚させる
そしてボーナス
みんな
一年分の労働の怨みを夢中で笑いながら
一万何千円ものオーバーコートを買っていた
労働にかかっちゃ   
ちゃちな才能なんてひとたまりもない
ボーナスをにぎって必死でニコニコしてる人達と
一枚のLPに
空腹借金
酔えない酒をおしこむ女
ああ何て
鼻もちならない


そこまでヒドくないけどね。
私。

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