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流出雑記 

残留私

2008年10月09日 | Weblog
4時就寝9時過ぎ起床。

木曜は缶・ビン・ペットボトル回収日。
かなり溜めていたのをやっと出す。回収の人に申し訳ないくらい重い。
今日も良い天気。
洗濯。
お風呂の湯を洗濯に再利用しているが、ホースがないのでいつも洗濯機と風呂場の2メートルほどの間をバケツで行き来する。

ゴウン………ゴウン…
ドライコースの洗濯はおごそかに始まる。

さつまいものお味噌汁が飲みたくなる。
さつまいも、キャベツ、玉ねぎ、人参、しめじ、ねぎ 冷蔵庫にあるものいろいろ入れてやった。
さつまいもの味噌汁、女性では好きな人が多いが男性ウケはどうもいまいちのようだという話しがある。
ダーリンもさつまいもよりじゃがいものほうが好きらしい。
味噌のしょっぱい中にさつまいものほくっと甘いのがおいしいのにね。

ダーリン12時半起床。

お昼を済ませてから、京都市美術館に私の母校の美術高校の制作展をふたりで見に行く。
今年の春、そこの彫刻科に3ヶ月間ポーズに行っていた。その立像も展示される。

自転車で走っていると暑いくらい。
美術館に着く。日本画、洋画など8学科あり、私はファッションアート科にいた。
いろいろ見て回る。基礎実習のデッサンなども展示されていた。私が学生の頃もよくモチーフになっていた「プレミアム」というクラッカーの箱が今も描かれている。
ダーリンも画塾で初めて描いたのはプレミアムだったと言う。
パースの付け方も教わらないままとにかく見えるように描いて、その時の「PREMIAM」のレタリングだけが異様に巧くて褒められたそうだ。

彫刻の展示室に行くとちょうど合評中だった。
挨拶をしゆっくり見せてもらう。
ポーズ期間が終わった後も1ヶ月間それぞれに手を入れ続けて完成したそうで、たしかに教室で出来ていくのを見ていた粘土の段階のものとは印象が変わっている作品もあった。
ポーズは同じなのだが8体それぞれの人体が完成していた。
付け足したり削ったりしながらはなれてバランスを見ることを繰り返した末にひとつの「人」のフォルムが残されていた。
残されたフォルム。
人のかたち。
彼、彼女らはどういう思いでその形を残したのだろう。その形の人を。
何かを足したり、削ったりしながら。

私はそのポーズをしているときの骨や筋肉の立証としてあったが、新たに私ではないものがそれぞれの感覚で肉付けされ掘り出され、でもふくらはぎのラインや表情、そこかしこに私の要素が残っている。
「人」の形のなかに私の残留を立体的に見る不思議な感覚だった。





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2 コメント

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Unknown (wajima)
2008-10-11 04:08:26
モデルの仕事の醍醐味って、そういうところにもあるんだね。
彫刻だと立体的に見ることが出来るから。面白い。。
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Unknown (mica)
2008-10-11 10:09:13
背中から見るのが特におもしろいよ。

こないだ造形大の大学院に行ってる友達が、松本俊夫さんと伊藤さんの授業で「今までの映像コースの卒制を鑑賞」というのがあって、上映された2作品内のひとつは「光が丘」という映画だったといってたぜ。
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