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流出雑記 

ケーキ後の至福

2007年09月20日 | Weblog
舞台中心に回っていた日々がようやく終わり、思う様小梅を見つめては揉み、掃除洗濯植物の手入れ、またつらつらと書く余裕ができた。
ひとつの公演を終えた後しばらくの間は戻ってきた自由な時間をたのしみながら何処か淋しい感じもありつつ、渦中から抜け出したところで作品を反芻する。

この公演が終わったらチーズケーキの研究をしたいと思っていた。私はお祝い以外では、時々気が向いたときにケーキを焼く。
今日はチーズがなかったのでカボチャとさつまいものケーキを焼いた。一晩冷やすので食べられるのは明日のお昼。
深夜にケーキのにおいがたちこめる部屋では眠る気にならないので起きている。
食べるのはもちろん好きだが、オーブンからの甘いにおい、それよりさらに私には楽しみが残されている。

生地の付いたボウルやヘラ。

どろっとしたクリーム状の取りきれなかった生地を舐めること。
これだけは作った本人にしか味わえない。

小さい頃はずっとホットケーキの後のボウルを狙っていた。今もホットケーキそのものよりおいしいと思う。
その他鍋にこびり付いたカレーとか煮え切って何か判別できくなったすき焼きなんかが大好きだ。

何か為し終えた後にもそういうものがまだ残ってるのだ。

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