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流出雑記 

2010/06/20

2010年06月20日 | Weblog
隣のおばあさんが玄関先の植物の手入れをしながら、ピンクのまるい紫陽花を一輪切ってくれた。
小梅は自分の水のボウルがあるのに、机に飾ってある紫陽花の水を飲む。そのほうが季節の味がするのか。

小豆は抗生物質とステロイド剤を止めて数日経つが、以前のように口の中が痛い様子もなく毎日よく食べる。ステロイド剤を使うと食欲が増すそうで、薬を止めると急に食が細くなることもあると獣医さんから聞いた。体重が普通の成猫の半分程度しかない小豆がこれ以上痩せたらという心配をよそによく食べる。
小梅は猫食いするが小豆はしない。猫食いとは、一気に食べず、数回に分けてちょこちょこ食べること。余所で生まれたのをもらってきた小梅は食べることの苦労を知らないが、極度の飢えを経験している小豆は目の前に出されたものはすぐに平らげる。食べ物に強い執着があり、パンなんかも欲しがる。
小梅はパンを食べ物とみなしていないので、手の届くところに置いてあっても興味を示さない。だから猫はパンを食べないものと思い込んでいた。
買ってきた柳月堂のパンを袋に入ったままテーブルに置いて少し目を離すと、がさがさ音がする。見ると小豆が袋に顔を突っ込んで、中のビニール袋を破ってぶどうパンをひとかじりしていた。

5時20分起床
奈良3日目。
朝からザーザー降っている。かなり雨足が強いので、洪水警報でも出て休講になればいいとうっすら期待してテレビを付けたが注意報止まり。

明け方近くまで仕事をしていた夫は、寝つきかけたところを私のアラームに起こされたようで、下に降りてきてダブルピーナッツサンドを食べている。
身支度をし、ヴェルヴェーヌとレモングラスとハイビスカスの赤いお茶と黒い麩菓子。
ピーナッツサンドだけでは足りなかった夫はシュガートーストを作っている。
トースターからパンの焼けるにおいがしてくると小豆が足元で鳴く。

雨のなか家を出る。
電車で持ってきたクイックジャパンの神聖かまってちゃん特集を読む。
メジャーデビュー曲を聞いたが、同じ曲でネット配信されている音源の方がずっと良いように思う。ざらついた音を含めて魅力的だと感じるので、ノイズと一緒に整わない力がカットされてしまったようで物足りなかった。今後どうなるのか気になる。
ゆーれい未満という曲が特に好き。

学校に着き、出勤簿に3つめの判子を押す。はやく増えるようにと唱える。あと10個。
フラメンコの衣装は重いが、座りポーズで助かった。ただ、左腕を椅子の背もたれにのせていて、背もたれに花モチーフが彫ってあるのでそれが二の腕に当たって地味に痛いのと、履いているヒールの先で足の指がぎゅうぎゅうに詰まって窮屈ではやく脱ぎたくてしかたない。
ポーズ中は仕事終わりに駅の中のパンやで買う完熟トマトカレーパンのことを考えて過ごす。
最終日まで遅刻せずに通えますように…。