goo blog サービス終了のお知らせ 

figromage

流出雑記 

2010/6/5

2010年06月06日 | Weblog
朝、目覚ましを止めて二度寝しようとすると小豆が起こしにくる。
目覚ましが鳴ると人が起きて、すると朝ご飯が出てくるという流れを覚えたようで、起き上がるまでベッドサイドで力の限り鳴いてくれる。
最近は口内炎の炎症も治まり、食欲旺盛。まだ痩せているが触ってもハラハラしない程度にはなった。これから減薬しつつ様子を見る。

先日の昼のこと。小豆は走らないし、玄関を開けてもあまり外に出たがらないので油断していたら姿が見えない。脱走していた。
私と夫はそれぞれ小豆のステンレス製の食器を手に持ち、爪でカンカン音を出してあずきーあずきーと呼びながら町内を探す。バイクのカバーの中、車の下、家と家の隙間の通路、生け垣、小豆の好きそうな場所を覗き込んでは呼び、30分程ほど歩き回っているとどこからかひょっこりあらわれ、見たことのないスピードで走って来て玄関に飛び込んで無事帰還。

この頃、休みがあるとバイクで走り回っている。私は後ろに乗って。
北へ東へ西へ。
揃って一日休みだった日に、長浜まで行ってみた。目的は夫がどうしても食べたいというホワイト餃子。それがある最寄りの店が長浜だったのだ。
後ろの席だと道のことなど何も考えないし、申し訳ないほど気楽に風景を見ながら歌もうたえる。残酷な天使のテーゼ、魂のルフラン、あの素晴らしい愛をもう一度、日曜日よりの使者、千のバイオリン、やさしさに包まれたなら。

山道の冷たい空気、田植えを終えたばかりの水田、国道沿いのやたら文字のでかい看板、一定の間隔であらわれるマクド、吉牛、王将、天一。
幾つもの橋を渡り、草津の道の駅に寄ってうどんを食べて買い物し、幾度かコンビニで休憩しながら11時に家を出て目的地の店に着くと4時を過ぎていた。
端から見ると営業しているのかさえ怪しいほど古い外観の中華料理屋のメインは例の餃子とイタリアン焼きそば、とある。ガラスケースの模型で見たところ焼きそばにトマトソースが掛かっている状態の、なんとなく想像のつく焼きそばは頼まずホワイト餃子のみ注文。
ホワイト餃子は水餃子くらいの皮の厚みで、今まで食べたことのないタイプの餃子だった。好き嫌いが分かれそうだが私は好みだった。
帰り道、西日を浴びながら揺られているとどうにも眠くなり、何度か夫にヘルメットの頭突きをくらわす。