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流出雑記 

2010/06/25

2010年06月25日 | Weblog
アラームが鳴る3分前に目覚める。朝はやい生活に体が順応してきている。
私が起きる頃にはちょうど試合が終わってインタビューなどやっているだろうと思って寝ついたが、さてどうなったかワールドカップ。
下に降りると中継を見ていた夫、すごい試合だったという。
日本が3対1で勝っていた。鮮やかに決まったフリーキックのリプレイを横目で見ながら眉を描く。
6時20分、夫と小梅に見送られゴミをだし家をでる。
北山通りを自転車で走っていると、青いユニフォームを着た大学生の男の子が2人乗りで反対車線を走っていた。向かいから同じくユニフォーム姿の男の子が走ってきて違いざまに、うぉーすイエーとハイタッチしてまたそれぞれの方向に走っていった。
もしも今日の朝、私も日本代表のユニフォームを着ていたら例え初対面でもそんなふうに喜びを共有できるのか、と思うと着たくなった。

地下鉄で京都駅へ、近鉄に乗り換え。近鉄は特に冷房が強いので弱冷車に乗らないと凍える。
固定ポーズ5日目。
休憩中、先生が骨格模型をモデル台に上げて同じポーズで座らせ、学生たちに骨の構造と体のボリュームについて説明する。
模型は欧米人の青年の骨格だったので体の比率は少々違っている。後ろから見る頸椎から骨盤に連なる背骨のながれ、胸部を囲うように弧を描く肋骨のラインは美しい。骨盤と股関節の連結部、大腿骨の付け根は人形の関節のように丸くなっていて、それが骨盤の穴にうまい具合に合体している。
この骨組みの上に血管と神経が張り巡らされ、消化器、呼吸器、生殖器などの内臓が納まり筋肉と脂肪がのって皮膚が表面を被っている。その緻密で複雑なつくりをイメージすると気が遠くなるのだが、気が遠くなっている私そのものがそのようにできているのだと思うと遠近感がはかれず滲んだ感じになる。

帰り道、小雨が降りだした。
昨日の晴天で梅雨であることを忘れ傘を持っていない。
駅までの道にある家の軒先のサボテンがブブゼラのような花を咲かせていた。

午後からもう一件。
つま先立った固定ポーズで、もちろん踵に補助を置いているが足がものすごく疲れる。帰りの電車の帰宅ラッシュと家までの自転車が辛い。
それでやっと帰り着いた家が片付いていなかったりすると疲労感がかさましする。