3時就寝11時起床
昨夜、オバマ大統領の就任演説を見ていた。
テレビで繰り返し歴史的瞬間と言うから見なければならないような気持ちになってホントに見たいかどうかよくわからないまま見たので19分の演説の後半は上の空だった。
オバマ氏の手相の運命線(手のひらの真ん中あたり)は中指まで突き抜けているらしい。そんなことを思い出していた。
目覚めるとダーリンは家を出た後だった。小屋入り中で朝早く伊丹アイホールへ。
掃除をしたり家のことを一通り済ませてから大学の図書館へ返却がてら向かう。
自転車で走り出すと小雨が降り始めた。
今日は午後から雨の予報。
図書館は明日から試験期間に入るので貸し出し禁止になっていた。
武田泰淳の『未来の淫女』という小説を探しているが検索しても見つからず。
しばらく図書館をふらつき佐藤忠良の彫刻の写真集、ジーパン履いている上半身裸の像が変だと思いながら眺める。
『水』『土』というしゃがんでそれぞれ水と土に触っている形の裸婦像は素敵だった。
図書館を出て駐輪場に向かうガラスのドアを出た所の軒先に茶トラの子猫が2匹雨宿りをしていた。
生後半年くらいで人慣れしている。
しゃがんで呼ぶと1匹がととと…と寄って来てスカートの裾に入った。それを見てもう1匹も入った。
ごく自然な振る舞いでスカートをテント代わりにした。
しばらく温める。
その後古本屋で武田泰淳の『富士』を見つけて買う。半額に申し訳ないような気持ちになりながら。
カナートで買い物して帰宅。
「甘みのある~」という売り文句のちぢみほうれん草は茹でただけでも確かに甘みがあり醤油を少し垂らしただけでおいしい。
使い倦ねていた白菜をがさがさ鍋に詰めて蒸し茹でにし、かぼちゃクリームシチューの素を入れて煮てやった。
夕飯を終え、『富士』を読みはじめる。
導入部分は武田百合子の『富士日記』に描かれる山荘にやってくるリスや鳥のこと、草刈りのことから戦時中の精神病院を舞台に描かれる物語に移って行く。
山荘での穏やかな日々、移り変わる風景を武田百合子は不自然な積極性ともただひたすらな牧歌的享受でもない在り方で、スケッチするように鮮やかに言葉にしたが、武田泰淳の方は餌付けをはじめてあたりまえのように武田家山荘にやってくるようになったリスを見ながら「神の餌」という主題を見つけ言葉を練り上げていたのだなと思う。
同じ場所で暮らした時間の中で比重の異なる魅力的な作品が生まれている。富士日記の描写を思い起こしながら本の後ろに広がりを感じた。
富士という言葉がいいなと思う。
ふじ
フジ
FUJI
富士…富士山の略 静岡県中東部富士川東岸にある市
不二…ふたつないこと ふたつでなくて同一であること
不次…決まった順序によらぬこと 破格 異例
不治…病気がなおらないこと
不時…予定外 不意 臨時
父事…父に対するように人に仕えること
扶持…そばにいてたすけささえること
藤…マメ科フジ族の植物の総称 5月頃花をつける
昨夜、オバマ大統領の就任演説を見ていた。
テレビで繰り返し歴史的瞬間と言うから見なければならないような気持ちになってホントに見たいかどうかよくわからないまま見たので19分の演説の後半は上の空だった。
オバマ氏の手相の運命線(手のひらの真ん中あたり)は中指まで突き抜けているらしい。そんなことを思い出していた。
目覚めるとダーリンは家を出た後だった。小屋入り中で朝早く伊丹アイホールへ。
掃除をしたり家のことを一通り済ませてから大学の図書館へ返却がてら向かう。
自転車で走り出すと小雨が降り始めた。
今日は午後から雨の予報。
図書館は明日から試験期間に入るので貸し出し禁止になっていた。
武田泰淳の『未来の淫女』という小説を探しているが検索しても見つからず。
しばらく図書館をふらつき佐藤忠良の彫刻の写真集、ジーパン履いている上半身裸の像が変だと思いながら眺める。
『水』『土』というしゃがんでそれぞれ水と土に触っている形の裸婦像は素敵だった。
図書館を出て駐輪場に向かうガラスのドアを出た所の軒先に茶トラの子猫が2匹雨宿りをしていた。
生後半年くらいで人慣れしている。
しゃがんで呼ぶと1匹がととと…と寄って来てスカートの裾に入った。それを見てもう1匹も入った。
ごく自然な振る舞いでスカートをテント代わりにした。
しばらく温める。
その後古本屋で武田泰淳の『富士』を見つけて買う。半額に申し訳ないような気持ちになりながら。
カナートで買い物して帰宅。
「甘みのある~」という売り文句のちぢみほうれん草は茹でただけでも確かに甘みがあり醤油を少し垂らしただけでおいしい。
使い倦ねていた白菜をがさがさ鍋に詰めて蒸し茹でにし、かぼちゃクリームシチューの素を入れて煮てやった。
夕飯を終え、『富士』を読みはじめる。
導入部分は武田百合子の『富士日記』に描かれる山荘にやってくるリスや鳥のこと、草刈りのことから戦時中の精神病院を舞台に描かれる物語に移って行く。
山荘での穏やかな日々、移り変わる風景を武田百合子は不自然な積極性ともただひたすらな牧歌的享受でもない在り方で、スケッチするように鮮やかに言葉にしたが、武田泰淳の方は餌付けをはじめてあたりまえのように武田家山荘にやってくるようになったリスを見ながら「神の餌」という主題を見つけ言葉を練り上げていたのだなと思う。
同じ場所で暮らした時間の中で比重の異なる魅力的な作品が生まれている。富士日記の描写を思い起こしながら本の後ろに広がりを感じた。
富士という言葉がいいなと思う。
ふじ
フジ
FUJI
富士…富士山の略 静岡県中東部富士川東岸にある市
不二…ふたつないこと ふたつでなくて同一であること
不次…決まった順序によらぬこと 破格 異例
不治…病気がなおらないこと
不時…予定外 不意 臨時
父事…父に対するように人に仕えること
扶持…そばにいてたすけささえること
藤…マメ科フジ族の植物の総称 5月頃花をつける