2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

東北旅行 青森から弘前

2019年10月17日 | ひとりごと

朝はやく起きて青函連絡船の埠頭跡へ出かける。旅行好きだった祖父が旅先から青函連絡船の絵葉書を送ってくれたことがある。いつか乗りたいと思っていたらトンネルができ廃止に。松本清張の小説やそれの映画、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」等終着駅として、また連絡船の接続駅として特異な駅である。
3本あったと思われる専用埠頭も八甲田丸が係留されているもののほかは跡形もない。




構内は線路が海に向かって伸びていた形跡を若干残しながらも空白感が漂う。異様に長い跨線橋は健在。ただ新しい駅舎を作っている気配があるからもうじき短くなってしまうのかもしれない。
ホームの信号には東京方と表示があるのもかつて長大編成の長距離優等列車が発着していた名残だ。今は近郊用のE701系2両編成が発着と寂しい限り。



08:09のJR奥羽本線 快速リゾートしらかみ2号 秋田行で弘前に向かう。今回の旅行はJIA建築家大会2019青森inHIROSAKI の会議出席のためのものである。
ただし津軽といえば津軽鉄道、岩木山、斜陽館、十三湊と訪ねてみたかったところばかり。少々欲張ってレンタカーで五所川原まで進む。津軽平野をドライブしてたわわに実った赤いリンゴ畑を眺めながら景色を味わった。





もちろん前川國男の出身地である。こちらの見たい建築がある。と言いたうところだが設計の仕事から少し距離を置く現在どうも建築に対する興味が低下しがち。建築の世界に足を踏み入れた頃前川國男を巨人だった。上野の東京文化会館に感銘を受けたことは今でも時々思い出す。コンサート聞く機会を作って建築も味わおう。



弘前は人口17万程度だそうだが立派な街並み。前橋以上の集積された都市である。サラリーマン大名とは違い外様大名の威厳を感じさせるものが残っている。
新幹線を使えば日帰りも可能。弘前城の桜は是非見たいものだ再び見えることを期待しよう。



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