2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

裁量労働制

2018年02月21日 | ひとりごと

政府の子供騙しのようなデータのおかげですっかり悪者になったかのような「裁量労働制」
仕事によっては職能を発揮するために職場の拘束時間だけで仕事が成り立たない職種もたくさんある。
学校の先生は教材研究を職員室だけではとてもできないだろう。建築家は新しいアイディアを24時間考えている。
仕事の価値、対価をすべて時間に置き換えるという給料の考え方自体が無理があるのだ。

一級建築士は裁量労働制は認められるが二級建築士は認められていない。つまり技術的な知識だけでなく創造的な能力は時間に置き換えることができないことでこの階級に分けているのだ。また発揮される能力も個人の力により当然大きな差がある。事務処理能力の違いは時間に換算できない。
政府と財界は本来の意味より力関係による実質的な賃金抑制に利用しようとしているのでおかしなデータをでっち上げたのではないか。

いずれにせよ就職を単に企業に入り組み込まれることと考えている側の人間の民度が上がらなければ解決しない。
就職活動の話題が出るたび就職ということを改めて考える。

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