外国語のことは解らないが、日本語というのは複雑な言語の部類だそうだ。ほぼ毎日、寝落ちなどを除けばブログを書き始めて2年たった。同じ前橋にお住まいのSさんが毎日博識を生かして写真や立派な文章を書き上げておられるのに刺激され、とにかく毎日書こうと思い立った次第。もっとも所詮真似の域以下の内容で、「今日は書くことがない」と書き込む始末。それでも今日の出来事を反芻して思い描くのは悪いことではない。その日有ったことを書き留める備忘録としては少しは役に立っている。ところが最近「備忘録」なる言葉が思わぬところから出てきてちょっと気分が悪い。
そんなつまらないことはさておき、今朝のSさんのブログに「青あらし」という言葉が出てきた。これだけではなんのことかピンとこないのだが前後の文脈から新緑の頃になって穏やかな日の間に吹く強い風であることがわかる。新緑の木々の枝が揺れるさまが目に見えるようだ。今日も強い風が吹く。道を歩くと新緑の街路樹の梢が風にもてあそばれ、「青あらし」という言葉が頭の中をよぎった。青は緑を差すことばとなる。緑も単に緑と書くこともあれば碧と書くこともあり、それぞれ独自の色相や状況を表す。日本語の奥深さを再認識する。いまさらSさんのような教養は身につかないだろうが。
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