2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

五月の臨江閣

2013年05月18日 | ひとりごと
今日、5月18日、前橋市臨江閣本館で景観建築研究機構の年次総会が開かれた。
同組織は日本建築家協会群馬地域会の有志が中心となって設立されたNPOである。
昨年度は3件の歴史的建造物の調査活動を行った。
この臨江閣もその調査業務の一つであり、その縁で年次総会を開催した次第だ。

古い建物は時に寿命を待たず解体されてしまう事がある。
すなわち建物の用途と需要の不一致に起因する事態だ。

今日は多くの見学者やコンサートも開かれ結構にぎやかだったし、結婚式の前撮りの定番になりつつあるとかでかなり活用されているようだ。
古くなったといってもとはいえ遠くは浅間山や妙義山、また榛名山そして直ぐ下には館名の由来ともなった利根川が流れる絶好のロケーションである。
どんどん使われて、ずっと残っていって欲しい建築だ。夕方室内から明かりが漏れると日本建築らしいやさしい表情に包まれた空間が美しい

総会では今年新たに始まる業務も発表された。
着実に実績を重ねているのが設立に係わったものとしてうれしい。