藤岡の住宅作品発表会「つづく家」が無事開かれた。
米田設計の主催ではあるが所員の横堀が実姉の家族のために設計した家でもある。
もともと住宅という分野の設計はごく私的な用途のものであり、建築主との意思疎通が他の建築より、さらに密接なものが要求される。
この点自邸や身内の家ともなると、個人的な嗜好が濃厚に反映されるものだ。
彼の個性を感じさせる数々の仕掛けがデザイン的にも良く昇華され楽しい家庭を想像させるものになっている。
とはいえ設計のベースとなる技術的なものはいままでの仕事で習得されたものが堅実に生かされていた。総合的にはまとまりの良い住宅に仕上がったのではないか。
設計関係の友人たちも多数見に来てくれた。デザインと建築としての基本性能に関してのせめぎあいはいつもある。その境界線の長い壁をどこに引くか、友人たちの批評を聞いていると興味深い。やはり米田設計の伝統は相当手堅いもののようだ。
この住宅をごらんになって横堀と同世代の方々にどう映ったかも非常に興味のあるところだ。現在も70歳代から、30歳代まで幅広い年齢層の建築主の仕事を手掛けているが建築に求められているものがこれからどう変化していくのか、今後の動きに注目したい。
米田設計の主催ではあるが所員の横堀が実姉の家族のために設計した家でもある。
もともと住宅という分野の設計はごく私的な用途のものであり、建築主との意思疎通が他の建築より、さらに密接なものが要求される。
この点自邸や身内の家ともなると、個人的な嗜好が濃厚に反映されるものだ。
彼の個性を感じさせる数々の仕掛けがデザイン的にも良く昇華され楽しい家庭を想像させるものになっている。
とはいえ設計のベースとなる技術的なものはいままでの仕事で習得されたものが堅実に生かされていた。総合的にはまとまりの良い住宅に仕上がったのではないか。
設計関係の友人たちも多数見に来てくれた。デザインと建築としての基本性能に関してのせめぎあいはいつもある。その境界線の長い壁をどこに引くか、友人たちの批評を聞いていると興味深い。やはり米田設計の伝統は相当手堅いもののようだ。
この住宅をごらんになって横堀と同世代の方々にどう映ったかも非常に興味のあるところだ。現在も70歳代から、30歳代まで幅広い年齢層の建築主の仕事を手掛けているが建築に求められているものがこれからどう変化していくのか、今後の動きに注目したい。