2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

不勉強 奈良は良い

2006年11月11日 | ひとりごと

JIAの奈良大会の地域会合同会議は予想通り。
本部人事が支部との意思疎通のない部分で決まることに問題がありそう。
デザインフォーラムは出江寛さんがお元気そうだったので、このお話が聞けただけで着てよかったと思う。

夜、ならまちにJIA群馬の参加者と出かける。
「はり新」でかみつみち弁当をいただく。町屋をそのままに座敷でいただくことが出来、のんびり談笑しながら奈良の夜をすごす。この附近「ならまち」のことはまったく情報を持っていなかった。
外観が素敵だったので思わず入ってしまったのだが結構有名な店であることがあとから知らされた。(ならまち格子の家のスタッフ、インターネット等)

低層高密度の面で広がる都市住宅地の歴史を重ねた雰囲気は関東にはないもの。
翌日10日も朝から訪ねる。夜の闇から一転、生活観ある街並みを観る。
今西家書院では床刺しの竿縁天井や猫間障子の解説が面白かった。

午後は今井町に出かける。
こちらも江戸期の雰囲気をよく伝えている。ややごつい印象。経済的な余裕か、防火のための漆喰壁や、入母屋作りの家が目だつのが「ならまち」との違いか。

ここら辺のひとは普通に織田信長や、明智光秀がどうのこうのはなしをする。
やはり日本史の舞台であった土地柄か。前の戦争というのは応仁の乱のことだと京都の人が言っていたのを思い出す。

近鉄の「橿原神宮前駅」に間違って下車。村野藤吾の設計した駅舎を観る機会あり。やまと棟造りの屋根とアールデコの装飾と和風のモチーフといろいろで饒舌な作風。「賢島の志摩観光ホテルにでも行ってみたいな」と賢島行きの特急を見送る。

前橋に帰ったらいつもの寂しい風景。町内で「チンドンバンド」に参加している友人に駅でばったり。「ダイベイ踊り」も良いけど前橋の歴史も少しみんなで勉強しよう。かれは「ダイベイ踊り」のもと歌、「前橋音頭」復活を仕組んでいるとのこと。