毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

書籍の向こうにある別世界…函館~北斗市

2008年01月14日 17時15分23秒 | Weblog
著者が一冊の本を書き上げるのに最低でも1年間くらいは原稿と向き合うものです。
私自身も二冊の著書を出版しましたが、何年ものノウハウを蓄積していても、それをまとめるだけでも一年間くらいはかかりました。

この連休に、新潮社から出されている 楡周平 著「再生巨流」を読みました。
大手運送会社の一人の部長を主人公として書き上げた経済小説の大作です。

官僚機構や大手企業において誰も遣らなかった斬新な企画などは、とかく企画倒れに終わる場合が多いものです。
大勢の人々で構成する組織では、従来の仕事を変革しようと新しい企画が起案されますと、その企画に対する問題点ばかりが指摘されるものです。
大きな組織の大きな改革ほど、その規模に相応した抵抗勢力が力を発揮するもので、誰もが今までどおり善いのであって、変革を望まないのです。

「再生巨流」は、斬新な起案を事業化させるまでの過程、つまり抵抗勢力との息詰る闘いの様子がリアルに描かれています。
構想を具体的に稼動させるまでのビジネスメカニズムと経営チャートと、そこにうごめく人間達の心の動きさえもリアルに描かれています。
このとおりに実践すると、このとおりに事業が実現できそうに思うくらいの臨場感です。
楡周平氏は企業経営の経験など全く無いようですが、実に様々な資料を基にして取材し、検証しながら執筆したように思われます。

著書の向こうに全く自分の知らない世界が見えるようです。
一冊の本から多くの情報が得られるものですが、この「再生巨流」では、著者が苦心して集めて纏めたビジネス体系を、居ながらにして習得する事が出来るのです。
本を10冊読めば、10の世界を見る事が出来るような気がします。

写真は今日、訪れた書店で撮ったものですが、実に多くの書籍が販売されております。
しかし、ただ読んで「面白かった」と終わっていたのではもったいないのですね。
実践に活かす工夫を見出しなさいと言っても、それがまた、中々難しいのですが…

今日も北海道は、最高気温が-3℃、最低気温が-7℃の真冬日でした。
明日から通常業務となります。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
Blog Entry ランキングへ投票

今時の若者は素晴らしい…東京大崎~羽田空港~函館空港~北斗市

2008年01月12日 16時46分25秒 | Weblog
今日は気温11℃、雨の東京から氷点下6℃の北海道に移動してきました。
羽田空港に来る京急電車はかなり混み合っており、中学生と思われる三人連れが三人がけのイスに座って話し込んでおりました。そこへ中年のご婦人に手を引かれた80歳代のおばあちゃんが乗り込んで来ましたが、その姿を見た瞬間に中学生が立ち上がり、そのおばあちゃんに座るように勧めるのです。
見た目はその辺にいるごく普通の中学生ですが、何とも清々しい思いに包まれて来ました。

羽田空港のラウンジで氷点下の北海道に旅立つ仕度をしたのでしょうか、厚いコートを着込んだ重装備の服装で飛行機の搭乗を待っておりました。
初々しい女子高生と見られる十数人の団体がおり、引率の先生から促されたのでしょうか、きっちりと一列に並んでおりました。
そこへ大声で話をしながら数人のオジサンが割り込んで来たのです。
華やかだった彼女達の笑顔が一瞬に曇ってしまいました。

飛行機は自由席などありませんから、先に搭乗してもあまり意味がないのです。
順番が関係ないのであれば、せっかく並んでいる彼女達に一言声をかける感覚がなかったのでしょうか。彼女達はオジサン達の行儀の悪さや無神経さに幻滅を感じたようです。
このオジサン達は、彼女達に不快感を与えた事など全く気付いている様子がありません。

誰もが誕生した時は、純真で素朴だったのですね。
「三つ子の魂100までも」と言いますが、乳飲み子から幼児期を経て小学、中学、高校へと進み社会性を身に付け、独り立ち出来る逞しさを蓄えながら、一方では、純粋さや素朴さを失って行くのでしょうか。その要因をつくっているのが我々のような大人なのですね。
親の背中を見て子は育ち、大人の背中を見て子供達が育つのでしょう。

青少年の犯罪ニュースが報道され、今時の若者の在り方が問われています。
しかし、今時の若者はとても優秀で巣晴らしいと思われます。
もし、そうでないと言うのであれば、それは我々大人達の見せる背中に問題があるのでしょう。

写真は羽田空港の函館行きの搭乗ゲートを撮りました。
今日の北斗市の最高気温がー4℃だそうで、執務室の外は現在―6℃です。
外気は低温でも素晴らしい若者の姿を見ればホットな気持ちになれるものです。

それでもやっぱり、北海道は寒い!!…明日は休養が取れそう…
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
賛同者はクリックを⇒Blog Entry ランキングへ投票

目で見て話を聞けば真実が見えて来る…東京駅~千葉県~東京大崎

2008年01月11日 22時11分20秒 | Weblog
選挙を通じて政治活動を行っている人々は、絶えず多くの人々の批評に晒されております。
ネットを通じて記載される政治家に対する「政治家の評価・書き込み欄」には、品性のない内容のものも多く在ります。政治家批判は、政策批評より個人攻撃的な内容が大半をしめているようで、それもプライベートな内容のものが多いのです。
書き込みを行う人は全員が匿名なのですが政治家の実名をあげて批判を行います。

政治家や芸能人のように、大衆をもって業を為す仕事の宿命と言えるのかも知れませんが、批判される当事者には反論する機会すら与えられないのが実状です。
週刊誌などで実名入りの告発記事などを見る事がありますが、発行者や執筆者が特定されているだけ、まだ対応が可能です。それも推測による誇大記事も多く存在すると言います。

政治家は国家繁栄、国民の安全と財産を擁護する活動を行いますが、その活動内容で批評されるべきでしょう。昔の大物政治家は、愛人の家から堂々と国会の登庁したと言いますが、遣るべき事を確実に行っていればこそ容認されるのでしょうか。
芸能人も、民衆を楽しませ、和ませ、心穏やかにする使命を全うしていれば、プライベートな事を曝け出す必要もないと思いますが…

私の自身の行っている活動にも多くの批評や批判が書き込まれております。
無数に存在する住宅システムは、様々な実験や理論によって成立していますが、誰もが自分の関係する住宅システムを最も優れていると思って推奨しています。
住宅システムには異なる考えを持つものが居ても当然ですが、批評や批判を行うにはその対象システムを充分に内容調査してから行うべきでしょう。

我々のような住宅システムの研究開発や家づくりを生業にするものは、住んだ人々を確実に幸せに出来たかどうかを質すべきでしょう。その過程や技術的な内容などは、あまりにもアカデミックであり一般の方々に解説しても理解できるようなものでありません。
何をして、それでどうなったかの正確な内容で批評、評価を行って戴きたいものです。

建築業界も過渡期である事は事実ですが、業界の様々な風評を確認するために、今日は技術ヒアリングのため資材メーカーを訪問して参りました。
自分の目で見て、当事者から実際に話を聞けば、真実が見えてきます。

写真は今朝の東京駅で撮ったのです。「東京駅」と彫ったモニュメントがあるのをはじめて知りました。
東京駅丸の内側に真っ前、真ん中に威風堂々と置かれており、動じない貫禄を感じて今日のブログテーマとなりました。
明日は北斗市の本社に戻ります。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
Blog Entry ランキングへ投票

真の健康住宅とは…北斗市~函館空港~羽田空港~浜松町~大崎

2008年01月10日 19時44分32秒 | Weblog
快適な住まいとはどんな家の事を言うのでしょうか。
私は、奥さまが美しくなる住まい空間こそが、真に快適な居住環境だと思っております。
また、住宅における快適住宅と健康住宅とは、同意語であるとも思っています。
快適だからこそ健康になれると言う事になるのではないでしょうか。
ところがこの快適、健康と言う言葉だけが独り歩きをしているような気がしてなりません。

真に快適で健康な住宅には、それに相応しい家の性能が担保されていなければなりません。
単に高気密、高断熱と言うだけで、そうであると言い切れないのです。
家の気密性を上げると室内空気が汚染され易くなります。かと言って換気を行えば外部の影響を受ける事になり、真冬はカラカラに乾燥した寒い空気を入れ、真夏はジトジトに湿気の多い暑い空気を入れてしまいます。

気密性能を向上させた家は、換気量と換気経路を適切に管理しておく必要があります。
断熱性能の高い家は、夏場に浸入した太陽熱や内部発生熱が逃げ難くなり、そのための対応を備えておく必要があります。このように高気密、高断熱であればあるほど、それに応じた対応策が講じられていなければなりません。

私は快適、健康住宅の事を「美人住宅」と言葉で表現すべきと思っております。
先ず、冬は家中の何処もが暖かく、夏は涼しい住まい空間であり、更に家屋内の空気がいつも綺麗で潤いがあり、湿度を一定にする調湿がはかられている事です。しかも、これが極めて僅かな光熱費でこのような住まい空間を維持している事が前提となります。
潤いがあってどこの部屋も温かく、しかも経済的であるとするならば、その家の奥さんはいつも笑顔で過せ、もっともっと美人になって行く事でしょう。

写真は、住宅における換気の在り方を研究する国内で数少ない高名な学識者の一人である、千葉工業大学教授、工学博士の小峯祐己先生の著書「ダニ・カビ完全対策」です。
一般ユーザーさんも工務店関係者も是非、読んでください。
一般書店にもありますが、井上書院 TEL.03-5689-5481、FAX.03-5689-5483
メール inoue-web@inoueshoin.co.jp に申し込んでも購入できます。

今日はマイナス9℃の北海道からこの時間でも13℃もある東京に移動して来ました。
此処に来ると北海道はやはり極寒地ですね…
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
Blog Entry ランキングへ投票

心に財産を貯め込もう…北斗市

2008年01月09日 18時53分08秒 | Weblog
一生懸命に働いて財産を遺してもお金や物的資産は、死んで持って行く事など出来ません。
昨日のコラムで書いたのですが、金銭欲がもたらした相続権の争奪戦が起きて誰にも幸福を上げる事など出来ないのです。
懸命に働いて稼いだお金を、人様のために上手に生きた使い方の出来る人もおります。

財産とは、お金や家屋敷などの物的資産だけとは限りません。
私自身が、不幸な死に方をした大金持ちを近くで何度も見てきました。
お金が無くとも多くの人々から慕われて亡くなった人も多く見ています。
どちらの生き方が幸福なのか、人によって人生価値観は異なりますが、多くの方は後者を選択する事でしょう。

自分の心に溜め込んだ財産には税金も掛からず、死んだ後の面倒な相続権もありません。
自分の心に財産を溜め込んだ人には包容力を自然に潜在させているものです。
心の財産の多い人は、その分量だけ人様の心にも、その心の財産を与えているのでしょう。
心の財産とは…

人のため社会のために尽力した人の理念や思想、その姿を心の中に溜め込む事でしょう。
その人の行いや思想、理念、また生きる姿が、自分の生き方の道標となり、人が人として生き抜くための大きな目標となり、更に活力ともなります。

写真は、今日午後に訪問した北斗郵便局で、加賀 豊さんと撮りました。
加賀さんは、組織変更となった郵便局株式会社北海道支社、道南地域の人事権を持つ人事担当者となっておられました。私は加賀さんと20年ぶりの対面でした。

加賀さんと私は、心に残る畏敬する人物が同じ人なんです。
彼が若かった頃の上司であり、私が最も尊敬する私の義兄にあたる人です。
その人の思い出話をしてまいりましたが、人の心に貯める財産もまた人なんですね。
加賀さんとの20年ぶりの共通する会話から今日のブログテーマとなりました。

今日の北斗市の最高気温が氷点下3℃で、底冷えする寒さでした。
明日は今年はじめての出張で東京に移動です。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
Blog Entry ランキングへ投票

願望は満たせても欲望は満たせない…北斗市

2008年01月08日 18時15分21秒 | Weblog
夢を持ち、希望を持って日々過ごせば、その願望を満たす事がいずれ来る事でしょう。
この願望のない人は、楽しく明るい日々を過ごす事そのものが難しいのです。
庭付きの家を持ちたい、ワンボックスカーを持ちたい、海外旅行に行きたい、別荘を持ちたいなど、人それぞれの願望は異なりますが、願望があるからこそ困難な状況にも耐え得るのでしょう。

願望と欲望とは本質が異なると言う事です。
人の欲望とは次々と沸き上がってきて、とどまるところがありません。
金銭欲は、ひたすらお金をためる事に執着し、死ぬまでお金を溜め込んで、その札束を枕に死んで行き、遺族に財産相続の紛争まで置いて行きます。
権力欲は、人を支配する権力に執着し、他人の立場をかえり見えなくなり、持った権力と同じ量の怨念を人々に与える事になるのでは…

願望を持ち続ける事は、人々をダイナミックに前進させる原動力になるのだと思います。
欲望を持ち続ける事は、人々を踏み台にして不幸にしてしまい、多くの怨念をつくり上げることから、自らの幸せを摘み取る要因となりそうです。
正月に読んだ本に「願望は満たせても、欲望は満たせない」と言うコラムがありました。

このコラムを読んで自分自身も、欲望と願望がごっちゃになっている事に気付きました。
願望は深く大きく、欲望は節度があると言う事なのでしょう。
もっとも政治家などは、権力欲がなければ厳しい環境に自らを晒す出す事など出来なような気も致します。握った権力に人々を幸せにするための志(こころざし)が包含させた立派な政治家もたくさん存在します。

写真は姫路城ですが戦国時代に建築されました。
この姫路城は、溜め息の漏れるような壮大な建築物ですが、石積み削り跡、魔術のような木組みの裏側に多くの人々の知恵と工夫、更に血と涙も染み込んでいるようにも思われます。
600年前に赤松貞範と言う武士によって築城された言いますが、この城の建立により、この地域の政情が平定された言います。

政界も、住宅業界も、欲望のかぎりをつくしての無意味な罵り合いをするのではなく、国民と幸せと、住む人の健康を包む事に願望をかけたいものです。
雪が降ったりやんだりの北斗市でしたが、明日も本社にとどまります。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
仲間づくりにご協力を⇒Blog Entry ランキングへ投票

人こそ資産なり…北斗市

2008年01月07日 19時20分03秒 | Weblog
自らの資産価値が幾らのものと考えた人があるでしょうか。
ある経営学者が社員はコストでなく資産だと言う有名な言葉を残しました。
つまり「人こそ資産なり」と言う事を言いたかったのでしょう。
資産を稼ぎ出す工場も、機械も、不動産も、店舗も、その全ての仕組みは、全て人が行ったものです。つまり「人こそ資産なり」だと言う事が出来るのです。

ところが、ただ食って寝ているだけの人がいるとしたらそれはコストなのですよ…
食うためには、物を口に運ぶ過程の中で社会や自然に少なからずの負担をかけています。
食えば出すのですから、その廃棄物処理コストがかかり、病気なれば社会的コストがかかります。然るに何もしない人間はコストだと言う理屈もあてはまるのでしょう。

「人がコストでなく資産」と言うには、その前提が必要で在ると思われます。
生きている事そのものが社会や自然に負担をかけているのですから、それ以上の貢献をしてこそ資産と言う勘定に入れられるのではないでしょうか。
一番、解りやすいのが、自分自身の資産価値を積算してみては如何でしょう。

自分の資産価値を推し量るためにはエネルギー換算があります。
自分が生存し続けるために必要なエネルギーが一人平均、一日約1000kcalだと言いますから、年間約2.6億kcalのエネルギーを消費している事になり、灯油に換算するとドラム缶約160本にもなります。

これを金額換算で約320万円となりますのでそれ以上の稼ぎ分が貢献度と言えるか…
主婦の家事労働分を報酬換算すると年間500万円を越えると言う試算もあり、直接稼動だけでなく間接稼動も入るのです。これは私が勝手に考えた資産価値の計算法ですが、様々な見地から自らの資産価値、計算法があると思われ、こうした自らの資産価値が解れば、貢献度となる目安が解ると思います。

ある偉大な経営者の資産価値を私の計算法で試算したら250億円となり、年収500万円の人間の5億人分に相当します。さて、あなたの資産価値は幾らになるか計算してみては…

写真はいつも居残りで仕事をしている研究開発室のスタッフと撮りました。
向って右からリーダーの村上次長、岩山係長(今年から推進事業部配属)久保田主任(今年昇進)新人スタッフの藤木(今年から推進事業部配属)と冨田(今年からリージャスト部門配属)ですが、新年を迎え新しいテーマを掲げて張り切っています。彼らは既に会社にとって大きな資産となりつつあります。
家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
仲間づくりにご協力を⇒Blog Entry ランキングへ投票


芸術がもたらす情緒性…北斗市

2008年01月06日 18時58分52秒 | Weblog
衣食住は言うまでもなく人間が生きるための三大要素です。
私達人間は、衣服を身に付けて寒さや暑さから身体を保護し、口から食べ物を摂取してエネルギー補給を行い、住まいに身を委ねて生命を維持しています。ところが着る、食べる、住むだけなら毛皮を着込んて小屋に住む、犬とそんなに変わりがありません。

人間が人間らしく生きるために必要なのは、衣食住の他に、心を豊かにして、楽しく生きると言う事なのでしょう。ここが人間以外の動物と異なるところだと思います。
着る衣服のデザイン、彩色などは、暑さ寒さ対策には無関係です。
食べ物の旨みや盛付けなどは摂取エネルギーに関係ありません。
吹き抜けの間取りや、イングランド風外観の家も生命維持に関係しません。

着て楽しみ見せて楽しむ衣服。味わいを楽しむ食事。住んで暮らして見せて楽しむ住居。
共通しているのは「楽しむ」事なのでしょう。
衣食住にある程度の遊び心が必要ですが遊び心の欠如した生活は、ストレスが増大し、情緒不安定となり、良い仕事も出来ず、良い友達も出来ず、決して楽しい人生になりません。

衣食住だけで満たされない情緒性を、映画、小説、音楽、絵画、そして芸術と言われている様々な要素で補充し、人間らしい生活を営んでいるのでしょう。
芸術性が高いと言われ、何千万円もの価格のついた絵画や陶器などもありますが、価格には必ず理屈がついているものです。芸術に理屈はいらないと思いますが…
その芸術に接した人が、心が癒され、和まされ、心が洗われ、勇気付けられば善いのです。

写真は去年、訪問した兵庫県丹波市のファース工務店、タニミズ住建さんの内覧会で撮ったのですが、工事現場で出た桧柱のカンナ屑で作った生け花です。
作者はタニミズ社長の妹さんの古川はる代さんですが、カンナ屑でもこんなに見る人の心を癒す作品も作れるものなのですね。

今日、日曜日の北斗市は、朝から激しい雪が降ったり、止んだりの一日でした。
今日も実験ブースに立ち寄ってから執務室に入りブログ更新をしました。
これから函館市内に出掛けて芸術を楽しんで来たいのですが…
ファース本部は明日から平常業務となります。
1月7日更新の家づくりの全てが解るオフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
読者アップにご協力をここをクリック⇒Blog Entry ランキングへ投票


報告 連絡 相談は人間社会の常道です…北斗市

2008年01月05日 14時16分32秒 | Weblog
多人数の企業では「ほうれんそう」報告・連絡・相談が欠かせないルールになります。
1何時2何処で3誰が4何して5どうなったか、と言う五つの内容を盛り込んだものが報告です。この五つの内の一つが欠けていても報告内容としての価値が低いものになります。

何時の事なのかが判断出来なければ、その情報の新鮮度が判りません。
何処で起きた出来事かが判断できなければ、対策が打てません。
誰が関わっていたのかで、誰に何を指示するの内容が異なってきます。
情報の詳しい状況を報告しなければ、後の対応策が練りあがりません。
その情報による事象で、現在がどのようになっているのかが判らなければ、後の成り行きを判断でません。

我々ファース本部も、様々な部署で各人が別々に行動をしており、全国に社員が散って活動しているため、社長の私も含め、一人ひとり全社員が業務報告書を毎日、提出しております。
この業務報告書は、翌日の午前中に本社で取りまとめ、昼休みには全社員に回覧します。
出先の社員にはメールで、本社や現場にいる現場作業員にはペーパーで配布する事になっております。
このようにして全社員が、社長も含む全社員の行動を見る事が出来るようになっています。

報告は、企業人の義務であり、事実をそのままに書き、感情が入ってはならないと思います。
連絡は、その状況に対しての気配りやその人の思いが入ってよいと思います。
相談は、一人で物事の解決をはかる事など出来ないのですから、全社員に対して知恵や工夫を相談し、或いは協力をお願いする事になるのです。

この「ほう・れん・そう」は企業運営ばかりに限った事でなく、学校経営などの組織運営、そして家庭生活でも充分に汎用出来ると思います。
私は、毎年、多くの企業や組織を訪問しますが、この中身の伴った「ほう・れん・そう」の徹底された企業や学校、組織などでは、確実に業績をあげております。
また円満な家庭ほど家族間のコミニュケーション、つまり「ほう・れん・そう」が確実に行われていると言う現実もあります。
さて、今年は皆さんも「ほう・れん・そう」を徹底してみたら如何でしょうか。

今日も実験ブースで過熱試験を行っておりましたが今日の北斗市は、とても穏やかな天気で函館山も新春の太陽を浴びて気持ち良さそうです。
写真はさっき撮ったのですが、手前の樹木の小枝には既に春の訪れを待つつぼみをしっかりと抱いていました。

明日は年末年始、最後の休日ですが、7日月曜日から今年の業務がダイナミックに稼動します。
ファース本部のオフシャルサイトも月曜日の午後一番に全面更新を致しますが、このサイトを見たら家の全てが解るような内容と構成になっています。
お楽しみに…そしてこぞって利用してください。
ファース本部オフシャルサイト・家の事なら何でも解る2008・01・07フルバージョンアップ
ブログ総集編


試す事で得る情報…北斗市

2008年01月04日 17時47分17秒 | Weblog
「行動なくして成果なし」と言うのが私が信条です。
「思っている、考えている」と言うだけなら時間は、どんどんと過ぎ去って行きます。
他人に影響を与えずに行動が出来る事は何だろう、このように思案すると、思いつく行動と言うのがかなり見えてくるものです。出かけてみる、聴いていみる、食べてみる、触ってみる、嗅いでみるなど、行動の方法はいくらでもあるものです。

昨年の年末、東京からの飛行機移動で機内は帰省客がいっぱいでした。
一人を抱き、一人の手を引いた母親がいて、ヨチヨチ歩きの2歳くらいの子供を抱っこしてあげようと思ったら思いっ切り泣かれてしまいました。通路を挟んだ同じ列についたのですが、着席してから安心したのでしょうか、こっちを何回も見ながら笑顔を作るようになり、飛行機を降りる時は、手を差し伸べたら伸び上がるように抱きついてきました。

純真な子供には、思いだけでなく、子供の心理的な状況を察する事が必要なんですね。
小さな子供と心触れ合う事が出来れば、気持ちがとても癒されるものです。
次に子供を抱き上げる機会があった時、状況を見極めるコツを掴めた気がします。
失敗は成功のもとと言いますからね…

写真は、先ほど撮ったものですが、会社の敷地内に作った断熱の実験ブースで、建物の断熱性能試験をしているところです。
断熱材の断熱性能は、その熱伝導率と厚さが判れば簡単な計算で算出します。
ところが断熱材の種類によっては、最も得意な温度域と言うのがあります。
これは実際の熱環境で行うのが最も正確な性能を実測できます。
温度域によっては、計算での数値より、はるかに良かったり、悪かったりのデータが得られます。

今年の夏場は野外の高温域での試験を行いました。
ここ北斗市は、昨年末から低温域の天気が続いており、絶好の試験日和です。
今日も先ほどはマイナス3℃、夜は6℃にまで気温が下がります。
同じ樹脂断熱材でも、気泡に閉じ込めたガスは、低温域に強いもの、高温域に強いものなど種類によって異なります。
種類の異なる封入ガスを使用した断熱材のブースを作り、全く同じ環境で実験をしています。
この実験や研究がとても面白いのですが…

このように誰も行わないような実験ブースでは、想定を超える副産物的な結果が見えてくるものです。
23年前に日本初のオール電化専用工法、ファース工法もこのようにして誕生しました。
データの向こうに、誰も知らない何かが見えて来そうですが…
ファース本部オフシャルサイト・家の事なら何でも解る2008・01・07フルバージョンアップ
ブログ総集編
福地建装は北斗市に地域密着の工務店です

お金を支払う人が一番偉いのか…北斗市

2008年01月03日 17時26分27秒 | Weblog
世の中にはお金が支払う人が最も高い立場に居る様に錯覚する場合があります。
家づくりにおいては、建主さんの下に工務店やハウスメーカーがおり、その下に協力業者、納材業者がおり、その下に資材メーカーがいると言う構成です。これでは最も組織力や資金力の大きい、資材メーカーが最も低い立場になると言う事です。

資材メーカーは、納材業者に頭を下げ、納材業者は協力業者に頭を下げ、協力業者は工務店に頭を下げ、工務店は建主さんに頭を下げる構図です。
実際に家づくりの業界ではこのように、最も弱い立場に居いる建主さんが、最も高い立場にいる構図となっているのです。
取りも直さず、建主さんが、お金を最初に支払う人だからです。

建主さん…工務店やハウスメーカーは貴方のところばかりでありませんよ。
工務店…基礎屋や屋根屋は貴方のところばかりでありませんよ。
協力業者…資材問屋は貴方のところばかりでありませんよ。
資材問屋…メーカーは他にもたくさんありますよ。
このように、誰もが大きな考え違いをしているように思えてなりません。

会社の上司が部下をしもべの様にこき刷り回すのとよく似ておりますが、立場が高くなるほど多くの人々に支えられており、完全な勘違いをしています。部下が居なければ企業が成り立たず、当然、上司の存在もありません。メーカーは資材をつくり、その資材を問屋が仕入れ、必要な分だけ納材業者に売り、家づくりに必要な分だけを協力業者が使用して現場施工します。

つまり、家づくりに関わるもの全てが全く公平であり、誰かが欠けても家づくりは成立いたしません。相互のコラボレーションで家づくりが成り立っています。
お金を支払う人も、仕事分の対価を支払っているのですから、誰もが平等な立場なのですよね。

写真は昨年暮れに訪れた函館市内杉並町にある「天ぷら 田ざわ」で、店主の田澤宏一さんを撮りました。
一日12名までしか予約客は取らず、素材、粉、卵、油、酒、器まで、吟味に吟味を重ね、究極至極の天ぷらを目の前に出してくれます。
戴く方の我々の方も緊張して戴かなければなりません。ここの店主は、食した客が支払ったお金の何倍の対価に見合う味覚を提供出来るかに全力を投入しています。

田澤さんの姿勢を見れば、素材屋さんも問屋さんも、運送屋さんも店主も、そして食する客も全てが同じ目線、立場でいる事がよく判ります。味覚づくりの執念を感じます。
皆さんも是非一度は、函館の「田ざわ 天ぷら」を…
検索もこのキーワードで行うと場所も料理の価格も評判も全てが判りますよ。

家づくりの全てが解る新オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
仲間づくりにご協力を⇒Blog Entry ランキングへ投票

謹賀新年…森町~七飯町~函館~北斗市

2008年01月02日 12時36分11秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

おめでとう…何故、何が、おめでたいのでしょう。
自然と来る誕生日に、誕生日おめでとう。
試験もない学校に入学して、入学おめでとう。
何もしなくとも自動的に卒業して、卒業おめでとう。

理屈をつけるとすれば、このブログを読んでいられる事がおめでたい事なのでしょう。
新年を迎えると言う事は、一年を恙無く(つつがなく)過ごして新しい年を迎えました。
誕生日を迎えると言う事は、この一年を過ごして歳を重ねる事が出来ました。
入学できる年齢まで成長できました。そして卒業できるのです。

行く年、来る年…喜びと悲しみに満ちた時間は過ぎ去って行きます。
また、別な喜びと哀しみを含んだ、新しい時間がやって来ます。
人生の節目、節目に生きている事を実感し、今、ここに存在する事が「おめでとう!」と言う事なのでしょう。

我々の住宅業界は、人間社会の営みが続く限り、永遠に衰退する事などありません。
厳しい業界と言いますが、目先の状況がダイナミックに変貌しているだけなのです。
その状況を正確に判断する事で、心豊かな工務店経営を継続して行く事が出来ます。
今年も、常におめでとう…と言い合える状況を作り上げて参りましょう。

ファース本部としては、業界に先駆けて新技術を業界に提供し、一棟でも多くの高性能、健康、快適住宅を創りあげ、一人でも多くの幸せな建主さんを創って参ります。
私は、日々の行動から感じた事、思った事をこのブログコラムで綴って参ります。
どうぞ、また昨年同様、お付き合い下さい。        感謝!!! ファース本部代表 福地脩悦
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は