毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

ハイブリットエアコンとは・・・東京

2006年02月10日 20時26分00秒 | Weblog
写真は東京ビッグサイトで右が当社研究開発室の岩山主任、左が松下電器エアコン事業部のエアコン開発の大先生、田口章氏です。
東京ビッグサイトで開催されている空調設備展で、田口さんと意見交換を行い、次世代型エアコンで松下電器が開発したハイブリット式(冷媒と電気ヒータの組み合わせ)エアコンの説明を受けました。

エアコン暖房は、室外機より冷媒ガスが外気温より10℃以上低くなって外気の熱を汲み上げます。このため外気温が7℃以下になりますと次第に室外機の熱交換部分に霜が付き易くなり、効率が次第に低下して参ります。
更に気温が下がると室外機の霜が厚くなり、外気から熱を吸収する事が出来なくなってしまい、機械は自動的に暖房を冷房に切り替えて、せっかく暖めた室内の熱で室外機に付いた霜を溶かすようになっております。
寒くて暖房しているのにも関わらず、寒くなればなるほど冷房して霜を取る訳ですから、エアコン暖房は暖かくないと言われるのです。
この霜取りを極力しないようにして恒常的に暖房の出来る仕組みが、この冷媒加熱方式のエアコンです。電気ヒーターを使用するので電気代が高くなりそうですが、元々、霜取りモードが働くような環境になれば、従来のエアコンでもとても不経済稼動となるだけでなく、エアコン装置や住む人に大きなストレスを与えます。
このヒーター使用を加味して効率を試算しても従来のものと電気使用量はさほど違いがありません。

寒冷地向けに開発されたと思われますが、温暖地でも不可欠なエアコンとなりそうです。
一般の方々がエアコンのメカニズムを知れば知るほど、このような仕組みのエアコンが注目される事になるでしょう。
深夜電力を活用した蓄熱暖房機で、室内のベース温度を15℃くらいまでキープしておきますと電気料金がいっきに安価になり、更にとてもクオリティーの高い暖房が出来ます。
寒い冬を賢く過ごすための知恵です。
イニシャルコストは電気の使用量で回収が可能ですから快適に冬を過ごせるだけ得になります。

ビッグサイトから羽田空港のビジネスラウンジに移動して仕事をこなして来ました。
このラウンジは、スタッフの笑顔がとても気持ちが良いのです・・・
ファースの家