毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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輻射熱とは…東京

2006年02月14日 20時23分44秒 | Weblog
写真は熊本への飛行機乗換えで立ち寄った羽田空港のビジネスラウンジで同じようなビジネスマンがパソコンに向かっていました。
左側が滑走路に面したサテライトです。

今朝の体温は36.2度で平温に戻りました。
風邪は気力で治せる事が立証できたようです…社員への皮肉のような言葉かな…

真冬の北海道は、雨の後に「雨返し」と言って猛吹雪がやってきます。
今日も大荒れの空模様で、天候調査の相次ぐ北海道便フライトで、羽田空港乗換えで九州の熊本にやって来ました。

羽田空港のラウンジで1時間ばかり仕事して来ましたが、飛行機から降りてボーゲンブリッジに入った瞬間に暖かさの違いを実感しました。ボーゲンブリッジの床、壁、天井の温度と気温が同じだからです。
一昨日、輻射熱暖房のゲストハウスで輻射熱による冷暖房は快適さが異なるのだと記述しました。
今日は何故、輻射熱冷暖房が快適なのかを知って戴きます。
無風状態での自然の寒さや暖かさは、湿度以外、ほとんどが輻射熱(熱波長)によって感じると言ってもよいと思われます。
太陽日射熱もその熱で照り返す熱も輻射熱です。
また、風のない寒気のほとんどが輻射熱(冷気も熱です)と言えるでしょう。

つまり暖房、冷房とは、寒い、暑い時の自然空間の中に人工的につくり出した、人にとって都合の良い快適な温度空間なのです。
人が暮らすのに快適な暖房気温とは20度前後、冷房気温とは26度前後(湿度は双方50%前後)と言われます。このような温度環境にするために無理やり冷たい空気や暑い空気を暖めたり冷やしたりして、暖房や冷房を行っています。
氷点下や35度もの外気の中で居住空間を機械的に床、壁、天井と室内気温を同じにし、更に一定湿度に維持すると言う事は優れた気密性能と断熱性能が求められます。
家の性能が伴わない場合、おのずと対流の冷暖房となりざるを得ません。

私達が一番快適なのは、春の季節だったり、秋の季節だったりと暖房も冷房も必要としない時期が誰にも快適さを与えます。暖房も冷房も必要なく、つまり、自然が一番善いのでしょう。この熊本のホテルに着いて部屋の温度を早速計測しました。
室温23.4度 床23.1度 壁23.2度 天井23.6度とほぼ同じ温度でした。
勿論、暖房も冷房もしておりませんので自然の温度なのです。

外は激しい雨が降っており湿度も上がっており、風邪の治療には絶好の場所です。
熊本から帰社するまでに風邪が治りそう…
ファースの家