毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

エコキュートについて…北斗市本社

2006年02月13日 17時49分35秒 | Weblog
写真は当社の応接室で北海道電力本社のエネルギー管理士の森下氏と同じく函館支店グループリーダーの明石氏です。
写真の私は紳士の両氏と異なり、かなりドスが効いていますね。
いつも穏やかなのですが…それも本性が見えたかな…

エコキュートは本州ではかなりなじみになったヒートポンプ方式の温水器です。
寒冷地ではまだまだ普及していないのですが、外気から熱を汲み上げる時の効率がどうしても本州と比べると劣るからだと思われます。
しかし、寒冷地でも使用できる、かなり効率の高いエコキュートが出来上がり、北海道電力の方々がその説明に訪問して下さいました。
エコキュートとは冷媒ガスをフロンに替わってCO2を使用し、100気圧まで圧力を持ち上げて一気に90度のお湯をつくる温水器です。
エネルギー消費効率(COP)と言って、使用した電力の何倍の熱を汲み上げるかが大きな要素となります。寒冷地ではその効率が低かったので、イニシャルコストをランニングコストで賄えるのが難しい状況にありました。
新時代のエコキュートは、北海道のような寒冷地でも充分にランニングコストでもとが取れるような温水器です。
先日、紹介したハイブリットエアコンとは・・・冷媒加熱式エアコンと合わせて、寒冷地では難しいとされたヒートポンプ方式の暖房や給湯が可能となって参りました。
COPが3とか4、5、6、と言ったような高効率のヒートポンプが開発され発売されるようになりました。
ちなみCOP3とは、使用した電気消費の3倍の熱を取り出して暖房や給湯に使用出来と言う事です。
エコキュートは寒冷地でもCOP3(温暖地ではさらに高くなります)くらいですから、これを深夜電力(ここではkw当たり6円で計算しますが、深夜電力料金は各電力会社ごとに異なり、昼間の電気料金で調整してほぼ同額になるようになっています)で稼動させますと2円くらいで使用出来る事になります。
ヒートポンプでの給湯や暖房は、単に経済性だけでなくCO2削減にも大きく貢献する事になりますので、次世代に相応しい給湯器です。

今日のここ北斗市は、連日の猛吹雪とうって変ってかなり強い雨が降っています。
悪天候の中を訪れてくれた北海道電力の明石さんと森下さんに感謝!感謝!

さて執務室に戻ったら深刻な相談メールが届いておりました。
今日は病院に行かず、相談メールの回答作業を行います。
風邪は気力でも治るのかもね。
明日は九州で移動ですがリスキーな人体実験を…
ファースの家

輻射熱暖房のゲストハウス・・・大沼国定公園

2006年02月13日 11時07分02秒 | Weblog
写真は大沼のゲストハウスの玄関前で山形県米沢市のお客様です・・・
ゲストハウスは館内を年通じて50%前後の湿度にキープし、館内全体が輻射熱で暖房するようになっています。
輻射熱とは熱波長(遠赤外線と同種)の事ですが、太陽の熱と同種のもので、身体や物体に当たってから熱に変わります。
一般の家は対流暖房と言って、空気を暖めて暖めた空気を身体に当てますが、暖かい空気の当たった所と当たらない所に大きな温度差が出来てしまい、決して快適な暖房と言えないのです。
輻射熱暖房(輻射冷房も出来ます)は室温と床、壁、天井の温度が限りなく同じになる事でこの面から放散される輻射熱で、住む人の身体全身を同じ温度で包み込みます。
ファースの家は窓から入った日射熱、エアコン、蓄熱暖房機などの熱を構造体に吸収し、空気循環によって家全体に蓄熱させ輻射熱暖房を行っております。
身体が芯から温まるので温泉効果が伴って全身がポカポカとなり、寒い外に出てもブルブルっとした寒さを感じません。
ファースの家はすべてがこのような輻射熱による暖房と冷房が出来るようになっております。これは口で言っても中々理解し難いと思いますが、宿泊して始めてその違いが実感出来るのです。
米沢市のお客さまも一晩過ごして温熱環境の違いに感動しておりました。
是非、宿泊体験を・・・

土曜日、日曜日と連日の寒波でしたがゲストハウスの案内は当社の村上が行いました。
当の私は土曜日に会社の研究開発室で風邪をひいたらしく、38.6度の高熱で外出禁止・・・
更新も月曜朝の嵐ような雑務の終わったこの時間になりました。
今日も予定がいっぱいで病院に行く時間が取れない・・・
ファースの家