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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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暖かさは気密性能で…北斗市~札幌

2006年02月18日 21時23分18秒 | Weblog
写真は本社の自分のデスクから見えるビニールハウスでは今日も吹雪の中で内部温度を15℃程度に維持している。

暖かい家にはも確たる気密性能が必要です。
暖かさを保とうとするには、断熱材を厚くするより、隙間を無くする方がはるかに効果的なのです。
これも私自身が多くの失敗から学ん事ですが、暖かい家は断熱材をたくさん充填すれば良いと言う観念があったからです。しかし、どんなにたくさん断熱材を充填しても隙間があればその隙間から、どんどんせっかく暖めた空気が外部に逃げて行き、逃げた空気の分量だけ冷たい空気が入ってきます。
冷たい空気は人のいる床付近に停滞するため寒さを助長し、更に暖房の熱をたくさん供給する事になります。

暖房で家屋内の気温が上がれば空気が膨張し、生活で湿度が上昇して室圧が一緒に高まるため、更に隙間から熱気が逃げて行く悪条件が重なります。
このため、暖房を行って熱気を身体に当てる対流式暖房方式で身体に様々なストレスを与える事になり、当然、省エネにも逆行します。

暖かい家をつくるには隙間を完全に塞いだ気密性能が求められます。ここの窓から見える北海道の寒冷地で畑の真中にあるビニールハウスにしても全く断熱性能はありません。
0.5ミリ程度のビニール一枚で、まさに気密性能そのもので温度を確保しているのです。
しかし、ビニールハウスで夏場を過ごす事は出来ません。
つまり、家は断熱と気密のバランスが不可欠なのです。

夕方の特急スーパー北斗で3時間半、函館から札幌に移動し、娘夫婦の家にお邪魔して成長の著しい孫の顔を見てきました。
孫の笑顔に癒されて…歳だね…
ホテルへの帰り道、東洋一の歓楽街、ススキのど真ん中を通ってホテルに入りました。
ネオン煌めく夜の街を横目に、今夜もこれからせっせと原稿執筆を…
ファースの家