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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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家づくり、工務店選びのキーワードとは…東京

2007年01月30日 21時00分09秒 | Weblog
相談メールで「工務店の選択キーワードを教えて」と言う内容のものがありました。
相談者が子供の頃には地域の大工さんが建築して80年も経った家に住んでいたそうです。
24年前、父親が亡くなった事を機会に大手ハウスメーカーで現在住んでいる家に建て直したのだと言います。

当時、最新だった高気密、高断熱と言う家づくりを行ったつもりですが、冬寒く、夏暑く、冷暖房費用も多い月には4万円以上にも及ぶそうです。
相談者が心配するのは、大手ハウスメーカーでもこの程度の高気密、高断熱の技術しかないのだから、小さな工務店だったら尚更に不安だと言います。

これから家づくりを目指す方々にとって、このような事が共通の不安材料として潜在しているようです。
一生一代の大事業である家づくりに対して悔いを残したくないのは誰しも同じなのです。
大手ハウスメーカーが行う家づくりでのメリット・デメリットと地域工務店の行う家づくりのメリット・デメリットがあり、メーカーか工務店か、だけで断定する事は出来ません。
家づくりにおいては、竣工し、建主さんが住み始めてからが本当の家づくりの始まりである事を実践できる事がキーワードであると断言できます。

ハウスメーカーであっても地域の小さな工務店であっても「家は竣工してからが本当の家づくり」が成されているかどうかを検証すれば選択肢が狭まると思います。
家は数十万個の部材の構成であり、部材も季節や天候などで機能、性能などが変化します。また、住む人の使い勝手やライフスタイルの変更、年齢の積み重ね、家族数の変更などで家の在り方が大きく異なって参ります。つまり、家は常に生き物のように活動しており、その家づくりに終わりの時期はやって来ないのです。

写真は今日30日、東京で行われている特別研修の講師さんで、営業効率、施工効率そして経営効率を徹底して高めるための研究を行っているHAS代表の田中道夫さんと(中)とシステムエンジェニアの河野幸二さんです。
お二人は地域密着型の工務店経営手法を研究してソフト化し、実践講習を行っています。

今日は研修講話と販売店での講話、メーカーさんとの意見交換などと多岐にわたった一日でした。
明日の午前もその延長で夕方は京都に移動します。
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