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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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企業倫理を考え、倫理とは何かを問う…北斗市

2007年01月09日 18時38分54秒 | Weblog
国語辞典で「倫理」を調べたら【人として守り行うべき道であり、善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの】と記述されておりました。
昨今、上場企業による粉飾決算の不祥事がマスコミを賑わしております。
昔の粉飾決算とは脱税をするために企業の利益を少なく見せる操作したのですが…
最近の粉飾は利益を多く見せて株価を吊り上げ、時価総額を増やす事にありそうです。

昔の粉飾の方が解り易くて可愛かったのかもしれません。
脱税行為で僅かな納税を逃れるより、時価総額資産を増やす方がはるかに効率的だと言います。この行為は詐欺的行為で、投資家を欺く卑怯な犯罪であり、企業の倫理観が大きく問われます。

企業倫理と言ってもその企業を形成しているのが人々の集団なのです。その人、一人ひとりの倫理観が企業倫理に大きな影響を与えているものと思われます。
自分を中心に地球が回っているのではないかと勘違いをしておられる人々も存在します。
私達は多くの人々の支えで生活が成り立っております。
視点を変えて一人の生活を観ても、食べ物が口に入るまで農家や農機具業者、加工業者、運送業者、販売店などと数え切れない多くの人々が関わっているのです。
衣類も綿、絹、化繊、羊毛などを糸にしてから編み上げ、縫製をして店舗に並びます。

我々の住まい空間も地盤調査、設計業者などから始まって基礎、左官、建具、内装などと数えますと数十以上もの専門業者で家づくりが行われます。ここに関わる人々の倫理観が乏しければ、出来上がる衣食住すべての出来栄えに大きく影響を与える事でしょう。
特に我々のような企業経営者は多くの社員や協力業者さんに支えられている事を常に意識している事が必要だと思うのです。

我々、工務店経営者が頭を低くするのは建主さん唯ひとり…多くの社員さん、協力業者さん、納材業者さん、関連メーカーさんなどが、社長、社長と低頭してくる事が当たり前となり、いつしか裸の王様的な存在になっている事に気付かないのです。
経営者だけでなく、普通の人々も常に自分を客観的に観る事が出来る事で倫理観が向上するものと思うのですが…
倫理とは自分自身の存在のために是非とも必要な行動だと私は思います。

写真は今日9日、吹雪の中を弊社の本社を訪れて戴いた社団法人 倫理研究所、函館市倫理法人会、会長の伊藤勇一さんと撮りました。
伊藤さんの名刺には「企業に倫理を!職場に心を!」と印刷されておりました。
企業に倫理!職場に心!!!自分自身を再確認です。
伊藤さんも工務店の社長さんですがボランティアで法人会の仕事をこなす行動に頭が下がります。本当に感謝です。
さて明日は今年初めての出張で吹雪の北海道から東京に移動…
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