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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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設計事務所とのコラボレーションを思考する…東京~函館~北斗市

2007年01月11日 22時52分04秒 | Weblog
家を新築する際には必ず設計企画を先ず行ないますが、この仕事を建主さん以外の方、誰が行っても既にお金がかかっているのです。
工務店が設計代金は無料にしますと言うところがありますが、見積書に記載しないだけの事なのです。工務店は基本的に無料で仕事をする事ではなく回りまわって必ずエンドユーザーさんからお金を戴いているのです。

設計業務は紙に絵や数値を描いただけなので、物づくりを行って生計を立てている工務店がこの時点でお金を請求する事に抵抗を感ずるものなのです。しかし、その工務店の業務に携わる全員が報酬を得てる訳ですから、どこからもお金を戴かないのでは生活が成立いたしません。無料宣言はいささか歯切れの悪いトークなのです。

設計の仕事には先ず、法的な規制を遵守した内容で規模や形状、間取りなどが企画され、さらに意匠や構造などが吟味されてます。その仕様が書類に書き込まれてゆく事になります。この段階で専門的な知識と見識を伴い意匠などにおいては、建主さんの感性を掴み取れる包容力、寛容性、更に周辺環境にフィットした感性を持ち合わせている必要があります。この企画設計と言うジャンルを専門で行っている方々が設計事務所なのです。

エンドユーザーさんも第三者的な立場で客観的な視点で管理を行う設計事務所が存在する事で、安心して工事の進行を見守る事が出来ると思います。ところが国内では設計事務所が関わって一般住宅を新築する慣わしや意識が、充分に行き渡っておりません。
設計事務所はが行うと確実に目に見える形で設計料金が表記されます。この設計料金が工務店に直接依頼すれば割愛できると思っているのかも知れません。

一般の工務店は設計、積算、現場監督など言うように、多くのスタッフを抱えて居る訳でありません。
設計事務所と連携出来れば施工工務店の設計担当者は、設計事務所の作った仕様を忠実に現場に反映させる業務に専念する事が出来ます。勿論、工務店が自ら設計部門を充実させているところもありますが工務店は、そのために管理と維持費用を負担しているのです。
ハウスメーカーも含め、設計が無料と言う事にでなく、誰が行っても費用が伴っていると言う現実があります。それであれば最初から企画設計の専門職である設計事務所さんとのコラボレーションでの家づくりを思考すべきでしょう。

写真は今日11日、弊社東京事務所を訪問して戴いた、埼玉県和光市で建築設計事務所である米村アーキテクススタジオを主宰して、ファース物件を多く手掛けられている建築家の米村和夫さんと米村ふみ子さんご夫妻です。
今日は久々に今後のコラボレーションのあり方について意見交換を行いました。
暖かい東京から雪の北海道…外はしんしんと雪が…
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