坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

内なる靖国

2006年06月12日 | 坊主の家計簿
 6月12日
 
 雑費     缶コーヒー        120円
 記入忘れ   唐揚げ弁当        473円
 外食     焼き肉ビール      3190円
 食類     発泡酒          175円
        赤いキツネ         98円
        札幌冷麺2         88円
        喜多方冷麺2        88円
 本      夏目漱石『坊っちゃん』   105円
 
 合計         4337円
 6月累計      37489円

 ワールドカップ日本戦なので、近所の、っちゅうか何時ものオバはん所の焼き肉屋へ。
 っちゅうか、明日休みやし。
 京都に足袋を買いに行きたかったのだが、今回はネットショッピングを試す。足袋がなくなるたんびに、往復4時間かけて&往復2000円以上かけて足袋を買いに行くのは面倒だし。法要間近かだし、明日は京都に行ってもゆっくり出来んし。

 帰って来たらまだ日本戦がやってた。まあ、『近所の兄ちゃん』が闘っているので興味がないわけでもない。サッカーも以前は興味なかったのだが、マラドーナの試合を観てから『ワールドカップってすんごいぜ!』だし。
 んが、だからといって、『日本人なら、日の丸背負って頑張ってる試合をみなくてはならない」っちゅうのは違うだろう。それは『大きなお世話』である。

 『国を愛する」と云う。でも、その『国』は別に『サッカー日本代表』と通じるわけがない。強制される『国』など、うっとうしいだけである。関西人は全て阪神タイガースのファンであるべきだと個人的に思うが、&、関西人のくせして巨人ファンは非国民だと思うが、それはあくまでも個人的なワガママでしかない。

 個人の思想&宗教は誰からも強制される筋合いはない。んなもんは『うっとうしい』だけの話である。どれだけ大義名分をつけようが、「お前の為を思っての事だ」であろうが、うっとうしいだけである。いかなる理屈&正義&宗教&思想よりも先に人は生きて存在している。それ程確かな事はない。

 それは、もの凄く『当たり前の事』だと感じる。
 んが、『当たり前の事』では差別出来ない。
 差別したいのである。それはどんな立場でも『差別したい』のである。いかなる『行動』&『思想』&『動機』をもって差別したい。慢心したい。慢心していたい。

 久しぶりに夏目漱石を読む。『こころ』以来か。坊さん道場で勧めれてた『こころ』。正直、全く物足りなかった。「いや、人間って、もっとえぐいものでっせ」と、過去に体験した&読んで来た本を誇る。そういう差別心。

 「同じじゃないか?」
 だれもかも、同じじゃないか?
 
 『同じ』はイヤなのである。『私」を『個』を尊びたい。

 『あらゆるいのちあるものは全て同じ価値しかない』と云うのは、私も簡単に云うが、無茶苦茶過激思想だ。反射的に『我身を誇ってしまう』。問答無用に誇ってしまう。

 オッちゃんは38年間も生きて来た。なので、綺麗事は沢山云えるようになった。&『行動』と云う大義名分で人を斬り裁いて来た。
 無意味だ。全く無意味だ。なんら価値等ない。
 なんて、嘘だよ~。そんな風に私の心は綺麗なわけがない。