坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

頂戴する

2009年02月14日 | 南無阿弥陀仏の結婚式
 2月14日

 雑費  缶ミルクティー     120円
     味噌ラーメン      560円
     電車          160円
     ココア         350円
     電車          290円
     ラーメン        830円
     タクシー       1760円

 合計             4070円
 2月累計          62261円

 仲人である所属寺住職夫妻に御挨拶。よって非常に珍しくスーツ着用。
 挨拶が終わって、『仏青みたいなもん』に参加する。

 結婚して婿養子に入る、っちゅう事は、私の名字が変わる。
 同時に、寺業界には『僧籍』っちゅうのもあって、私の場合なら別の寺に入るので僧籍も変わるのだ。
 僧籍は変わっても、今度は近くになるので今まで以上にコユイ関係になったりするのだが、それでも『送り出す』っちゅう感じもやはりあるのだろう、教団内で通用する位を上げてくれた。しかも、それを互いに酒が入った辺りで云うのが非常にうちの所属寺住職らしいのだが。

 そういや、うちのオカンも結婚式で盛り上がっている。うちの家族では初の結婚式なので、やれ「○○さんから祝儀がどうてらこうてら」だの、「持参金がどうてらこうてら」だのと。親戚や近所の人からの祝儀は預かるが、持参金なんぞは自分で用意してるから「自分の為に使って呉れ。。。」と頼んでいるのだが、やはりうちのオカンとしてはそういう気持ちになったりするのだろう。

 半ばクセになっている言葉なんだが、私は御布施を『お預かりします』と云う。
 その預かった御布施を給料という形でもって頂き、私は飲んだり喰ったりタクシーに乗ったりしているわけなんだが、それでも、元々は『御こころざし』のものである。
 『世の中安穏なれ。仏法ひろまれ』
 の『御こころざし』である。

 私はもうすぐ、名字が変わり、僧籍も変わる。
 『送り出される方』としては実はそれ程実感がなかったりする。
 実際に名字が変わったりして呼び名が変わるとまた違うのだろうけど、それ以前に私の場合は『送り出す方』から願いをかけられているのだと思った。