坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

(人間の)理想社会

2007年08月13日 | 坊主の家計簿
 8月13日

 食類  パン           105円
     ピーマン          99円
     鶏せせり         115円
     ソーセージ        159円
     もずく          114円
     豆腐            69円
 雑費  警察         15000円
     釈道安研究       2140円
 
 合計             17801円
 8月累計           60082円

 警察に払う金&古本代を振込に郵便局へ。最早頭に血が昇ってます。
 窓口のオバちゃん「最近取り締まりがキツいんですかね?払いに来られる方が多いですよ。」と。
 血管キレる間際まで血が昇る。
 っちゅう事で、非常に冷静になろ。冷静に金の流れを勉強せんと。

 あと、金だけの問題でもない気がする。当然取り締まりをすると金が入る。行政は金がない。よって取り締まりが増えるんだろうが、『綺麗好き』っちゅうのも影響あるような気が。。。『穢れを祓いて清めたまえ』か。
 確かに路上駐車が多い街は『美しくない』んだろうし。管理されていないわけだし。決して猥雑ではない。
 消臭剤系が大流行りしている。介護者の為なんだろうが、『臭いのしないウンコ』の為の薬、っちゅうのもある。切実な話だ、これは。
 だけど、行き過ぎている気がする。私は駐車違反だったが、私が乗っていた車はレッカー移動されられそうになっていた。全く交通の障害にならない場所で。

 タバコを吸う場所も減って来ている。
 ちなみに私も喫煙者であるが、タバコはタバコを吸わない人にとっては暴力である事も認識している。吸わない時代も当然あったし。ガキの頃にイヤだった事はいまだに忘れないし。
 御堂筋が路上禁煙になったのか、なるらしいのか知らんが、10月からは罰金1000円を徴収されるらしい。『ポイ捨て』ではない。
 これは、三ツ寺会館にあるプカプカとかHOBOとかガンジャで飲んでて、「よっしゃ、〆はやっぱりドグラ・マグラでっせ!」と、タバコを吸いながら御堂筋を渡っているとダメらしい。イヤな世の中や。。。

 『お互い様』っちゅう言葉がもの凄く好きで大事にしたい言葉である。
 先日放映の『はだしのゲン』でも、石田ゆり子がりょうの所に頼って行った時も、りょうが云ってた。「お互い様じゃないの」って。栗毛で眉毛を見事に切りそろえて「どう考えても戦時中ではないよなぁ。。。」と思いつつもりょうのセリフはよかった。

 『困った時はお互い様』以外にも、『お互い様』にはもっと色んな意味が含まれていると思う。
 『辛い時はお互い様』なんだろうし、『人間だからお互い様』と。煩悩具足のわれらと。

 書いたのか書いていないのか忘れたが(お互い様でっせ)、熊本にある某温泉ホテルでハンセン病の人達が宿泊を拒否されたらしい。で、その事はマスコミを通じてかなり大きなニュースになったから私も知っている。
 で、ここからは知らなかったのだが、そのホテルが潰れたらしい。
 そのホテルにとってはハンセン病患者の人達は『穢れ』であり、故に宿泊を拒否した。
 で、今度はそのホテルが「なんという人権意識のないホテルだ!」と云う事なのかよく知らんが多分『穢れ』になって潰れた。「あんな所には行きたくない」っちゅう事だろう。
 同じじゃん。

 どんどん、どんどん、綺麗に『美しく』なって来ている。
 学校からは不登校児も、校内暴力も、イジメも、学級崩壊もなくなる。
 夜の街には酔っぱらいも居なくなる。「酒は飲んでも程々に」と『大人のたしなみ』でしかなくなる。当然、夜回り先生の活躍の場がなくなる。深夜徘徊の青少年は居なくなる。
 街や村から路上駐車がなくなる。交通ルールをみんな守った世の中。
 美しい、美しい、穢れのない世の中。
 その世の中に住む人々はみな礼儀正しく、人権意識に溢れ、心優しい人達ばかりである。一切の犯罪はなく、夜でも安心して何処でも出歩ける。
 当然、ヤクザや不良等のアウトロー、アウトサイダーもいない。みんな優しい人達ばかり、よゐこばかりである。
 障害者や、女性、在日、被差別の人達などのマイノリティーも正々堂々を社会進出出来る。周囲の人達もそれを当然の如く迎える。

 そんな『こころのノート』の時代。

 旅行計画。迷いに迷っているのだが、『とりあえず』と云う事で4泊5日に決定。但し、しんどかったら最終日は辞めよ。
 映画『土徳の里』の城端にも久しぶりに行きたいし。
 映画の中では『民芸運動』が取り上げられる。別にキライではない。ただ、『民芸』が、最初から今までもそうなのかも知らんが『金持ちの道楽』というか、なんちゅうか。。。その辺がキライなだけだ。当然、思想的には好きである。ただ、今の民芸は間違いなく100円ショップだろう。別にクソ高い『民芸品店』に行く気もならん。
 ただ、美醜を越える生活の美、っちゅう発想は好きやな、当然。だから、100円ショップだろうが。うちの食器の殆どは100円ショップやぞ。ずっと使っとるぞ。
 けど、映画の中の民芸運動を進めている人の背後にあったのはどれも高そうな民芸品ばかり。
 『民芸』も『形式美』に成り上がったわけやね。問われる事を忘れて、保守に成り上がったわけやね。