エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

あまんどの季節は?

2009年08月22日 | グルメ
あまんど・・・ネットで調べてみたがどうしても出てこない。
アマンド、アマンド 柿、あまんど 柿、甘人、キーワードをどう変えてもヒットしないのである。

これは通称なのか?
それにしても、洋菓子の「ALMOND(アマンド)」関連しか出てこないのだ。

この柿は、だれも収穫しない。
野鳥が啄(ついば)むにまかせている柿なのだ。

でも、ぼくは殆ど食べられないこの柿が愛おしいのである。

ぼくの外付けハードディスクに写真が何枚かあった、
紹介したい。

いまの「あまんど」。
この前に紹介しましたね。


少し色づきました。


でもまだまだ食べられません。
とても渋いのです。
この時期は甘柿がこんな感じです。


この二枚の写真は同じ日に撮りました。
徐々に色づき・・・黒くシワシワになってきます。
この時期は甘柿は殆ど木にありません。


甘柿の向こうの木になっているのがあまんどです。


黒い実が多くなっていますね。
いくつかの実は落果してしまいます。
丁度、花梨が収穫時期を迎えます。


そして、ここまで来るとそろそろ食べられるのです。


ほとんど黒いでしょう?
95%は種、5%未満が果肉の「あまんど」であります。
水分が無くなって甘さが出てくる。

「食べられるものなら・・・食べてみろ!」と言っているようです。


ところで、柿の原産地が日本だと知っていますか?

データによるとこうです。
柿は日本原産の果物といわれ、16世紀頃にポルトガル人によってヨーロッパに渡り、その後アメリカ大陸に広まっていきました。
今では、「KAKI」は世界中の人に愛され、名も「ディオスピロス・カキ(Diospyros Kaki)」、「KAKI」の名で世界中に通用します。

柿は、文人にも愛されています。
島木赤彦が和歌で表現しています。

「楢山の窪みくぼみの村落に 柿の実しるく色づきにけり」




晩夏を「五七五七七」で表現する・・・素敵ですね。
こういう文才が欲しいですね!







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                         荒野人


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7 コメント

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アマンド (湧 仁栄)
2009-08-22 18:36:54
こんばんは。
いつも、楽しい内容、感動しています。
アマンドですが、私がフランスにいたころは、日本で言う、アーモンドのことでした。あの、グリコのアーモンドキャラメル、一粒で二度おいしい、アーモンドは、種の中の子葉のようです。おいしいですね。クルミと同じですね。
 「アーモンド」は英語、
「アメンドウ」はポルトガル語、
「アマンド」はフランス語。
 「ワカワカ」はしょくご   ???
返信する
湧 仁栄さんへ! (荒野人)
2009-08-22 19:27:44
湧 仁栄さん、こんばんわ。

勉強になります。
この柿は間違いなく「あまんど」って言うのですが・・・。ネットで検索しても出てきません。
ぼくの田舎で俗称なのかもしれません。
それにしても、おしゃれな名前ですよね!
アーモンドは美味しいです。
ぼくはチョコレートでコーティングした、グリコのアーモンド・チョコが大好き!

湧さんも、甘いものが好きですか?
別腹ですか?

ぼくはどっちにしても甘党です。
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言い忘れました! (荒野人)
2009-08-22 19:30:37
「わかわか」は「わくわく」です。
今夜は、暑いです。
さきほど、夜の蝉が鳴いていました。

どうも「ミンミン」のように聞こえます。

とまれ・・・。
とても大事な符号、です。
返信する
あまんど (湧 仁栄)
2009-08-22 21:55:01
荒野人さん、いやいや、失礼しました。勘違いです。柿の「あまんど」でしたね。
 山に自生の天然柿のことですね。一般には豆柿と言いますが、甲州弁で、山梨の方では、「あまんど、あまんど」と言っているようす。実のサイズが普通の柿よりミニミニサイズ直径約2センチほどのかわいいい実がたくさんついてます。ただ残念なことに食べられません!基本的には渋柿です。(熟れてくると食べられると言う人も??)
時々、園芸店に苗が出ますよ。ただ、栽培種ではないので、京都大学の柿品種名鑑には、わかわか種とちがって載ってないようです。
 これではないでしょうか。
 勘違い、失礼しました。
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湧 仁栄さんへ! (荒野人)
2009-08-22 22:49:53
いえいえご丁寧にありがとうございました。
そう、ぼくも甲州出身ですから「あまんど」と記憶していますし、いまでもそう呼んでいます。
熟れてきて、黒くシワシワになれば食べられますし、ぼくは、食べていました。
柿品種名鑑にはやはり載っていませんよね!

ご指摘の通りです。

湧さんの知識の広さに感服いたしました。
ありがとうございました。
返信する
私も食べてましたよ!(笑) (NEKO)
2010-02-28 16:23:49
レーズンを食べていたら、小さい頃食べていたあまんど柿を思い出したので、検索してみたら、ここにたどり着きました。(^^)v
こんな木になっていたんですねぇ・・・
小さい頃に、山梨の甲府あたりに住んでいたのですが、庭にこの柿が植えられていて、ちょうど真下に、物置のトタン屋根があり、その上に落ちた実がドライフルーツ状態になっていたので、屋根に上って拾いながら食べていました。
小さい頃は「とてもおいしかった。」と記憶しています。
味はプルーンに似ていたかな?
なつかしいなぁ・・・
返信する
NEKOさんへ! (荒野人)
2010-02-28 20:27:48
NEKOさん!
辿りついて頂いて感謝です。

かくいう荒野人も、山梨県甲府市で生まれ育ちました。
高校まで甲府でした。

大学で東京に出てまいりました。
以後、住まいこそ神奈川、埼玉、東京と移りましたが、戸籍は甲府市にあります。

山梨ではアマンドと言うのですよね!
東京では、豆柿とか言うのです。
センスのないネーミングですよね。

アマンドは確かに甘く、プルーンに似ているかもしれませんね。

どうぞ、また辿りついてきて下さい。
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