アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

122 丹沢山塊(鍋割山~塔ノ岳)縦走を妻と二人の山旅。 ('11.10.10~11) 

2011-10-12 08:08:54 | 県外

丹沢山塊には01年「無名山塾」の山行に妻と二人で参加し表尾根を登り塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~焼山と縦走した時以来10年振りの山旅です、今回の目的は鍋割山頂に有る三角点の確認とここから塔ノ岳間の縦走及び大倉尾根上に有る三角点の確認です。

君津BT(6:00)出発新宿から小田急電鉄特急で渋沢へここからバスで大倉BS(9:10)着 身支度をして(9:30)出発、集落の中の緩い坂道を通リ登山口に取り付きました。

途中花や石仏等を撮影しながら歩いていたので多くの登山者に次々追い越されました、緩い登りと水平道をのんびり歩いていると二股に着きその先の大丸分岐を過ぎた所が開けた広場になっていたのでここで昼食休憩(11:40)(11:58)にしました。

登山口から≒5km程遡った「四十八瀬川」の上流とその支流「ミズヒの沢」の二か所を細い丸太の桟橋で渡るといよいよ本格的にきつい登りが延々と続きましたので小休止を兼ねて花の写真を撮りながらゆっくり登リました。

八合目位のところに来たとき上から四~五歳の女の子がパパとママ三人で降りて来て私のところに来た時「頂上はもう直ぐだよ頑張ってね」と声をかけ励ましてくれました、何と優しい女の子だろうと感激しました、私は「ありがとう」とお礼を言いましたが本当に力が出て頑張れました。

最後の胸突き八丁を登りきって頂上(14:36)に着いたら10人程の人たちがお茶を飲んで笑談していました、受付を済ませて早速三角点を探したところ同じ様な標石が二つありどちらが基準点なのか小屋の主人に聞いたところ角が欠けた標石が芝地から頭を出している方でこれが三等三角点 名「三の萱」(1,272.5m)でした。

宿泊者は私たち夫婦だけで貸切でしたが今日は小屋主人夫妻は夕方下山するので夕食に名物「鍋焼きうどん」を4時ごろ食べました、主人は私に夜「テン」が入らぬように厳重な戸締りともし宿泊者が来た時の連絡先等を教えて早々と下山しましたので結局私たちで一晩小屋番をすることになりました。

夜小屋の屋根裏部屋の窓から麓を眺めたら麓の町が灯りで宝石箱をひっくり返したようにそれはきれいでした、10時間位ぐっすり眠って朝5時に起き造り置きしてある弁当と沸かしたみそ汁で朝食を食べ(5:55)小屋を後にして塔ノ岳を目指しました。

途中私達と逆コースを歩く女性二人組を含む数人の登山者と出会いました、樹林の開けた所からは西に大きな富士山のシルエットが常に眺められました、思ったよりきつい稜線歩きで大小五つのピークを乗越し胸突き八丁のきつい階段を急登すると頂上(7:40)に飛び出しました。

10年振りの塔ノ岳頂上です、熱いコーヒーを飲み記念写真を撮って塔ノ岳頂上(8:00)を後にしました、往路を15分程戻り分岐を左折して延々と続く大倉尾根(通称バカ尾根)の急坂を下りました。

最後の目標は大倉尾根の中腹(塔ノ岳頂上から582m下り水平距離≒4km)の所に有る三等三角点 名「一の沢」(909m)を確認する事でした、GPSを見ながら近ずき道脇の小高い尾根の上を妻と二人で探していたら妻が見つけました。

今回の目的を全て無事果たし後は出発点の大倉BSまで下りるだけですがまだ高低差≒590m 距離≒3kmもあります、既に私も妻も膝にかなり来ていますので殆ど登り程の速度で降り漸く大倉BS(11:40)に着きました。

バスで渋沢駅に戻り秦野市営のスーパー銭湯「湯花楽」にはタクシーで向かいました、プールの様な大きな湯船に浸かって汗と疲れを流した後レストランに入り生ビールで乾杯しました、帰路は渋沢駅(13:52)を出発して自宅(17:20)に着きました。

通算 トータルタイム10時間45分、コースタイム8時間05分、≒20km、≒34.000歩でした、曇りがちで風もなく穏やかな日和に恵まれ珍しい花や優しくて可愛い女の子にも会えたし何より目的の三角点確認や縦走を無事やり遂げられた今回の山旅は何時にも増して万々歳でした。

                        HP URL outdoor (hacca

    
     鍋割山頂上にて     Ⅲ△「三の萱」(1,272.5m)

             
   塔ノ岳頂上にて      Ⅲ△「一の沢」(909m)

             
       フジアザミ               イワシャジン

             
                     歩いたコース