内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

六月の易・沢山咸

2013年06月01日 | 日記



吹く風も生暖かく、じっとりと蒸し暑い・・・汗っかきの私には、一年中で一番苦手な六月に入りました。長期予報では、今年の梅雨はやや長雨で気温も高め、典型的な『ジメジメ陽気』になるそうです。せめて気持ちだけでもカラッと爽やかに行きたいもんですね!

で、今月の『内藤易』です。
出ました卦は『沢山咸・タクザンカン』・・・・ キーワードは『 心のふれあい 』
『咸』とは『感』、感応する事、心のふれあい無くしては人間の社会生活は成り立たない。なにやら現代のネット社会のあまりにも無味乾燥な味気ない『対人関係』を警告している様な『卦』と思いませんか。勿論『易』が出来た頃は『パソコン』や『スマホ』など有る筈も無かったのですが・・・・

まっ、そんな事はさて置き、この卦『沢山咸』は、上の三本が『若い女』下の三本が『若い男』を意味しています。女の足下に男が膝まついて愛を求めている形です。特に私の様な『若い男』は、ふれあえばたちまち恋の火を散らす・・・感応しやすいのでございます。

『陰陽・男女二気』が交換して親しみ助け合う、男が変わらぬ愛を誓い、女がそれを悦んで受け入れる、それゆえ『伸び栄え』『万事順調』・・・天地万物の交換を男女に置き換えて、ホンワカとした『人間関係』の大事さを諭した『卦』が『沢山咸』の卦象です。

この卦には『身体』の各部の感じる事を譬えにもしています。六本ある算木の下から、まず『足の指』 『ふくらはぎ』 『股』 『心臓・心』 『背中』そして『顎・唇』と・・・要するに、足指の愛撫から接吻にと、下から上へと徐々に進行しなさいとも言っています。昔の『聖人』も粋な解釈を『易』でも取り入れていたもんですね!! 私には無縁の話しですが・・・




『 古池や かわず飛び込む 水の音 ・・・松尾芭蕉 』

都会に棲んでいると、こんな『雨蛙』や『古い池』などお目にかかれません、まして『ピチャン』と言う蛙が飛び込んだ『水の音』などは・・・

『 やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり・・・・小林一茶 』

私のお腹は『蛙っ腹』・・・『福山マサハル』には負けます、一茶さん何とかしてくれないかなぁ・・・!

『 青蛙 おのれもペンキ 塗りたてか・・・・ 芥川龍之介 』

さすがは、大小説家ですよね、面白い句だと思いませんか・・・
梅雨時です、ペンキ塗りたての公園のベンチにはくれぐれもご用心!!

さて・・・今月は六日の木曜日に『内藤やすおの演歌十八番』が開催される月です。もう15回目になります。
『晴れ男』の私です、キットこの日も私の心同様、爽やかに快晴です。皆さまのお越しを待ちしています。
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