内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

本土寺

2013年06月19日 | 日記


『 紫陽花や 藪を小庭の 別座敷・・・・松尾芭蕉 』

東京地方も台風3号の影響で、久しぶりの雨模様の一日、束の間のお湿りでしたが、東京以外の各地は記録的な猛暑日、今年の夏もまた水不足で農作物にも深刻な被害が出そうな今日この頃ですね。

例によって、午前中の『ラジオ収録』の後に行って来ましたのが、松戸市馬橋にある『本土寺』です。このお寺、地元では『紫陽花寺』として有名でもあります。10年ほど前に一度来た事はありましたが、お寺に境内や廻りのお土産屋さんもすっかり様変わりしており『紫陽花寺』として客寄せに余念がない様子が強く感じられました。



平日で小雨模様のせいか思いのほか人出も少なく、静かで、よく整備された『本土寺』の境内に咲いている『紫陽花』も雨に濡れて、鮮やかな『青』になっていました。



『 紫陽花や 青一色と なりにけり・・・・小林一茶 』

青一色になりにけり・・・と『一茶さん』も詠んだそうですが、まだ満開には少し早いのか、それともここの『本土寺』の紫陽花が全体的に小さいのか、昨年に行った『鎌倉の明月院の『紫陽花』に比べて淋しい感じでした。まっ、贅沢は言わずにその分静かでお寺によくマッチした『『梅雨時の風情』の『紫陽花』を堪能して参りました。



この紫陽花は『ガクアジサイ』と言います。この紫陽花の花が『紫陽花の原種』なんですって・・・
もともと『紫陽花』は『日本特有の園芸種』だったようですね。また別名『七変化』とも言われており、花の色が移ろいやすく、陽の光や雨に濡れながら刻々と花の色も変わる所が『紫陽花』の特徴なのですって・・・・刻一刻と変わるのは、何も『紫陽花]ばかりではなく『女心』も同じですよね!



本土寺の裏手の池には『花菖蒲』が満開でした。つい先日に行った『堀切菖蒲園』より広い池に『今が見頃』と咲き誇っておりました。

やはり、『紫陽花』や『花菖蒲』は梅雨時の花の代表格ですよね。シットリと雨に洗われた『薄紫』や『藍色』そして『真っ白』の花が見目人の『心』も洗い流してくれます。なんてキザな事を・・・
『アンタの心』濁り過ぎているから洗い流すのは無理だ! 言えてるかも・・・・



池には『蓮の花』も咲いておりました。こんな蓮の花の上に雨蛙が乗っている光景が良く紹介されていますが、雨蛙は『ケロケロケロ』と鳴き声ばかり・・・・

『 青蛙 ぱっちり 金の瞼かな・・・川端茅舎 』

青蛙も良く見ると『金色の目張り』をしているのですね・・・一度『本土寺』に青蛙でも見に行ってみたら如何でしょう・・・・『金運』が付くかもよ!!
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