内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

矢切りの渡し

2013年06月05日 | 演歌


柴又の帝釈天のすぐ近くには『矢切りの渡し』が有ります。

『連れて逃げてよ ついておいでよ・・・夕暮れの雨が降る 矢切りの渡し 親の心に そむいてまでも 恋に生きたい 二人です・・・』

この歌を歌っている『ちあきなおみ』が好きで好きで、一度、この『矢切りの渡し』で恋に生きたい私になって見たく『ギーコ・ギーコ』と船頭さんの漕ぐ小さな舟に乗って来ました。と言いましても、特に連れて逃げると言う様な『ドラマチック』な事も無縁の私ですが・・・・




初夏を思わせる暑さでしたが、この『渡し船』のゆったりした川風は、とても心地の良いものでした。 『噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです・・・』まっ、特に色っぽい噂も無い私ですが・・・




柴又から『矢切りの渡し船』で江戸川を渡ると。そこは千葉県の松戸です。舟を降りると、さすが千葉県、ビルばかりの東京と違い一面の『キャベツ畑』近くには『野菊の墓』もある様で『長閑』な風景です。やはりスカイツリー効果なんでしょうか、帝釈天やこの『矢切りの渡し』も人が沢山来ているようですね。



あの『美空ひばり』が唯一認めた歌手・・・『ちあきなおみ』さんです。

この『矢切りの渡し』を最初に歌った歌手です。その後に競作で『細川たかし』 『瀬川瑛子』 『中条きよし』 『春日八郎』 『藤野とし恵』 『島倉千代子』が歌っていますが、何と言ってもこの歌は『ちあきなおみ』です。作曲した『船村徹先生』の言うように『細川たかし』の歌の渡し船はエンジンの付いた船でビューッと江戸川を渡っちゃうけど、彼女の舟は和舟でギーコギーコと音がする・・・言い得て妙ですよね!!

『ちあきなおみ』・・・『喝采』 『黄昏のビギン』 『四つのお願い』 『紅とんぼ』など、大ヒットを飛ばし居ましたが、最愛のご主人が亡くなった日を境に突然の歌手引退をしてしまいました、『今後は、夫との思い出だけに生きて行きます』と・・・

そう言わずに、もう一度復帰して欲しいものですよね!! 『矢切りの渡し』イイですよ歌も渡し船も!!
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