英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

小田原・箱根・東京紀行 その4「海賊船」

2023-07-02 18:04:50 | 日記
「その1」「その2」「その3」の続きです。

 2日目の行程は、


箱根湯本→(登山バス)→芦ノ湖・元箱根港→(海賊船)→桃源台駅→(箱根ロープウェイ)→大涌谷→(箱根ロープウェイ)→早雲山駅→(箱根登山ケーブルカー)→強羅駅→(箱根登山鉄道)→小田原駅→(新幹線)→東京駅→(JR総武線)→錦糸町駅→(東京メトロ半蔵門線)→押上駅→徒歩でリッチモンドプレミア東京スコーレホテル(チェックイン)→スカイツリー

 ……かなりの強行軍……大丈夫なのか?

(↑こちらをクリックした地図の方が鮮明かも)

(↑こちらの地図の方が分かりやすいかも)

 順調に乗り換えなどがうまくいけば、2時間半ぐらいの余裕があるはずで、強羅付近で1か所、観光スポットに寄れればいいなあと考えていた。
 実は、上記の行程の中で、難題があったのだが、それは後ほど(「その5」か「その6」辺りで)。

 で、上記の行程を果たすには、まず、箱根湯本8:53発の登山バスに乗る必要がある(その次のバスでも、何とかなりそうだが…)。となると、8時30分前にはホテルをチェックアウトしなければならない。で、朝食も早く摂らないと……
 チェックイン時に、朝食時間を決めたのだが、早い時間を要望したら、7時15分しか空いていないという。ちょうどよかった。(朝食も希望時間は予め旅館に知らせておくべきだったと反省)

 翌朝(2日目の朝)は早起きか……でも、普段の時間に起きれば十分。女性はそうもいかないかも……
 そう言えば、ちょっとしたトラブル……いや、大きなトラブルかも
 旅館につき部屋に入ってしばらくして……「ああっ!」と大きな声。「化粧品を入れ忘れたぁ。下地(ファンデーション)も作っておいたのに…」と。
 一式用意して、キャリーバックに詰めようとした矢先に、「これ(Tシャツ)も入れておいて」と私が声をかけたらしい。それで……
 その上、「準備物一覧」(チケット、免許証、保険証、現金、ガイドブック、予定表、スマホバッテリー、マスク……)作って妻に渡しておいたのだが、その中に、「化粧品」の記入がなかったのも……

 ホテルでコンタクトレンズケースは購入できたものの、化粧品類はコンビニまで行かないとダメなよう。コンビニまでは800mほどあるという。知らない夜道はちょっと無理。
 ということで、マスクをするのでごまかしがきくだろうと、2日目に購入することにした。

 朝食(和食懐石)もおいしかった。
 でも、量も品数も十分すぎる。確かに朝食は大事で、特に観光であちこち歩くので、エネルギーを十分補給する必要はある。
 しかし、10~12品目は多すぎで、品目が増えると当然量も多くなる。朝から、刺身もちょっと……“ホテルおかだ”に限らず、朝食に関しては、大概の旅館で同様な思いをする。料理のおもてなしは旅館としての矜持かもしれない。
 チェックイン時に、アンケート用紙を渡されたので、その旨を書いたし、お礼のメールでも、ホテル出立の際に大変お世話になった件や、部屋係がいないことについてなどの旨を書いた。(あくまでお礼がメイン。コロナ禍で人員削減をして部屋係がいないのはやむを得ないと思う)

 何の返信もなし……
 「お問い合わせのフォーム」から送り、それに対して「お問い合わせありがとうございます。以下の内容でお問い合わせ内容を承りました。担当より返信させていただきます」という返信はいただいた。しかし、宿泊の手配をしてもらった友人(ホテルの従業員)から、友人としてのショートメールはもらっただけ。


 話が横道に逸れてしまった。
 朝食後、準備を整え、内線でチェックアウトを伝え、タクシーの手配をお願いした。(正規の時間ではないが、8:30からチェックアウト可能と部屋の説明書きに書かれていた。ホテルのホームページには“チェックイン時に、スタッフに希望のチェックアウト時刻を伝えれば、何時でも対応”と書かれていた。……今、気がついた)
 フロントに行ったのは8時20分頃だったと思う。バス発車時刻(8:53)までの余裕がないが、8時30分頃にホテルを出れば、コインロッカーに荷物を預けれ時間を考えても、ぎりぎり間に合うはずだ。
 しかし、フロントで「タクシーは、あと1時間ほど待たなくてはならない」と。そう言えば、フロントへ内線を掛けた時、少し、戸惑った様子で「タクシー会社に電話してます」という返事だった。
 《昨夜のうちに、フロントに相談しておけばよかった》と後悔。
 仕方がないので、歩いていけばその次のバス(9:28発)に間に合うだろうと、駅までの地図をもらうことにした。地図の縮尺から、ほぼ1.3㎞と推定。土地勘のない道、妻の歩く速さを考慮しても、30分で到着できるはず。(今、ネットで調べたら、1.5㎞だった)
 《朝っぱらから、遠足か》……妻は……「仕方ないね」と同意。

 玄関で地図を確認していると、フロント係が駆け寄ってきて、「手の空いているものが降りますので、駅までお送りします」と言ってくれた。
 当然、「是非、お願いします」と。本当は忙しかったのかもしれない。《ありがとう!ホテル岡田さん!》(←現金な奴)

 ホテルのご厚意により、バス発車時間に間に合うことができた。
 昨日、箱根神社に参拝したつもりだけに終わった経験が役立ち、コインロッカーやバス停までもスムーズにたどり着けた。

 昨日に続いて、箱根駅伝山登り区間。
 バスの運転士が素晴らしかった!
 アナウンスは明瞭で、換気や車酔いへの配慮(「気分が優れなくなったら、手を挙げてください」など)、乗降する乗客へはもちろん、歩行者や対向車や進入車への心遣いなど細やかだった。箱根駅伝のポイント情報、乗り換えや停留所に降りた後の観光ポイント案内など、的確だった。初日の運転士も良かったが、この日の運転士は、今どきの言葉で言えば、“神対応”。
 

 気持ち良い気分でバスを降り、いよいよ、芦ノ湖、海賊船だ。



 旅行の意義(長所)のひとつが、”非日常の体験”
 もちろん、素晴らしい風景や展望もそうだが、船に乗ることも、かなりの非日常体験だ。
 しかも、移動を兼ねており、楽ちん(強制アスレチックは勘弁…)。
 船上からの湖面や湖岸の風景もなかなか良いし、身体が受ける風も心地よい。




 元箱根港から桃源台港まで、約25分で到着。
 この日も、上空の寒気の影響で大気がやや不安定。曇天で(平野部は晴れていたかも)、富士山が見えなかったのが、少し残念。妻は、かなり残念そうだった。
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会場が静寂に包まれた………

2023-07-01 17:08:54 | 将棋
大必勝の局面。
羽生九段が山崎玉をどう詰ますか……幾通りも詰みがあって、《こんなもんで詰むだろう》とか、相当雑に詰ましに行っても詰んでしまうような、楽勝の局面だった。


ところが、△4七香。必至を掛ける。
まあ、これでも勝ちなのだろう。羽生九段も勝利を確信したような手つきだった。

………▲2二銀………解説の森内九段は無言。
………ん?△2四玉と上がる一手に…… ▲2五飛と切られると………(飛車切りで手にした)桂を1七に打たれると…詰んでいる


 羽生九段も気がついたのだろう。天を仰ぐ。
 羽生九段のあんな悲痛な顔は初めて見た。

 
 山崎陣に迫りつつ、玉の逃げ道を作る勝利を確定させた△2五桂を取られて詰む……何という皮肉!

 終局後、山崎八段の勝利を讃える拍手はあったものの、会場は水を打ったような静寂。
「いや、ひどかったです」という羽生九段の第一声。


 「好事 魔多し」……そんな言葉が浮かんだのではないだろうか?
 この将棋、羽生九段が冴えに冴えた。緩急、硬軟、巧剛織り交ぜ、山崎八段を翻弄した。
 それだけに、「好事 魔多し」……上手く行き過ぎての油断
 棋士なら、大逆転負けをくらう経験は多い。羽生九段とて、何度も経験している。一手詰を見逃しての大頓死。必勝の局面から疑問手を連発しての大逆転負けもある。
 しかし、おそらく、油断が引き起こした頓死というのはなかったはずだ。
 悔いと、そんな自分を恥じる……そんな感情が滲み出た表情だった。


 それにしても、司会進行の女性の透き通ったきれいな声で
「それでは対局を振り返っていただきましょう」
 大大逆転……あり得ないほどの酷い負け方だったとは、露ほども思っていないのだろう。
《滞りなく進行する》という務めを全力で果たす………結果的に、容赦ない仕打ちだった


 勝利した山崎八段も、なんと話したらよいか分からず、大困惑。

 それなら……△5九とと寄られた時、▲同玉の一手に、△7九龍と王手で角をポロリと取られてしまうのが見えているので、投げ時だったはず(これ以上指しても、ひどくなるだけ)。
 なんで、投げなかったんだよ!……(山崎八段に責任はないです)
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「紀行・その4」を下書きにしたつもりが、投降してしまいました

2023-07-01 16:16:29 | 日記
「紀行・その4」を下書きにしたつもりが、投降してしまいました。

今、将棋日本シリーズの山崎八段-羽生九段戦をネット観戦中で、紀行の記事は、少し後になりそうです。


………「ぐはっ……」という結末だったので、紀行の記事は、遅れそうです。
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