英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その83「ステーキ忘年会」

2020-12-16 19:12:53 | 時事
二階幹事長、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏、タレントのみのもんた氏、林幹雄幹事長代理……遅れて菅総理が到着。
このメンバーで、14日夜、ステーキ忘年会が行われたそうだ
(“忘年会”という表現は参加者の一人の言葉)
(記事ソース…『毎日新聞 mainichi.jp』など)


 《飲食店の営業時間短縮》《大人数(5人以上)での会食の自粛》などが要請、呼びかけがされていた。
 14日と言えば、GoToトラベルキャンペーンの全国停止が決定、告知された日。

 “勝負の3週間”と銘打って「感染拡大を抑えられるかどうか、大事な大事な3週間だ」と西村大臣が発言したが、政府は言うだけで実際勝負しているのは、医療従事者や感染防止に努める現場の人々、時短要請に従う飲食店などで、「GoToトラベルは停止すべきだ」という進言も無視し(ようやく停止を決めたが)、「5人以上での会食は自粛」というわけのわからない制限を付けたりするだけ。

 まったく口先だけで、矛盾だらけの政府。なので、呼びかけも空回りで、人出はほとんど減らなかった。データは勝負の3週間前の11月24日との比較。1月中旬~2月中旬と比べると若干減っているが。

 そんな中、この忘年会。
 メンバーはいわゆる有識者だが、いろいろな知識や経験はあっても、何かに欠けるところがあるのだろう。《我々と下々(しもじも)の者とは住む世界が違う》という意識があるのかもしれない。 


 この忘年会について、
西村経済再生大臣「一律に5人以上は駄目だと申しあげているわけではない。そのような強制力も(政府には)ない」
加藤官房長官「さまざまな分野の方々に会い、多様な意見に触れることは政治家にとっても大変重要なことだ。会食の人数が5人以上か、高齢者かといったことも一律で決めるものではなく、会食の目的と感染防止対策を徹底できるかどうかのバランスの中で個別適切に判断していくことが重要だ」
と、問題視していない。
 これでは下々の者は政府の言うことに従う気にはなれない。

 会見で「てめえら、ふざけるなよ」と西村大臣がブチ切れれば面白いのになあ。政治生命はともかく、男は上がるだろう。


 ところで、菅総理は宴席に遅刻したとのこと。
 GoToトラベルの全国停止に関して、各方面に説明に回っていたという話だが、今回の宴席には幹事長から呼びつけられたのだろうか?

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2 コメント

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いい身分ですね (marumori)
2020-12-16 20:13:11
英さん、こんばんは。

 我々下々の者は、少しでも感染リスクを避けようと、忘年会や新年会を我慢しているのに、上級国民の方々の感覚はこうなのでしょうか。

 菅氏は二階氏の後ろ盾で総理になったので、二階氏の機嫌を損ねないよう、慌てて逢いに行ったのでしょうね。

 「国民のために働く」って、どの口が言うのかという感じです。

 ちなみに、菅総理は会食について「大いに反省」しているそうです。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%8F%85%E9%A6%96%E7%9B%B8-%EF%BC%98%E4%BA%BA%E3%81%A7%E4%BC%9A%E9%A3%9F-%E5%A4%A7%E3%81%84%E3%81%AB%E5%8F%8D%E7%9C%81-%E7%8B%AC%E8%87%AA/ar-BB1bXRB5?ocid=msedgntp
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『news zero』を観ました ()
2020-12-17 10:11:41
marumoriさん、こんにちは。

>菅氏は二階氏の後ろ盾で総理になったので、二階氏の機嫌を損ねないよう、慌てて逢いに行ったのでしょうね。

 二階氏は、自分の思うように政治を動かせるなら、総裁(総理)は誰でもいいと思っているようです。
 今回の件に関しては、菅総理はやむを得なく顔を出した感じがします。
 で、『news zero』(有働さんの総理へのインタビューを観たのですが、GoToトラベル停止するかしないかは、自分たち(政治家)はコロナについては素人なので、専門家の判断に従ったそうです。
 専門家はかなり以前からGoToトラベル停止を提言していたので、総理の言う「専門家」とは、尾身氏が会長の分科会のことだと思います。
 尾身氏は政府にかなり忖度する発言しかしません。総理や政府が尾身氏に強要するのか、尾身氏が自発的に忖度するのかはわかりませんが、尾身氏は八方美人的発言をするのは間違いないです。政府に対しても、専門家に対しても、マスコミに対しても、国民に対しても……実に巧妙です。

 今回も尾身氏は粘って、「停止」を口にするのを遅らせましたが、尾身氏が停止を口にしても総理は「停止する考えはない」述べていました。
 インタビューでは、判断の遅れ、唐突姓を専門家に責任を押し付けていました。

 その他の件についても、いろいろ言い逃れの詭弁を駆使していました。


>菅総理は会食について「大いに反省」しているそうです。

 菅氏は顔を出すだけのつもりだったが、つい長居(45分)してしまったようです。
 結果的に参加したということになったことを反省(後悔)していたようです。実際、他のメンバーとは罪が軽いので、簡単に反省という言葉を口にできたのでしょう。
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