英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その124「"実証実験”(技術実証)は"体のいい制限緩和”のような気もする」

2021-11-16 16:54:17 | 時事
新型コロナウイルス感染(予防)における実証実験は10月6日ぐらいから、各地で行われており、少し古い話題です。
ですが、新型コロナの感染対策と経済社会活動の両立を図るため、「ワクチン・検査パッケージ」制度の要綱案をまとめられたとのこと。さらに、新型コロナ対策分科会で議論して、大筋が決まったようで、それについて書こうと思いましたが、その前に"実証実験”について、書いておきます。


 実証実験と言われているが、モヤモヤした印象がある(内閣府はなぜか"実証実験”と称している)。
 内閣官房の「ワクチン接種が進む中における日常生活の回復に向けた特設サイト」(長い名前だなぁ)によると
「ワクチン・検査パッケージ」……
  …………ワクチン接種歴又は検査のいずれかを確認することで、感染対策のための制限の緩和措置の対象とするもの
 とのこと。

 「ワクチン・検査パッケージ」を実施することで、感染拡大予防のために設けられたイベントの収容人数とは別枠も人員数を設けることができる。
 イベント(Jリーグやコンサート)や飲食施設によっては、新型コロナウイルス接触確認アプリによる事後の追跡調査を可能にしたり、参加者・利用者の氏名や電話番号などの記載を求めているようだ。

 "実験”という言葉を使うのは、規制(行動制限)の緩和に対する免罪効果が狙いのような気がする。《実験の追跡調査のデータを感染拡大下における新型コロナの感染対策と経済社会活動の両立に活かす》という名目だが、実際には、経済を回すための緩和措置という性質が強いようだ。(イベントによるクラスターが発生した場合は追跡調査するのだろうが、実際にはイベント・会食後の追跡調査は行っていないと思われる)
 そんな訝しさを感じるものの、沈滞した経済を回すため仕方がない施策だと思う。「ワクチン・検査パッケージ」を実施することによって、感染予防の意識を高める効果もあるだろうし。


 「その125」に続きます。

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