英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その100「一見、沖縄県の宣言要請(酒提供の自粛要請は見送り)は“虫がいい”ように思えるが」

2021-05-20 20:31:09 | 時事
【『沖縄 NEWS WEB』(NHK)より】
沖縄県は、大型連休が明けてから新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないため、政府に対して緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請した。
一方、「まん延防止等重点措置」の強化策として検討していた、酒類の提供の自粛要請は、経済団体の理解が得られないとして見送った。
謝花副知事は、記者会見で「経済団体から酒類の提供自粛よりも、休業要請が可能な緊急事態宣言ですべて閉店する方が協力しやすいという意見をいただき、政府に対して緊急事態宣言に絞って求める決断に至った」と述べた。


《政府にお墨付き(感染予防の権限の強化と予算)を要求するが、酒類の提供の自粛要請はしない》
 “虫のいい話”だと思ったが、沖縄県の現在の感染拡大は、大型連休中の観光客の増加が大きな要因であると考えられる。
 参考までに、次の記事を挙げさせていただく。
「連休初日 東京都から出た人は去年比4割余増 沖縄へは2倍以上に」『NEWS WEB』(NHK)
「県をまたぐ移動の自粛が呼びかけられている中、大型連休初日の4月29日にどれだけの人がこうした移動をしたのか、ビッグデータで分析した結果、東京から出た人は去年より4割余り増え、特に、沖縄に向かった人が2倍以上になっていたことがわかりました」

 記事は連休初日のみについての言及であるが、連休を通しても、ほぼ同様な傾向と考えてよいだろう。

 今回の沖縄県の宣言要請は、こういった背景が関与しているのかもしれない。
 でも、「感染拡大で大変なので、緊急事態宣言を発出して感染予防を強化しよう。でも、酒類は提供しても良いよ」では、おかしいだろう。
 政府が沖縄県の言い分を認めると、他地域へ示しがつかないのではないだろうか。
コメント
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