英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

【続】キャッシュレス化に関するNHKの主観の入った報道  ~矛盾していないかい?~

2019-09-07 23:06:39 | 時事
 今朝のNHKニュースで、「キャッシュレス化に関するNHKの主観の入った報道」(2019年8月1日記事)の時と同じようなパターンの報道がありました。

「キャッシュレス決済時に最大5%分がポイントとして還元される制度が実施される。
 家計を直撃する増税を乗り切るためのお得な方法ではあるが、高齢者の客が多い商店街では増税が進まないところもある」
と述べ、
実際の状況をレポートしていた
・高齢者30人に聞き取り調査をしたところ、キャッシュレス決済を使うと答えたのが5人、使わない13人、分からない12人
・約150の店舗のうち、導入を決めたのは2割程度
・「“初期投資はほぼゼロ”“手数料もゼロ”」と利点を説明しても、焦点主の反応は薄いと答える商店街組合の理事長
・その中でも、導入を決めた店主の声「抵抗はあるが、世の中の流れに乗り遅れないようにしないといけない」

 など報じていたが、女性キャスターの最後のコメントに引っ掛かりを感じた。
「一部の人だけが還元されるということではなくて、消費者に公平にメリットが及ぶようにして欲しいですね」
“公平に”という部分では、顔をしかめるようにして訴えていた。


 商店主はキャッシュレス決済を導入しないデメリットを勘案して、導入に踏み切らない選択をしている。
 「消費者に公平にメリットが及ぶようにする」と言っても、価格や品揃え、商品知識、その他サービスを比較して、消費者が店を選ぶのではないだろうか?
 キャッシュレス決済の有無もその要素のひとつで、それを含めて考えて消費者が選べばよいだけだ。
 そもそも、たとえ制度導入が100%に近くなったとしても、キャッシュレス決済が出来ない消費者は恩恵を受けることが出来ないのである。

 「消費者に公平にメリットが及ぶようにする」……矛盾していないかい?


 いちばん公平なのは、消費増税をしないことだと思うが……
 
 
コメント
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