「興味深い」「その顔が見たかった」という台詞を吐く比奈子には、嫌悪感を感じる。
(観なけりゃいいんだけど、やはり、結末が気になる)
“感情がない”という比奈子だが、殺人犯を追い詰めて自分を攻撃させ、その反撃として嬉々として殺人を行おうとする様子は、異常そのもの。殺人願望は相当強いと思われる。
時計などの機器を分解してしまう幼少期の比奈子。
そんな比奈子に、父親は恐怖を感じ、「いつか殺人を犯す」と危惧。
比奈子には、まだまだ深い闇がありそうだが、こういう設定は、原作とは違う、ドラマ独自の設定。
納得できる決着を迎えられるのか、不安……
それにしても、東海林(横山裕)は、いつもいい処で邪魔をするなあ………
それに、情報屋に頼り過ぎ。
【今回の一番の不満】
都夜(佐々木希)の事件は、ほぼ予想通りの経緯、展開と決着。
そのせいか、冗長感が強かった。ストーカーに硫酸を掛けられた過去が語られ、皮膚に執着する理由が判明したが、東海林に助けられたところまでは、前話に入れた方がよかった。
【ストーリー】番組サイトより
ハサミを突きつけても動じない比奈子(波瑠)に苛立ちながら、都夜(佐々木希)はこれまでの殺人の全容を語り出す。そして、美しい容姿なのに、なぜ凶行に及ぶのか理解できないという佐和(中村亜梨沙)に、着ていた雨がっぱを脱いで自らの身体を見せる。すると、白く美しい肌に浮かび上がったのは、大きくて痛々しい火傷の跡。モデル時代、ストーカーの男に硫酸をかけられたのだという。夢を絶たれ、強いコンプレックスを抱えた都夜は、今度こそ“完全な自分”を手に入れようと、今回の犯行に及んだのだ。
しかし比奈子は、そんな都夜の考えを「醜い」と一蹴。持っていたナイフで後ろ手に縛られていたロープを切り、向かって行くが、都夜が振るったハサミが肩に刺さり負傷。それでもナイフを振るって反撃していると、東海林(横山裕)と中島(林遣都)が駆けつけ救助、それと同時に意識を失ってしまう。
幸い、怪我は大事に至らなかった。しかし、目が覚めた比奈子は、付き添っていた中島に、都夜への殺意があったことを告白。さらに、子供の頃、父親が比奈子について「いつか必ず人を殺す」と言っていたことを打ち明ける。そして今回、その言葉通りのことが起きていたかもしれないと案ずるが、中島は「あなたは、まだ誰の命も奪ってはいない」とやさしく微笑んで比奈子を励ます。
それからしばらくして、自殺と思われる不審な死を遂げた宮原と鮫島の死に際の映像が、なぜかテレビで放送される。どうやら、何者かが匿名でテレビ局に送りつけたらしい。番組には、中島の上司でハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)が出演。この現象を“神の裁き”と呼び、凶悪犯罪に対する抑止力になると明言する。
テレビ局から押収したDVDには、白衣姿の医師が注射で自殺する映像も残されていた。警察が知る限り、ほかにも小学生を殺害した男が心臓をナイフで突いて自殺、殺人犯の大友も留置場で頭を砕いて自殺している。
厚田(渡部篤郎)は、誰かが一連の出来事を世間に公表しようとしていると指摘。故意に自殺を誘発している人物を調べ上げ、食い止めるよう指示する。
やがて、東海林が自殺した5人の男たちの共通点を調べると、全員がハヤサカメンタルクリニックとつながりがあったことが判明。さらに、中島が5年前に起きた女子中学生殺人事件で、遺体の第一発見者だったことも明らかに。この状況に比奈子と東海林が困惑していると、当時とまったく同じ状況で殺害されている少女の遺体が見つかり――。
脚本:古家和尚
(観なけりゃいいんだけど、やはり、結末が気になる)
“感情がない”という比奈子だが、殺人犯を追い詰めて自分を攻撃させ、その反撃として嬉々として殺人を行おうとする様子は、異常そのもの。殺人願望は相当強いと思われる。
時計などの機器を分解してしまう幼少期の比奈子。
そんな比奈子に、父親は恐怖を感じ、「いつか殺人を犯す」と危惧。
比奈子には、まだまだ深い闇がありそうだが、こういう設定は、原作とは違う、ドラマ独自の設定。
納得できる決着を迎えられるのか、不安……
それにしても、東海林(横山裕)は、いつもいい処で邪魔をするなあ………
それに、情報屋に頼り過ぎ。
【今回の一番の不満】
都夜(佐々木希)の事件は、ほぼ予想通りの経緯、展開と決着。
そのせいか、冗長感が強かった。ストーカーに硫酸を掛けられた過去が語られ、皮膚に執着する理由が判明したが、東海林に助けられたところまでは、前話に入れた方がよかった。
【ストーリー】番組サイトより
ハサミを突きつけても動じない比奈子(波瑠)に苛立ちながら、都夜(佐々木希)はこれまでの殺人の全容を語り出す。そして、美しい容姿なのに、なぜ凶行に及ぶのか理解できないという佐和(中村亜梨沙)に、着ていた雨がっぱを脱いで自らの身体を見せる。すると、白く美しい肌に浮かび上がったのは、大きくて痛々しい火傷の跡。モデル時代、ストーカーの男に硫酸をかけられたのだという。夢を絶たれ、強いコンプレックスを抱えた都夜は、今度こそ“完全な自分”を手に入れようと、今回の犯行に及んだのだ。
しかし比奈子は、そんな都夜の考えを「醜い」と一蹴。持っていたナイフで後ろ手に縛られていたロープを切り、向かって行くが、都夜が振るったハサミが肩に刺さり負傷。それでもナイフを振るって反撃していると、東海林(横山裕)と中島(林遣都)が駆けつけ救助、それと同時に意識を失ってしまう。
幸い、怪我は大事に至らなかった。しかし、目が覚めた比奈子は、付き添っていた中島に、都夜への殺意があったことを告白。さらに、子供の頃、父親が比奈子について「いつか必ず人を殺す」と言っていたことを打ち明ける。そして今回、その言葉通りのことが起きていたかもしれないと案ずるが、中島は「あなたは、まだ誰の命も奪ってはいない」とやさしく微笑んで比奈子を励ます。
それからしばらくして、自殺と思われる不審な死を遂げた宮原と鮫島の死に際の映像が、なぜかテレビで放送される。どうやら、何者かが匿名でテレビ局に送りつけたらしい。番組には、中島の上司でハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)が出演。この現象を“神の裁き”と呼び、凶悪犯罪に対する抑止力になると明言する。
テレビ局から押収したDVDには、白衣姿の医師が注射で自殺する映像も残されていた。警察が知る限り、ほかにも小学生を殺害した男が心臓をナイフで突いて自殺、殺人犯の大友も留置場で頭を砕いて自殺している。
厚田(渡部篤郎)は、誰かが一連の出来事を世間に公表しようとしていると指摘。故意に自殺を誘発している人物を調べ上げ、食い止めるよう指示する。
やがて、東海林が自殺した5人の男たちの共通点を調べると、全員がハヤサカメンタルクリニックとつながりがあったことが判明。さらに、中島が5年前に起きた女子中学生殺人事件で、遺体の第一発見者だったことも明らかに。この状況に比奈子と東海林が困惑していると、当時とまったく同じ状況で殺害されている少女の遺体が見つかり――。
脚本:古家和尚