英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

五輪雑感 ~卓球 女子シングルス準々決勝 福原×丁寧~

2012-07-31 22:59:24 | スポーツ
 第5シードなのに第1シードの丁寧(中国)と準々決勝で当たるとは不運だ。そう言えば、北京五輪でも4回戦で第1シードの張怡寧と当たっている。

 第1ゲームはいきなり4-0とリードし、そのリードを活かして10-9と追い詰めたが結局13-15で落とす。
 第2ゲーム以降は、球筋を見極められたのか、丁寧の返球が強くなってきて、福原はほとんど主導権を取れなくなっていった。
 「第1ゲームを取っていれば、試合の流れが違うものになったはず」という気もするが、私は第1ゲームの10-9の場面で1試合で1回しか取れない作戦タイムを取ったことが、敗戦を決定つけたと考えている。
 福原としては、ゲームを取るチャンスであり、第1ゲームを取れば試合のペースを握れると考えたのだろう。
 この考えは間違っていない。ただ、作戦タイムを取ることが妥当であったかは、はなはだ疑問である。
 1試合中に2度以上作戦タイムを取ることができるのならともかく、1回しか取れない作戦タイムを第1ゲームでを取るのは、福原が「いっぱいいっぱい」であると知らしめることになってしまった。これ以上の未知数な部分はないと見切られ、安心し返球にも余裕が出てしまった。
 作戦タイムの時期としても、ゲームポイントを握られ、福原の力を把握していない状況なのに、作戦タイムでコーチと相談させる機会を与えてしまったのは得策ではない。

 作戦タイムを取らずに第1ゲームをモノにするのが、福原の最上の戦果であったが、作戦タイムを取らずにこのゲームを落としたのなら、まだ、福原に怖さを感じたはずだ。作戦タイムを取ってゲームを落としたのは最悪だった。
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五輪雑感 ~体操 男子団体~

2012-07-31 21:38:11 | スポーツ
 正直、あまり書く気が起きない。

内村選手の終末技について
 最終種目のあん馬で内村の降り技が乱れた。
 崩れた状態だったので、C難度点の0.3と終末技点の0.3の点数が認められなかった。「終末技はD難度以上でなければいけない」という規定があり、C難度だと0.3点、A、B難度では0点。
 なので、判定の焦点はC難度を確保する倒立姿勢にあったかどうかである。これは、技の解釈や規定の誤用という問題ではなく、技が実施されているかどうかの問題なので、普通は抗議しても覆るはずのものではない。もし、覆ったら競技として成り立たなくなる。
 明らかに倒立姿勢を保持していたのならともかく、「あの崩れ方なら技として認めない」という方が妥当に思える。もし、C難度と判定するのなら、E得点(技の完成度)で減点しなければならず、C難度が認められても単純に0.6加算されるのは変である。
 しかし、最初の内村の得点から考えると、E得点で減点されていたのではないかと考えられる。こう考えると、日本チームの抗議は「終末技がE得点で減点されたなら、難度点と終末技点を認めるべきである」と主張したのではないか?
 こう考えると、審判団の不手際だったと思えてくる。 


内村選手の発言について(地元の歓声に巻き込まれた)
 英国は紳士の国と言うらしいが、それは過去のものであった。そう言えば、「フーリガン」の本拠地でもあった。
 イギリス選手の演技をほとんど観ていないので、何とも言えないが、過去の実績からすると異常に高かったのではないかという疑問がある。採点競技の場合、観客の声援の後押しというものが、体操競技に限らず存在するようだ。
 ま、それはともかく、英国民の体操を観る態度は酷い。
 あん馬は傍目(素人目)には地味でつまらないということもあるが、日本選手が演技を終えてもほとんど拍手がなかった。それどころか、内村の演技中にもかかわらず、英国選手の演技や得点に大歓声。
 内村のコメントは言い訳に聞こえるかもしれないが、観客のマナーについて言っておくべきと判断したのだろう。

内村選手の体調と負担
 あん馬は少しのバランスの乱れでも、落下に繋がる油断の出来ない種目である。わずかなバランスの崩れは力で何とか持ちこたえることができるが、かなり力を消耗してしまう。
 今回(いつもであるが)は、内村は全種目演技。通常の内村なら、何と言うこともないが、体調不良(に見える)内村では、かなり負担が大きいように思えた。あん馬が最終種目で、非常に不安を感じた。
 落下を防ぐため、かなり力を消耗した内村。最後に力尽きた。
 個人総合までの回復を祈りたい。

 結局、内村の負担が大き過ぎるという日本の弱点が如実に表れてしまった。ただ、収穫もあった。若い加藤が安定した切れのある演技を続けた。代表選考会時より、格段と実力がアップしたように思う。男子個人メドレーの萩野選手と同様、若さの可能性(躍進度)は素晴らしい。
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暑い一日

2012-07-31 14:40:59 | 気象
 昨日(7月30日)は暑かった。一年で最も暑い時期なので当然と言えば当然。
 統計によると、福井市の最高気温の平年値(過去30年の平均値)は、今日(31日)から8月15日までが32℃以上となっている。
 最も高いのは8月5日から10日までの32.2℃。
 意外と低い。ここ10年の平均値ならもっと高いのではないか。試しに8月5日~10日について調べてみると、6日が34.29℃、7日が34.21℃、8日が34.48℃で、他の日も33℃前後であった。やはり、最近の夏は暑すぎる。
 ちなみに8月の1日の最高気温の平均値は酷暑だった一昨年が34.6℃だった。この値は異常である。8月中、ほとんど毎日猛暑日並みだったというデータである。
 200年以降で見ると、2000年が33.6℃、2006年が33.1℃、2007年が32.9℃、昨年が32.7℃と続いている。

 それはさておき、昨日は暑かった。最高気温は36.5℃で、18日の36.6℃に次ぐ今年二番目の最高気温だった。しかも、暑かった時間の長さが半端じゃなかった。
 7時40分に30℃を超え、10時には33℃を超え、11時40分に35度を超え、その後35~36℃で推移し、午後5時でも35.4℃、6時でも34.5℃、7時で33.5℃、8時でも31.8℃、10時でも30.2℃とまだ30℃を超えていた。
 車の中は灼熱地獄、3階の倉庫もサウナ状態で、午後3時には40℃を超えていた。呼吸困難になるような暑さであった。

 統計ではこれから8月8日ごろまでが最も暑く、週間予報も8月4日まで36~37℃と出ている。さすがに夏バテしそうだ。
 しかし、他の災害に遭われた(遭われている)方々に比べれば、「暑い」と嘆くだけでいい。ぜいたくを言わず、日々、頑張るしかない。
コメント (2)
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