英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『相棒season10』 第12話 「つきすぎている女」

2012-01-20 22:50:44 | ドラマ・映画
 "ついてない女"こと月本幸子(鈴木杏樹)が再々登場。
 出所後、つつましく暮らそうとしたが、なぜか、仕事も収入も恵まれ、景気の良い外食産業の若社長にプロポーズまでされてしまう。
 「私がこんなについてる筈がないんです!」
 「これは絶対におかしい。何かの陰謀ではないでしょうか?」
 いろいろ不審な点はあるが、幸子の被害妄想なのでは?

 結局、彼女の疑心暗鬼であったが、単なる勘違いではなく、前任の家政婦の失踪は大金の持ち逃げ、その大金というのは急遽引退した若社長の父(前社長)の脱税による裏金、幸子がつけられている気がしたのは、暴力団の部下がつけた見張りだったと、それなりの原因があった。
 結果的には、かなりの幸運を逃したことになり、幸子は「ついていたのか?ついていなかったのか」……結局、「おっちょこちょいな女」という結論に落ち着いたのは笑えた。

 それに加え、右京(水谷豊)のスランプが浮上。
 と言っても、信用金庫のお歳暮、前社長の書斎の床下、犬小屋の落書きなどから、真相にたどり着いてしまう。「腐っても右京」だった。
 その右京のスランプの原因は、日常習慣の喪失…花の里の閉店にあり、新女将に幸子がおさまるというオチだった。スランプ?も解消。
 そのスランプの原因を力説する尊(及川光博)が「角田課長のように、毎日、奥さんに奥さんに罵倒されているご主人は」……「罵倒」って(笑)。
 一番気の毒だったのは、若社長。
 すごくいい人だったのに、暴力団の手下にボコボコに殴られ、父親は脱税しており、カルト教団に入ってまで探した前家政婦はとんでもない女だった。父子そろって、女を見る目がないのは、この先心配。

 姐さん(幸子)に惚れた服役中の男も騒動の因の一端だったが、決死の告白も、瞬殺の撃沈!そのあまりの撃沈ぶりには笑ってしまった。


 こういう妙な展開もいいですね。面白かったです。藤原エイブラハム美佐男という名前も笑えた。



【ストーリー】(番組サイトより)
 "ついてない女"こと月本幸子(鈴木杏樹)が刑期を終えて出所。
 右京(水谷豊)に「助けてください」という連絡が入った。出所後、清掃業者に就職。仕事ぶりが評価され外食チェーン社長・間宮(田中壮太郎)の専任家政婦に。その後、寮代わりにと立派なマンションまであてがわれる。料理が店の新商品に採用されるなどし、商品開発担当として正社員に!さらには若くてイケメンの社長・間宮からプロポーズまで…。
 幸子は右京に「私がこんなについているはずがない」と訴える。さらに間宮から入室を禁じられている書斎に何か恐ろしいものが隠されているはずだと指摘するが、それでも動こうとしない右京に失望した幸子は、「杉下さん、何か変わりましたね!」と言い捨てて帰る。
 右京本人も、「最近なんとなく調子が出ない、頭が冴えない…」と言い始めてしまう。どうやら右京はスランプのようだ…。

 幸子に巡ってきたこの"ツキ"は本物なのか、それとも誰かの陰謀なのか!?
 今回は頭の冴えない右京が尊(及川光博)とともに捜査をする!
 さらに驚愕の展開がラストに待ち構える!


ゲスト:鈴木杏樹

脚本:古沢良太 監督:近藤俊明
コメント (4)
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