英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『将棋世界』3月号(先月号)① 級位コース(次の一手)

2011-03-09 15:09:23 | 将棋
 相変わらず、先月号です。ひと月以上遅れてようやく読み終えました。4月号は昨日購入しましたが、まだ読んでいません。

 巻頭カラーは竜王戦の第6局(最終局)、読むのに抵抗を感じましたが(笑)、竜王の自戦記で、対局者ならではの細かい読み筋が分かりました。やはり、対局者は慎重で、形勢判断も辛いです。
 渡辺竜王による第1局~第5局のワンポイント解説も興味深かったです。

 それに続く、公益法人化について、米長会長と大内隆美氏(構想日本・政策スタッフ)の対談。内容は……よく分かりませんでした。制度自体も難しいのかもしれませんが、何より大内氏の言い回しが、やたら用語を並び立てるだけで、一向に論旨がつかめません。
 なぜ公益法人を目指さなくてはならないのか?
 公益法人化のメリット、デメリット
 公益法人になった場合、棋士(待遇・活動)はどう変わるのか、各棋戦に変化はないのか(対局料などの扱いが変わったとかいう説明が過去にあったと思う)、アマチュア・ファンにとってどのように変わるのか、ほとんど説明されていないと思うのですが、私の読解力不足かもしれませんが、とにかく、読む気が起こらない文章でした。

 さて、今回は段級認定の級位コースから。
 私も時々、子どもたちに出題するのですが、なかなか難しいです。正解手の他にも良い手があったり、正解手を指してもきれいに決まらなかったりと。
 今回の級位コースは、程よい難しさで、きれいな問題ばかりだと感心しました。で、紹介しようと思ったわけですが……

 とにかく、第1問です。

 第1問の正答率は28%と、1問目としてはかなり低いです。読みの力が要る問題ではないのですが。
(解答などは後日に)
コメント (2)
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やれば出来るじゃないか(捜査)……『CONTROL ~犯罪心理捜査~』 第9話

2011-03-09 11:49:29 | ドラマ・映画
(製作サイドが意図したと思われる)今回の見せ場
Ⅰ「目障りだ」と楢崎警視正(丸山智己)に言い返す小板橋捜査課課長(勝村政信)
 捜査課、仕事(捜査)していましたね。やれば出来るじゃないか!
 前後編にしたこともあり、先週とはえらい違いです。「初めからまじめにやれよ」という思いは強いですが、やたら楢崎警視正が自分本位だったため、やり込めたシーンはベタとは言え、爽快でした。

Ⅱ保護司の蓑田(小野武彦)が真犯人だったというどんでん返し
 視聴者的に見れば、「まさか」の犯人でした。保護司がクサイと見ていた方もおられたようですが、「まさか」でした。
 しかし、倉庫にたてこもった塚原洋二(柏原崇)にとっては、「まさか」過ぎる真相でした。
 犯罪歴のある過去で、世間から冷たく扱われ、やけになって人質を取って立てこもった塚原にとって、最後の心の拠り所であった保護司が、窃盗・強盗・殺人の真犯人で、塚原を追い詰めた一番の張本人だったとは。
 「真犯人を捕らえて、塚原を助ける」「社会復帰させたい」という捜査課のテーマ(思い)でした。しかし、真実は一番信頼していた思いっきり裏切られていたという事実は、絶望の淵にいた塚原を、思い切り崖の下に突き落としたことになるのでは。これでは、塚原はがんばって社会復帰する気にはなれないでしょう。

 捜査課も今週は見違えるほど働きましたが、「事件解決、はい終了」という雰囲気でした。
 塚原はどういう罪(量刑)になるのか、情状酌量を訴えるとか、世間(ちょうどマスコミもいたし)に塚原の事情(窃盗・殺人については潔白)を訴えるとか、元妻を説得とまではいかないけれど事情を説明するとか、所轄の刑事に詫びを入れさせるとか、フォローをしないといけないでしょう。
 寺西刑事(横山裕)も塚原に「ありがとう」と言われて嬉しそうに走り去っていく場合じゃないでしょう。

(存在価値を問われている)南雲教授の活躍(藤木直人)
 心理学者としてはともかく
Ⅰ捜査課への説得
 「窃盗の真犯人を捕まえて来い」という立てこもりの要求、「塚原が窃盗犯だとしたら、いもしない真犯人を捕まえろと要求していることになり、おかしい」など、妙に説得力がありました。
Ⅱ窃盗犯の共通点を見つける
 空き巣のプロとして標的(家)の選び方がおかしいが、プロとしてはおかしい選択も、何らかの合理的理由があるはずという着眼点で面白いと思いました。まあ、南雲教授に言われるまでもなく、所轄がしないといけない捜査でしたが。
 でも、先週、確か「土地勘のあるうえ、下調べも十分」という分析していましたが、今週の「プロとしてはおかしい」というのは先週の分析とは若干ずれがあるものでした。
Ⅲ保護司蓑田に対する観察・分析
 まあ、これは取り立てて言うほどのものではないでしょう

★瀬川刑事(松下奈緒)の活躍
 塚原への説得、外部との連絡、塚原の暴走の抑止役でした。
 今週の前半部分、自暴自棄になる塚原に何か言いたいが、言葉には出しませんでしたが、何が言いたかったのか、言わなかったのか、言葉が出なかったのか、よく分りませんでした。
 現実問題としては、ことが大げさになる前に、「人質立てこもることは、決定的な犯罪行為になってしまう」など説得すべきだと思います。


★非道な保護司
 保護司が起こした事件で塚原が追い詰められ、しかも、人質立て篭もりまでしているのに、そ知らぬふりで説得するとは……
 あと、ぱるぷんてさん「保護司の犯罪理由が金策に困ってと言うけど、リフォーム4件もやったら相応の収入あったやろ」指摘していました。同感です。

 ドラマとしてはまずまず面白かったですが、「どんでん返しで視聴者の意表をつき、事件解決して終わり」という印象です。
 犯罪歴を持つ者の社会復帰は難しいというテーマは、置き去りにされた結末でした。

 SITの突入準備、ガサツ過ぎ……。
コメント (6)
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